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企業に求められるサステナビリティとは?自社にできることから進めよう

From: 働き方改革ラボ

2025年12月17日 07:00

この記事に書いてあること

生活やビジネスシーンで、サステナビリティという言葉を耳にする機会が増えています。皆さんは、企業活動においてサステナビリティとはどのような意味を持つのか、正しく理解できていますか? このコラムではそんなサステナビリティについて、用語の意味や、推進するメリットを解説。サステナビリティ経営に対するニーズが高まっている中、自社にできる施策を検討している人のために、先進的な企業の取り組み事例もご紹介します。

サステナビリティとは?

サステナビリティとは、日本語でいうと「持続可能性」という意味。地球環境や人々の生活が、将来にわたって豊かなまま続いて行くことを目指す考え方です。経済や社会を、地球環境を持続させながら発展させていくことが、サステナビリティの目標です。

サステナビリティを構成するのは、環境、社会、経済という3つの要素です。影響し合うこれらの要素がバランスをとり、お互いに支え合いながら持続可能な社会を構築していくことが求められています。

企業に今、求められるサステナビリティ経営とは

サステナビリティ経営とは、環境、社会、経済で構成されるサステナビリティに配慮しながら、事業を持続・発展させていく経営戦略のことです。自然環境や社会問題に配慮した経営や、事業を通じた社会課題解決を通して企業価値を高めていくというのが、サステナビリティ経営の考え方です。

経済的利益だけを優先した経営は、環境破壊や、労働環境の悪化を招きかねません。深刻化する地球温暖化や差別などの社会問題に対処しながら持続可能な社会を実現するために、今、企業には、環境、社会、経済のバランスを重視した経営が求められているのです。

なぜサステナビリティ経営が必要なのか? 取り組むメリット

サステナビリティ経営は、未来の環境や社会のために必要なだけでなく、自社にとっても次のようなメリットがあります。

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顧客や社会からの信頼獲得

企業がサステナビリティの取り組みを進めることで、社会的な信頼を獲得できます。地球環境への配慮や、差別や格差などの人権問題への関心が高い顧客や投資家は、サステナビリティの実現に寄与する企業を高く評価します。サステナブルな商品展開や活動に対する支持が、企業イメージの向上や、実際の商品・サービスの購買、また投資にもつながるでしょう。

従業員の満足感やモチベーションの向上

サステナビリティ経営においては、地球環境だけでなく、社会や人々の生活を豊かにするための活動も求められます。企業の資本である人材を重視する経営によって、労働環境の改善や、従業員のモチベーションの向上も実現できるでしょう。また、環境や人を大切にする企業という社会的評価を得ることで、従業員のエンゲージメントや、会社に対する満足度もアップ。離職の防止や、新たな人材の獲得につながるというメリットもあります。

コストダウンや効率化を実現

環境に配慮したサステナビリティ経営によって、コストダウンや業務効率化も実現できます。資源の再利用や、廃棄物やエネルギー低減などの取り組みを通じて、業務コストを削減。業務のスリム化を図るための作業工程の見直しやペーパーレス化、自動化の取り組みが進めば、業務効率化や長時間労働の是正にもつながるでしょう。

企業のサステナブルな取り組み事例

サステナビリティに寄与したいものの、自社の事業を通じて環境や社会問題を解決する方法が見つからないという方もいるでしょう。そこで、具体的な施策のヒントになる、サステナブルな取り組みの企業事例をご紹介します。

重油ボイラーの廃止と再エネ導入で大幅なCO2削減を実現

埼玉県で非鉄金属製造業を手がける来ハトメ工業株式会社は、2010年のエコアクション21(環境省が定めた環境経営システムに関する認証制度)の取得をきっかけに、CO2削減に着手。環境管理責任者が、専門性の高い講演会やセミナーに出席して脱炭素経営について理解を深めた上で、社員にも省エネやCO2削減に関する環境教育を実施して、理解を促進しました。

その上で、エコアクション21が公開する「環境への負荷の自己チェック表」を用いて、自社の事業活動による環境負荷を測定。CO2排出量の算定結果をもとに、重油ボイラーを廃止して再生エネルギーを導入し、2010年に406.5t-CO2だったCO2排出量を、2021年度には9.51t-CO2にまで削減しました。

チョークの開発で社会課題解決に寄与

チョークなどの文具の製造を手がける神奈川県の日本理化学工業株式会社は、「人にやさしく、環境にやさしい」という考え方をベースに、サステナブルな商品を開発・展開。識別しやすいユニバーサルカラーデザインの「eyeチョーク」の製造販売によって、誰もが理解しやすい授業の実現に寄与しています。また、毎年20万トン廃棄されるホタテの貝殻を再生活用した「ダストレスチョーク」を開発。鮮明な発色かつ粉末が散布しにくい商品で、素材を活かした品質の向上と社会課題解決への寄与を実現しています。

障害者雇用にも積極的に取り組み、障害を持つ人にもわかりやすく、働きやすい製造工程を実現。従業員の働きがいと企業の持続的成長の両立を目指しています。

廃棄ビールから作った「クラフトジン」を飲食店へ

茨城県の木内酒造株式会社は、酒造りを中心とした持続可能な仕組みの実現を目指しています。酒の製造過程で排出する米や麦の粕を畜産業者へ提供するなど、地域企業と連携した施策によって地域の循環経済を実現。また、コロナ禍で大量廃棄されるビールを、クラフトジンや消毒用アルコールへ生まれ変わらせるアップサイクルも実現。消毒用アルコールは、コロナ禍に消毒用アルコールの入手に苦慮していた自治体や医療機関等各種機関に無償提供されました。

ビール製造においては規格外とされる大麦を活用した「日の丸ウィスキー」も注目を集めており、循環型の事業に対する社会の共感や話題性が、売上アップを実現しています。

社員主体のサステナブル商品開発でモチベーションが向上

東京都のゴム製品メーカー・雪ヶ谷化学工業株式会社は、2019年からSDGsと自社の事業を同期させたサステナブルな取り組みに着手しています。天然ゴムからアレルギー物質を取り除き、さらに⽯油由来原料を1090%の削減したサステナブルスポンジシリーズを開発。素材である天然ゴムに関する労働環境を現地調査するなど、適切な労働環境構築や、フェアトレードの実現にも寄与しています。

また、SDGsに関する社員主体のワークショップやプロジェクトチームを発足。社員発案によるサステナブル新商品の開発も進んでいます。情報発信の機会やメディアの露出が増えたことで、社員のモチベーションが向上するという副次的効果もあがっています。

価値ある企業になるためにサステナビリティ活動を進めよう!

サステナビリティの取り組みは、企業価値向上や顧客からの信頼獲得だけでなく、労働環境の改善やモチベーションアップなど、働く人への好影響も生み出します。大きな環境課題や社会問題に今すぐ寄与できなくても、製品の素材の置き換えや、原料の調達工程のチェックなど、一部のステップから着手できるサステナブルな取り組みもあるでしょう。まずはサステナビリティについて全社で理解し、自社の業務をチェックすることから、サステナビリティ活動を始めてみてはいかがでしょうか?

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記事執筆

働き方改革ラボ 編集部 (リコージャパン株式会社運営

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