- 後列左から
- 村山 克己、大塚 大二郎、卯都木 和仁、会田 稔、森谷 真一郎、川島 宏之
- 前列左から
- 奥村 直人、松木 稚佳子(聞き手)
営業職の女性(エイジョ)は、その9割が入社10年以内に現場を離れてしまうというデータがあります。
営業が好きでやりがいも感じているのに、結婚や出産などのライフイベントがきっかけでやめてしまう人が多いといいます。
その課題を解決するために、2014年に社外プロジェクト「新世代エイジョカレッジ」が立ち上げられました。毎年、多くの異業種女性営業が参加し、自らの働き方を改革する実証実験を行い、社内外に新しい働き方を提言してきました。
2017年度は、20社150名が参加し、生産性と顧客価値の両方の向上を目指した「次世代型営業モデルの創出」がテーマ。各社ごとに実証実験を行い、書類審査やプレゼン選考などを経て、選ばれたチームがエイジョカレッジサミットで発表を行います。
リコージャパンからは10名のエイジョが参加。2チームに分かれて実証実験に取り組みました。サミットに進んだ1チームが特別賞を受賞しました。
彼女たちのテーマは「プレミアムエブリデー!」。退社時間はなぜ17時半なのか、短時間勤務が普通にならないかなどの固定観念にとらわれない発想から、上司とともに16時退社に挑戦しました。お客様や職場のメンバーの協力も得て、2か月間の実証実験を行い、効果を検証しました。短時間勤務でも成果を出せるよう、生産性を意識して仕事を進めたことから、売上向上にもつながりました。
さらにお客様からは、「時短前と変わらないと感じた」「自社の働き方改革の参考にしたい」と取り組みへの賛同の声もいただきました。
プレゼンを聞いた有識者からは「16時退社で時間は短いが、成果は前年の倍以上。まさに働き方改革の実験だ。営業から社会を変えたい、時短という考えをなくしたいという思いが痛いほど伝わってきた。16時に退社しても時短と呼ばれない未来は不可能ではない」と高い評価をいただきました。