精確な情報共有のために
お客様の企業規模も多岐に渡るなかで、すべての企業が情報システム部門を用意しているわけではありません。お客様へのご提案方法にも多くの工夫が必要になります。システムはお客様の目に見えるものではないので、モックアップなどを作って使用感をお伝えしたり、製品導入以前と以後でどのような変化があるのかといったご説明をしながら、お客様の課題解決にどう生かせるのかをお伝えしています。
やはりというか、この仕事にコミュニケーション能力は不可欠です。学生時代は、割とその場の雰囲気を明るく盛り上げたいと思う方だったので、コミュニケーションが不得手ではないと思っていたのですが、仕事においては必ずしもそれがコミュニケーションに長けているということにはなりません。抽象的なイメージを具体的に落とし込み、相手とイメージを共有していくことこそが、コミュニケーションがうまくいっている状態です。伝えたつもりではいけない、というのはおそらくだれもがわかっていることだと思いますが、情報共有における齟齬をどのように潰していくか、というのが仕事を進める上では大切になります。齟齬が起きること自体は、ある意味では免れないところもあります。しかしそのかわり、おかしいなと思う点があったら放置せず、ささいなことでもお客様とすり合わせ直す姿勢が大事だと思います。これまで多くの案件に当たってきましたが、それゆえに見落としにも意識的でなければならないと、気持ちを引き締める思いです。
