在宅勤務で仕事スイッチが入らないのはなぜ? 「集中できない理由」は意外とシンプル
公開日:2026年04月14日
この記事に書いてあること
働き方が多様化する中、効率性や人材活用の観点から在宅勤務を取り入れる企業が増えています。通勤の時間を削減できる、自分に合った環境で仕事ができるといったメリットがあり、効率が上がっている人がいる一方で、在宅勤務だと仕事がはかどらない、なんていう声もよく聞きます。そこでこのコラムでは、在宅では仕事のスイッチが入りにくい、集中できないという理由を考えてみましょう。
在宅勤務で仕事スイッチが入らない!
在宅勤務が導入されて、最初は「通勤がなくてラク」「私生活との両立ができてありがたい」と思ったものの、実際に始めていると、こんな困りごとに直面したなんてことはありませんか?
- ・「始業時間になっても、仕事のスイッチが入らない」
- ・「仕事に集中できず、オフィスでやるよりも作業に時間がかかる」
- ・「ついつい、スマホに手を伸ばしてしまい、業務が中断される」
- ・「家が散らかっているのが目について、掃除を始めてしまう」
- ・「昼食を食べて仕事を始めようとしたら、眠くなってうたた寝をしてしまう」
在宅勤務だと、仕事モードや集中モードになかなか入れない……そんな自分は、だらしない人間なんじゃないかと思ってしまいますよね。でも、本当にその人の性質だけが理由なのでしょうか?
「だらしない」からじゃない? 在宅で仕事に集中できない理由
オフィス勤務と在宅勤務の大きな違いは、出勤の有無と、働く場所です。このふたつに着目すると、オフィスに行けば集中できるのに在宅だと仕事がはかどらないのは、次のような環境や人間の脳の仕組みにも理由があるとわかります。
自宅は「休息する場所」だから仕事に向かない
家は本来、仕事をする場所ではなく、休息する場所です。仕事中が「オン」の状態だとすると、自宅にいる時は、日頃の疲れをとるための「オフ」モード。頭も体もリラックスしている状態では、仕事をやる気になれませんよね。自宅でも仕事モードに入るには、普段リラックスして過ごしているリビングやダイニングでは仕事をしない、家族がいる場所とは別の場所に作業スペースを確保するなどの工夫が効くでしょう。
出勤という「切り替えのスイッチ」がないから
オフィス勤務には、身支度をして家を出て通勤をするという、仕事モードへの切り替えができる一連のステップがあります。在宅勤務では通勤の必要がないため、仕事と私生活の切り替えが難しいのは当たり前のこと。家から出ないとしても仕事着に着替える、朝の散歩をする、コーヒーを飲むなど、自分なりの勤務開始のスイッチを作ってみると良いでしょう。
仕事への「動機付け」が足りないから
ひとつひとつの仕事に対する動機付けが弱くなってしまうことも、在宅勤務がはかどらない理由のひとつです。オフィスとは違って、上司や同僚の反応がすぐに得られないため、「上司の期待に応えたい」「この資料を早く人に見せて意見を聞きたい」といったモチベーションを持ちにくくなり、仕事に着手するのが遅くなりがちです。また、オフィス勤務では、周りで同僚が働いていることも、仕事に向かう大きな動機です。在宅ではそうした自然と仕事モードになれる環境がない中で、自立的に仕事に向き合う必要があります。
環境が変わらない在宅勤務は脳への刺激が少ない
脳は、新しい環境に刺激を受けることで活性化するという特徴があります。私生活でも仕事でも、同じ自宅という環境にいることで、目に入る景色が変わらず、モチベーションや意欲が低下します。仕事をする時は外の景色が見える場所に移動する、コワーキングスペースを活用してみる、ルームフレグランスで香りを変えるなどの工夫で環境を調整すると、仕事モードへと気持ちを高めることができるでしょう。
環境作りが大事な在宅勤務。それってあなたに合ってる?
通勤時間も減らせて、時間や働き方をある程度自分で調整できる在宅勤務。効率的なはずなのに、仕事がはかどらなくて悩んでしまうかもしれませんが、ほとんどの原因は環境にあります。となると、「やる気を出そう!」とがんばるだけでは、解決につながりません。原因が意外とシンプルだとわかったら、環境の整理やルーティンのちょっとした工夫で、仕事がはかどる在宅勤務を実現できそうですね。
それに、在宅勤務で効率が落ちるのは、仕事の特性にも理由があるのかもしれません。オフィスでメンバーと顔を合わせてコミュニケーションをとったり、連携して作業を進めたりするほうが効率が上がる業務もあるでしょう。チームで一度、本当に在宅勤務が効果的かどうか、話し合ってみるといいかもしれませんね。
自分らしいワークスタイルを見つけよう!
在宅勤務でモヤモヤを感じたら、きっとそれは、働き方を良くするチャンスです。個人が、自宅の環境や仕組みを整えることも有効ですが、組織としてできる改善の取り組みもあります。在宅勤務中のスケジュール管理・タスク管理ができるツールの導入や、ハイブリッドワークなどの新しい働き方も選択肢に入れて、働く人がもっと能力を発揮できるワークスタイルを探してみてはいかがでしょうか?
記事執筆
働き方改革ラボ 編集部 (リコージャパン株式会社運営)
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