自分の「引き出し」を増やし、
何事にもとことん突き詰めて
考えることがCEにはとても大切。
仕事に取り組む上で私のベースになっているのは、新人時代の当時の上司からの「どんなことにも理由がある。何事にもなぜそうなっているのかを考えなさい」という指導。いままで誰も経験したことのないような難解な機器のトラブルに遭遇しても、その原因は必ずどこかにある。「なぜこんな障害が起こっているのか」を現場で徹底的に調査して、とことんまで突き詰めて考えるようにしています。そしてその原因を見つけ出すためには、「こんなトラブルはこうすれば解決できる」という自分のアイデアの引き出しを増やしていくことが大切です。
ときには、機械を触っているうちに何かわからないけど故障が直った、というケースもあります。そんな時も「直ったからいい」と安心するのではなく、その原因が判明するまできちんと調べる。いまの自分の力だけではどうしても対応できない問題に直面した時は、経験豊富な先輩方や、あるいは専門の技術サポート部署の力を借りて解決し、そのノウハウをきちんと吸収しておく。こうした取り組みを重ねて私は自分の引き出しを増やしてきましたし、その引き出しを使ってどんなに難しい問題でも諦めずに考え抜いてきたから、文系出身の私でもCEとしてここまで成長できたように思っています。
