紙であふれた事務所からどのようにDXを進めてきたのか?
2025年05月12日 14:00
この記事に書いてあること
みなさん、こんにちは。リコージャパン北海道支社です。
「DXは何から始めたらいいの?」と、お客様からよくご質問をいただきます。
今回は、私たちがDXをどのように進めてきたのかご紹介いたします。
DX何から始めたらいいの?
経産省のDXレポートにはDXの構造として、「企業が具体的にアクション設計をできるように、DXを3つの異なる段階に分解する」「これらは必ずしも下から順に実施を検討をするものではない」との記載があります。
リコージャパンでは、この3つの段階を並行して取り組んでいますが、 北海道支社では、その前段として取り組んだ「紙文書の削減」が、DXの下地となりました。

参考:DXレポート2中間取りまとめ(概要) | 経産省[PDF]
紙文書の削減(DXの下地)
きっかけは「働き方・働く環境を変えたい」という想いでした。しかし、最大の障害は紙文書でした。紙に依存していると、働く場所・人が固定され、リモートワークをしづらいという問題がありました。そのため、まずは「個人保管の紙文書を限りなくゼロにする」ことを目指しました。
ポイントは、紙文書を「組織文書」と「個人文書」に分けること、電子化の有無や活用頻度に応じて保管「場所」と「量」を決めることです。

アナログデータのデジタル化(デジタイゼーション)
ペーパーレス会議はハイブリッド会議を可能にし、資料印刷コストと時間の削減につながります。また、投影機器やWeb会議用デバイスを常設することで、さっとミーティングを始めやすくなり、準備時間の短縮にもなります。

個別業務のデジタル化(デジタライゼーション)
電子契約は改ざんや原本紛失のリスクを減らし、押印のための出社が不要になります。
また、印刷・印紙・原本保管が不要になり、コスト削減にもつながります。

全社視点でのデジタル化(デジタルトランスフォーメーション)
経営層が関与することで、全社的な変革を実行できます。
リコージャパンでは、全社横断のDX委員会を発足し、社長自らが号令をかけ、経営者・IT部門・業務部門が対話をしました。
「リコージャパンのDXとは?」から始まり、お互いの想いを把握し、ポイントを整理・体系化しました。
現在、「お客様のDX支援」と「社内DX」の二つの柱を中心に展開しています。社内外でのDX推進を通じて、継続的な企業価値向上を目指しています。

リコージャパンのお役立ち情報(DX事例|セミナー情報)
どの段階から始めてもよいとされるDX推進。まずは情報収集から始めるのが良いでしょう。その際には、リコージャパンの実践事例をぜひご参考にしてください。それぞれの段階に沿った事例をご紹介いたします。
また、DXの前段として取り組んでいた紙の削減は、DX推進だけでなく、快適なオフィス空間づくりにもつながっています。
実践事例+オフィス見学
当コラムに記載の実践事例は、オシゴトまるごと体感ツアー「DX基本の“き”」コースにて詳細をご紹介しています。
事例
道内企業様のDX推進事例をご紹介しています。「受発注業務の効率化」に奮闘した企業様の事例など、業種別や課題別で絞り込み、ご覧いただけます。
セミナー
「水曜ウェビナー」は、リコージャパンが毎週水曜にお届けしているオンラインのビジネスセミナー(ウェビナー)です。
皆様のご参加をお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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