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特集2 脱炭素社会への一歩

環境配慮と働きやすさを両立 脱炭素社会への一歩を踏み出す「エコなオフィス」
SDGs 13

2019年3月、リコージャパン初の省エネモデル事業所として、岐阜支社の新社屋が竣工しました。オフィスビルのエネルギー消費を削減することが課題となっているなか、RE100※1を体現し、20年30年先を見据えたエコなオフィスとして、またES・CS向上を実現する取り組みでも、県内外から注目を集めています。

※1
事業運営で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを宣言した企業が加盟する国際イニシアチブ。

脱炭素時代にふさわしいオフィスであるために

自然光を採り入れた空間デザインと、随所に配されたグリーン、そして開放的なレイアウトが印象的な岐阜支社の新オフィス。太陽光発電や蓄電装置、非常用電源にもなる電気自動車の導入など、省エネ・創エネ・蓄エネのさまざまな仕組みを、オフィスの快適性を損なわない形で導入しています。「環境配慮」と「働きやすさ」の両立という、リコージャパンならではのノウハウが集約された新社屋は、建物が年間に消費する一次エネルギーを正味で75%以上削減し、「Nearly ZEB※2」認証を取得。また、蓄エネで災害時の非常用電源共有の機能も実現しています。

岐阜支社長・林徹也は、その背景について、こう振り返ります。「新社屋は、これから先も長く使われ続けるものです。それを踏まえると、20年後、30年後を見据えた設計でなくてはなりません。未来の岐阜支社やそこで働く社員、さらには彼らを取り巻く環境を考えたとき、新社屋の在り方として、社会課題解決への貢献は不可欠な要素でした。

社会課題のなかでもリコーグループは『脱炭素社会の実現』を重要課題に掲げています。そこで、RE100を体現するオフィスとしてNearly ZEB認証を取得し、岐阜支社から持続可能な社会の実現を提案していけたらと思いました。

また、この機会に自社のオフィス環境全体をレベルアップさせたいと思い、『岐阜支社を良くするプロジェクト』をスタート。『笑顔でつながるわくわくオフィス〜進化・創造・ing〜』をコンセプトに、リニューアルプロジェクトを展開しました」

※2
ZEB:ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称。「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」と3段階の定量的要件が設けられている。

屋上に設置した太陽光パネルにより再生可能エネルギーを創出

電気自動車(EV)は災害時には非常用電源としても活用できる

リニューアルを通じて社員の意識が変化 社員満足度も大幅に向上

プロジェクトメンバーの杉江由美子は、リニューアルに取り組む過程で、社内の課題を洗い出すことができたと話します。

「移転を前提に、旧社屋でも新しい施策を実践し、社員の意見をヒアリングしました。すると、今まで表面化していなかった課題が、その背景とともに次々と見えてきたんです。どうすれば全員が効率良く快適に働けるのか、話し合いを重ね試行錯誤するなかで、社員一人ひとりの考え方が、より前向きに、柔軟に変わっていったように思います。例えば、反対意見の多かったフリーアドレス化も、今では営業からスタッフまで職種を問わず実現。2018年度のES調査では、社員満足度が大幅にアップしました」

自然光をふんだんに採り入れた空間で、電気消費量も低減

脱炭素への取り組みを通じてさらなる好循環を生み出していく

「リニューアルプロジェクト」のメンバー

こうして完成した新社屋は、RE100や働き方改革につながる製品・サービスを社内実践を通じて紹介する「エコなオフィス」となっていると、林はさらに語ります。

「什器から発電設備まで、できる限りリコージャパンが販売・保守できるものにこだわって導入しています。ですから、お客様には、リコージャパンが実践するオフィス空間をまるごと体感いただき、運用のノウハウと合わせて、最適なご提案をすることができます。

全国的に見ても再生可能エネルギーだけで賄えている事業所というのは、なかなかありません。そうしたなかで、『環境のことなら岐阜支社へ行けばわかる』というように、リコーグループのなかでも存在感が高まっていることを感じます。このような結果が社員の自信となり、さらなる改善を促進し、事業拡大にもつながっていく。岐阜支社では、こうした好循環が生まれています」

VOICE

SDGsやRE100を地域社会にも発信していきます

写真:林 徹也
販売事業本部 岐阜支社 支社長
林 徹也

SDGsやRE100について、お客様はもちろん、地域社会にも情報を発信していきたいと思っています。例えば、岐阜市主催の環境をテーマとするツアーでは、岐阜支社も視察先やイベント会場として積極的に協力しています。新社屋の竣工はゴールではなくスタートです。今後も、リコーグループが取り組むSDGsやRE100を体現する場として、さらに進化させていきたいと考えています。

岐阜支社を「ES向上=CS向上」のモデルとしてご紹介しています

写真:杉江 由美子
販売事業本部 岐阜支社
バリュープロポジショングループ 兼 事業戦略グループチームマネージャー
杉江 由美子

ES向上がCS向上につながることは、私たち自身が日々実感していることです。実践し効果も知っているからこそ、お客様に自信を持って、自分の言葉でご提案できるようになりました。私たちの変化を見て「皆さんキラキラ輝いているね」とお褒めの言葉をいただくことも。「岐阜支社を良くするプロジェクト」をぜひ参考にしたいというお声もいただき、プレゼンテーションをする機会が増えています。