SDGsコミュニケーションブック2023
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現状都市部に人口が集中し、過疎化が進む地域では経済の衰退、コミュニティの消滅など、さまざまな問題が顕在化している。解決策地域・社会システムの維持発展・効率化による社会へのインパクト生活基盤向上貢献人数06リコージャパンへの期待デジタルサービスによる賑わいの創出、自治体サービスの充実、移住支援など、全国での先進事例の展開が求められている。(2022年度実績)(2025年度目標)森谷 豊(左)デジタルサービス企画本部 スマートコミュニケーション企画センターコミュニケーション企画室 UC事業グループ渡辺 圭介(右)デジタルサービス企画本部 スマートコミュニケーション企画センターサイネージコンテンツ企画室 デジタルサイネージ事業グループ横幅約6m×高さ約4mの六角形の部屋に、6台のプロジェクターによるVR映像演出「バーチャルな極楽浄土」横幅約5m×高さ約3mで映像投影し壺屋焼、壺屋地域の魅力などのサブストーリーを紹介古民家独特の雰囲気を味わえるコワーキングスペース人口減少が進む日本社会において、過疎化する地域が増えることで、空き家の増加、商店の閉鎖、公共交通の利便性低下など住民生活における問題のほか、労働力の減少など産業基盤に関わる問題が起きています。リコージャパンはSDGsが目標とする「誰一人取り残さない持続可能なまちづくり」を実現するため、行政や企業、各種団体、市民の方々と多様なパートナーシップを結び、地域活性化に向けた最適なソリューションを提案しています。地域がそれぞれの自然や文化などの魅力を活かして、移住者や長期滞在者、旅行者を含む関係人口を増やす。お客様との取り組み事例 VRシアター空間演出三重支社では国宝建造物のある真宗高田派本山専修寺様にて新規宝物館(燈炬殿)建設に合わせ、「教えにであう宝物館」として最新技術とデジタルコンテンツの融合による360度のVR映像空間演出および床面映像演出を実施しました。お客様から「期待以上の完成度です」と感動・感謝をいただきました。1,800万人884万人今後の目標や展望私たちは地域における文化の魅力をデジタルコンテンツ・サイネージによって表現し、お客様だけではなく、地域の皆様に喜びや感動体験を作り出すことを心がけています。それぞれの地域社会に合った「環境」「賑わい」「安心・安全」の3つを軸とするデジタルサービスを中心に、プロダクト提案・アプリケーション・システム・コンテンツまでワンストップの専門チームで全国に提供し続けます。今後も地域の活性化のため、デジタル技術を活用した積極的な取り組みを進めます。博物館の来場者の満足度向上沖縄支社では那覇市立壺屋焼物博物館様にてリコーデジタルサイネージの仕組みを利用して映像シアター、映像解説設備を整備し、文化芸術発信拠点施設における多言語化およびユニバーサルデザイン環境を高めることに貢献しました。外国人を含め多くの来場者の満足度が上がりました。伝統を守る×新しいワークスタイル栃木支社では、「鹿沼の三名園」の一つとして親しまれてきた庭園「掬翠園(きくすいえん)様」内にコワーキングスペースを構築。趣のある日本家屋の中には、枯山水の庭を眺めながらテレワークができる縁側や和室があり、伝統に触れながら働く新しいワークスタイルを提案しています。住み続けられるまちづくりを

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