SDGsコミュニケーションブック2023
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3,217人現状広い視野で現代社会のさまざまな課題を認識し、持続可能な社会をつくる担い手の育成が必要になってきている。解決策社会へのインパクトSDGs授業を受けた子どもの人数05リコージャパンへの期待社内やお客様にSDGsの取り組みをお伝えするノウハウや、地域のネットワークを活かした教育への貢献が期待されている。(2022年度実績)持続可能な社会を実現するためには、次世代を担う子どもたちが現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、自ら問いを立てて行動していく力を育む「教育」こそが重要です。日本国内では、日本政府が提唱した持続可能な開発のための教育(ESD*)をSDGsの17すべての目標の実現に寄与するものとして、学校教育でも、積極的に推進しています。リコージャパンでは、各地のSDGsキーパーソンが中心となり、子どもたちにSDGsの学びを届けています。*ESD:Education for Sustainable Development小林 ひろみデジタルサービス営業本部埼玉支社 事業戦略部プロモーショングループ2022年11月に、さいたま市内の海老沼小学校5年生に向けて行ったSDGs出前教室の様子SDGs紙芝居は現在6話を作成。ゴール2の「おにぎり1個と地球3つのお話」は、食品ロスと3R(リデュース、リユース、リサイクル)がテーマ持続可能な開発を促進するために必要な知識やスキルの習得を、企業が地域での実践者の視点で支援する。社会貢献での取り組み事例 産学官連携によるSDGs出前教室埼玉支社では、さいたま市環境局、埼玉大学との産学官連携にて、さいたま市内の小学校4~5年生を対象にしたSDGsの出前教室を行っています。2022年のプログラムの内容には小学校4年生の社会科で学ぶゴミの問題や、各学校が取り組みとして掲げているSDGs PRシートの内容も盛り込み、クラス単位で実施しました。講義の後半では5年生で学ぶ森林の循環についてふれた後、さいたま市環境局の職員の方と埼玉大学の学生さんにもサポートに入っていただき、間伐材を使用した木のストローの作成を児童に体験してもらいました。今後の目標や展望教育現場では、持続可能な社会の担い手を育てる教育「ESD for 2030」の推進により、子どもたちが環境問題や社会問題について学ぶ機会が増え、SDGsへの関心も大変高くなっています。現在、リコージャパンではSDGsキーパーソンを中心に出前教室や大学での講義など、児童や学生に向けた活動を推進するメンバーが社内に大勢います。今後、さらに多くの地域で子どもたちに向けた活動の場を広げていけるよう、SDGsキーパーソンのレベルアップを図っていきます。そしてより質の高い教育が届けられるよう自治体や教育機関、地域企業との連携も広げていきたいです。子どもたちに伝える! 一緒に考える!SDGs出前教室長野支社では、未来を担う子どもたちに向けてSDGs 出前教室を開催しています。「SDGsの自分ゴト化・考えるきっかけをつくる」をテーマとしており、長野支社オリジナルの「デジタルのSDGs紙芝居」をメイン教材として用意。子どもたちが楽しくSDGsへの理解を深め、学校や保育園での学びだけで完結せずに、家族でも話し合いができるように工夫したプログラムとなっています。この取り組みは、「信州SDGsアワード2021企業の部」で長野県知事賞を受賞。2022年度は県内で6件開催しました。質の高い教育をみんなに

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