SDGsコミュニケーションブック2023
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リコージャパン SDGs動画現状世界全体のCO2排出抑制は順調とは言えず、気候変動に起因する自然災害のリスクがさらに高まっている。解決策(2022年度実績、2015年度比28.8%減)社会へのインパクト04リコージャパンへの期待リコーが1998年に提唱した環境保全と利益創出を同時実現する「環境経営」の知見による、社会革新への貢献が期待されている。自社のCO2排出量18,700 t(2025年度目標、2015年度比40.9%減)清水 洋岐パブリックサービス本部 スマートエネルギー事業部脱炭素・エコソリューション事業企画推進室 室長エネルギーの収支をゼロにする建物2021年12月オープンの北海道支社帯広事業所は『ZEB』を認証取得しましたインドネシア「リコー ビンタンの森」では、成長したマングローブの根元に魚の姿も見え始めています気候変動問題に関する国際的な枠組みである「パリ協定」が採択されて以降、世界各国で取り組みが進められていますが、世界の平均気温は今なお上昇を続けています。日本国内においても、政府が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げていますが、この達成のためには産業構造や社会・経済を変革していくことが求められます。リコージャパンでは、「脱炭素社会の実現」を経営の重要課題の一つと捉え、さまざまな活動を推進しています。社内の取り組み事例 全国の移転・新設事業所のZEB*化2019年にZEBリーディングオーナーに登録、2022年度までに11事業所でZEB認証を取得しています。脱炭素と働きやすさを同時に実現するモデル事業所の実践事例としてお客様にもご紹介し、省エネ・創エネ・蓄エネ等に関するノウハウを提案しています。* Net Zero Energy Building:カーボンニュートラル実現に向け、工場や事務所の消費電力の削減、製品やサービスの使用時におけるCO2排出削減などに企業が取り組む。Web今後の目標や展望最近、大手企業のお客様だけでなく、中小企業のお客様とお話をしていても、脱炭素やCO2削減といったキーワードをお聞きする機会が本当に増えてきました。また、昨今のエネルギー価格の高騰も相まって、お客様の経営課題になってきています。一方で、「なぜ“脱炭素”に取り組まないといけないの?」「何から始めればいいの?」「社内で検討、推進できる人材がいないよ」といったお悩みを抱えている方もいます。そこで、「環境経営のリコー」の知見とノウハウをベースに、自社の取り組みをさらに進化させ、お客様に寄り添って脱炭素経営のお手伝いをしたいと考えています。マングローブ植林でCO2削減に貢献お客様とともにSDGsに貢献する活動の象徴として、2020年2月からマングローブ植林を始めました。省エネ性能の高い複合機を1台導入いただくごとに、東南アジアにマングローブを1本植林します。2023年3月までに累計31万本を植林しCO2削減に貢献しています。ガソリン使用量の削減リコージャパンが排出しているCO2の約2/3はガソリン消費によるもの。そのため、社有車の台数を減らす工夫やEV(電気自動車)・PHV(プラグインハイブリッド自動車)の導入、社員のエコドライブの意識改善などで、ガソリン使用量の削減を図っています。鳥取支社は、EV・PHVの置き換えや共有車の活用により、2021年度は約26%(2019年度比)のガソリン使用量削減を達成しました気候変動に具体的な対策を22,521t

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