より良い成果を
出すための鍵は“情報共有”
SEの仕事に限らず、ほとんどの仕事はチームワークで進みます。いま自分がどういう状態にいるのか、行き詰まってるのか、うまくいっているのかなど、上司をはじめメンバーと情報共有することは不可欠です。自分ひとりでは解決できないことも、他者の目が入ることで突破口を見つけることができます。
元々私は、一人で抱え込むタイプだったのですが、チームワークにおける情報共有の大切さを知ったのは、学生時代の経験からだと思います。部活で幹部を担当した際に、与えられた業務量が多く、パンクしてしまうことがありました。仕事を頑張りたいという気持ちはだれにでもあると思います。しかしそれが逆に自分を追い詰める可能性もあります。頑張りたい気持ちは大切にしながらも、そういった個人的な感情とは別に、現状をそのまま上司に伝えることが大事だと思っています。
また、それとは別に、情報共有は大きな意味を持っています。よく、うちの課では『次工程はお客様』という言葉が交わされます。私たちが開発工程にいるとしたら、お客様は利用する工程に立つ方々です。そう考えると、システムをどのような形に仕上げるか、どんな機能を用意したらいいかなど、設計から導入に至るまでの姿勢が変わります。システムを作りながら、お客様にどんな情報が伝わるかというところまで考え抜くのが、SEの仕事なのだと思っています。
