リコージャパンが全国でお客様とともに進めているSDGs/ESGの取り組み事例をご紹介します。
リコージャパンでは全国の支社および部門にいる約740名のSDGsキーパーソンが活動しています。社内へのSDGs/ESGの浸透、啓発、活動推進や、お客様のSDGsへの貢献、ESGの取り組みを支援しています。
財務営業のSDGsキーパーソンとして、製品・サービスを通じてお客様とSDGsへの取り組みを進めています。SDGs視点でのご提案アプローチは、お客様から経営課題に一緒に取り組むパートナーとして認知いただけます。1社では限界のある取り組みもパートナーの輪を広げることで実現する、そんな想いで立ち上がった「Teamサステナビリティ京都」にはさまざまなパートナーが参加され、一緒にSDGsと京都活性化の同時実現を目指しています。
2020年育児休暇復帰後にSDGsを知り、お客様との接点活動(架電)において、共通言語になることを体感しました。現在はSDGsの社内浸透の促進に注力しています。社内のSDGsの活動に積極的に参加し、等身大の姿を社員にも共有しています。また、社内浸透に苦慮されているお客様と連携し、「かごしまSDGsワーキンググループ(仮称)」を結成しました。社内で実践した取り組みの紹介や外発的な活動を通じて、新たな一歩につなげていきます。
SDGsキーパーソンが本社事業所の社員に、自分の担当するWork(業務)とSDGs/ESGのつながりを考えるとともに、自分のLove(好きなこと)から社会課題を考え、視野を広げるワークショップを実施しました。参加した社員からは「自身の業務の目的を見失いがちだったが、ESGに当てはめて言語化することで、仕事に誇りを持てるようになった」との声があり、SDGsやESGの理解が深まりました。
全国の支社と事業所が地域色豊かなアイデアで、SDGs/ESGの取り組みを行なっています。社員一人ひとりの意識改革を促し、持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めています。
京都支社は、これまで3拠点に分かれていた事務所を統合し、「Connected」をコンセプトにオフィスをリニューアルしました。温湿度と照度、CO2濃度などを計測可能な環境センサーを設置したほか、空調デマンドコントロールシステムの導入によって使用エネルギーを可視化し省エネを図っています。また、ミーティングスペースには、倒木や流木を加工したオリジナル什器を設置するなど資源の有効活用にも取り組み、社員の環境意識向上につなげています。
広島支社は、2023年8月に「こども参観日FAMILY DAY」を開催。14組41名の家族が参加し、名刺交換やコピー機の仕組み学習、360度カメラ、オリジナル恐竜づくりなどを体験しました。このイベントは、社員の家族に職場を理解してもらい、ワークライフ・マネジメントを推進する目的で開催しています。子どもが親の仕事に触れることで、職業観の醸成にも貢献します。今回は、インターンシップの学生に運営を体験いただき、企業の取り組みを紹介しました。
大阪市本町橋事業所のリニューアルに伴い、不要になった来客受付カウンターの木材を再利用してRFID投影用の什器を作成。什器にRFIDタグ付き木製フレームを差し込むと、大型スクリーンにSDGsに関するコンテンツが投影されます。お客様の興味を引く効果的なツールとて、SDGsへの取り組みをご紹介しています。お客様からは「SDGsへの関心が高まりました」とのお声をいただいています。
リコージャパン初の『ZEB』注1 認証を取得した和歌山支社では、マングローブ植林活動の取り組みを見える化し、社員の意識向上につなげています。社員が描いたイラスト「植林活動を通じて目指すミライ」は、植林活動が6つのSDGsゴールにつながっていく様子を表しています。このイラストをサイネージに投影し、植林対象の複合機販売台数に応じてイラストが完成に近づく仕組みを構築。お客様とともにSDGsへの貢献に取り組んでいます。
リコージャパンは、事業とSDGs/ESGを同軸と捉えてさまざまな取り組みを推進しています。社内実践のご紹介など、お客様の取り組みを支援する活動を全国で行なっています。
