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パスワードはどこまで厳しくすべき?  情報セキュリティと現場負担の最適解とは

From: 働き方改革ラボ

公開日:2026年04月16日

この記事に書いてあること

パソコンやアプリのログインパスワードの設定は、情報セキュリティの基本です。サイバー攻撃者にパスワードを突破されないために、厳しいパスワードのルールを設けている会社もあるでしょう。でも、パスワードをいくつも覚えるのが大変で、結局、デスクまわりにメモをしている、なんてことはありませんか? そんなパスワード運用に関する日々の困り事から、「本当に有効なルール」とは何か、考えてみましょう。

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パスワードのこんな悩み、ありませんか?

社員のアカウントを狙う不正アクセスや情報漏えいを防ぐため、複雑で長いパスワードの設定や、パスワードの定期的な変更、使いまわしの禁止といったルールを設けている企業も多いでしょう。パスワードがセキュリティにおいて重要であることは、多くの方が理解しているはずです。一方で、日々の業務の中で、パスワード管理に関して次のような悩みを感じることはありませんか。

  • 大文字入り、記号入りが必須などの細かい決まりがあって、パスワードを考えるのが大変。
  • アプリごとにパスワード設定の決まりが違っていて、似ているけど少し違うパスワードだらけになって、ややこしい。
  • パスワードのメモをパソコンのデスクトップに保存したが、そもそもパソコンのパスワードを忘れて、ログインできない。
  • 忙しい時に限ってパスワードの定期変更を求められて、イライラする。
  • 定期変更で毎回、過去と違うパスワードを求められるため、ネタが尽きた。
  • パスワードを変えたことを忘れていて、朝からログインに失敗してテンションがた落ち。

さぁ作業を始めようとしているところで、パスワードのトラブルに直面するとガッカリしますよね。パスワードの扱いをもうちょっとラクにしたいと、誰でも感じたことがあるのではないでしょうか。

厳しすぎるパスワード管理にはセキュリティの落とし穴も

「ちょっと厳しすぎるんじゃない?」という声も聞こえてきそうな、パスワードのルール。細かいルールを設けることは、本当にセキュリティの強化につながっているのでしょうか。
実は、厳しすぎるパスワード管理は、かえってリスクを高めてしまうケースもあります。

厳しいパスワードルールが招く、現場の行動とリスク

厳しすぎるパスワードルール 現場で起きがちな行動 結果として生じるリスク
覚えにくい複雑なパスワードが必須 付箋に書いて画面に貼る
第三者に見られ、不正利用につながる
サービスごとに異なる細かいルール 忘れないようExcelなどにまとめて保存する ファイルから情報が漏えいする
長く複雑なパスワードを多く求められる
管理しきれず、同じパスワードを使い回す
1度の漏えいで被害が拡大する
定期的な変更が必須 規則性のあるパスワードで更新する
攻撃者にパターンを読まれ、不正アクセスされやすい

厳しいルールは、実際にパスワードを使う人の負担につながります。スムーズに作業を進めたい社員が、ルールの中で無理のないパスワード管理をしようとした結果、かえってセキュリティの危険にさらされてしまうことがあるのです。

そのルール、本当に有効ですか?

ルールの厳格化が、セキュリティを必ずしも強化するとは限らないようです。実際、サイバー攻撃の高度化やセキュリティの実情に応じて、これまで有効とされていたパスワードルールの常識が一部、見直されつつあります。たとえば、米国国立標準技術研究所(NIST)は2017年、サイバーセキュリティに関するガイドラインで、パスワードの定期的な変更は必須ではないとの考えを示しています。

Digital Identity Guidelines : Authentication and Lifecycle Management(NIST SP 800-63B | 米国国立標準技術研究所(NIST

ログイン失敗による時間のロスや、IT担当への問い合わせの増加など、パスワード管理に関する非効率も無視できません。ストレスのない運用ができているかという視点で、自社のパスワードルールが現場に合っているかを見直すことが重要です。

パスワードでつまずいたら、働き方を見直すチャンス!

「長いと覚えられない」「数が多くて混乱する」といったパスワードの困り事は、現場のほんの小さな不満に見えるかもしれません。ただ、こうした日々のちょっとした仕事のやりにくさに、業務効率化や制度改善のヒントが隠されているのです。

ルールは、対象となる社員が守れなければ意味がありません。それでも、不正アクセスを防ぐためには、パスワード突破を防ぐ十分な対策が必要です。多要素認証や生体認証、PINによる本人確認といった方式や、パスワードマネージャーなどのツールの力を借りれば、ひとりひとりの記憶力に頼らなくても、ログインの安全性を高めることができます。誰が運用してもパスワードを破られにくい仕組みを作ることで、「パスワード管理は大変!」という社内のイメージを、一新してみてはいかがでしょうか?

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記事執筆

働き方改革ラボ 編集部 (リコージャパン株式会社運営

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