三重支社では、フェアやセミナーイベントにお越しいただいたお客様へ「RICOHサステナ見える化ツール」を活用し、お客様の事業をESG視点で見直すお手伝いをしています。ヒアリングシートにより、お客様のSDGs/ESGの取り組みを顕在化し、今後取り組むことを明確にします。お客様に伴走し、一緒に成長していくことが目的であり、お客様からは未来の課題を言葉にしていただけるようになりました。
SDGs研究会は全5回のプログラムを通して、①SDGsへの理解を深める②自社の取り組みを見直す③参加者同士の研鑽の場の提供、を目的としたお客様向け研究会です。セミナーや討議などを通して知識を深め、情報や意見を交換することで課題解決のヒントにつなげることができます。リコージャパンは研究会や取り組み度合いに合わせた実践事例の紹介を通じて、お客様のSDGsの取り組みに伴走支援いたします。
荘内銀行様とリコージャパンは、地域企業のSDGs経営の推進を目的として、2023年に連携協定を締結し、本業やESGの視点でDX、GX、働き方などさまざまな課題を事業者とともに考え、協働によるオーダーメイド型のコンサルティングを提供しています。2023年11月には荘内銀行様が主催する「次世代経営塾」においてSDGs/ESGワークショップをリコージャパンが担当し、参加企業のサステナビリティ戦略の基礎固めを支援しました。
パートナー企業の株式会社ムサシ様において、カードゲーム研修「2050カーボンニュートラル」を開催しました。この研修では、政府やNPO、各業種のチームに分かれ、カードゲームを通じて各々の事業目標達成とカーボンニュートラル実現を両立する大切さを学びます。ムサシ様の藤本社長は「これからは私たちにも社会課題の解決が求められる時代。SDGsやカーボンニュートラルの本質を正しく理解し、お客様提案につなげるきっかけになった」と話されました。
リコージャパンはSDGsの目標達成に貢献するため、行政や企業、各種団体、市民の方々と多様なパートナーシップを結び、地域活性化に向けた最適なソリューションを提案しています。
山梨支社は甲府市と「SDGsの推進に関する連携協定」を締結。産学官連携による取り組みを推進し、SDGsの機運醸成や企業などと若者の交流、SDGsに取り組む地域企業の魅力を発信する機会につなげています。若者と地域と企業がSDGsに取り組む意義や重要性を実感し、SDGsを自分事として捉えアクションへとつなげる「若者によるSDGs普及啓発事業」では、市内大学の学生と『SDGs推進レポート集作成事業』『SDGs普及啓発プログラム構築事業』を実施しています。
秋田支社は秋田大学と地域連携ゼミに関する協定を締結し、学生とともに地域の課題である「若者の秋田定着」と「労働力確保」に取り組みました。その成果は「RICOH Value Presentation 2023 AKITA」で学生によって発表され、来場者から高い評価を受けました。今後も秋田の未来創造に向けてさらなる共創を進めていきます。
奈良支社ではたんぽぽの家様と共催で、障がいの有無に関わらず誰もが参加できる、まち歩きフォト撮影イベント「世間遺産@奈良」を2023年12月に開催しました。世間遺産とは、有名な場所ではないけれど、未来の世代に残しておきたい「人、もの、風景」のこと。カメラを通して、新たな奈良の魅力を発見しました。撮影した写真はリコーの複合機で印刷してプレゼントし、参加者の皆さんに喜んでいただきました。
和歌山支社は、「福祉×アート×観光」をテーマとした「白良浜deひらひらTシャツアート展(白浜町)」に2021年から参画。本イベントは、誰もが笑顔になれる社会課題解決を目指しており、地元企業と福祉施設が手掛けたTシャツが砂浜になびきます。和歌山支社は、営業力を活かしたイベント告知活動やガーメントプリンターを使用したワークショップなどで協賛。地域のお客様と連携し社会貢献に取り組んでいます。
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