![](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/MV.png)
『これからのモノづくりを3Dソリューションでお手伝いします!』をテーマに新製品を多数展示
2022年6月22日~24日に東京ビッグサイトにて開催された「次世代3Dプリンタ展」。この記事では、
『これからのモノづくりを3Dソリューションでお手伝いします!』をテーマに
新製品を多数展示したリコージャパンのブースについてご紹介します。
3メーカーの金属3Dプリンターをはじめ合計8種の実機と3Dプリンター出力サービスや
3Dスキャナーなどのソリューションを展示、初日の朝から多数のお客様にご来場いただきました。
※展示会出展に当たり感染症対策を万全に行った上で出展いたしました。
Desktop Metal, Markforged, Nikon の金属3Dプリンターが揃い踏み
Studio System™ 2 (Desktop Metal社)
Desktop Metal社のStudio System™ 2はコンパクトな金属3Dプリンターです。 SUS316Lなどの材料では溶剤脱脂を必要とせず、造形後に焼結炉にて加熱脱脂、 焼結を行うことで造形物が完成します。材料は丸棒形状で取扱が容易なところもポイントです。
![Studio System™ 2](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/studiosystem2.png)
Desktop Metal社「Studio System™ 2」
![Studio System™ 2で造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/studiosystem2_sample.png)
SUS316Lなど3種の材料で溶剤脱脂が不要
Metal X System (Markforged社)
樹脂3Dプリンターでも評判の高いMarkforged社のMetal X Systemはメンテナンスや操作性を シンプルにした金属3Dプリンターです。材料はフィラメント状になっており、取扱いが容易です。 もちろん造形後に脱脂、焼結といったステップは必要ですが、周辺機器を含めてMarkforgedユーザーにはお馴染みのソフトウェア(Eiger)で制御できます。
![Metal X System](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/metalx.png)
Markforged社「Metal X System」
![Metal X Systemで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/metalx_sample.png)
Metal X Systemを導入いただいたS.Iコントロールズ様の造形サンプル
Lasermeister 102A(Nikon社)
Nikon社が光学メーカーとして半導体露光装置の開発で培ってきたノウハウを活かしてリリースされたのが Lasermeister 100A シリーズです。対象物に対して金属粉末の吹き付けとレーザー照射を同時に行い、 溶融、積層していくDED方式で、サポートレスでの造形が可能です。 101A, 102Aシリーズの造形テーブルは傾斜する円テーブルを採用した5軸制御機構で、曲線のような複雑な形状も造形可能です。
![Lasermeister 102A](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/lasermeister.png)
Nikon社「Lasermeister 102A」
![Lasermeister 102Aで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/lasermeister_sample.png)
5軸制御機構で曲線のような複雑な形状にも対応
リコー3Dプリンター出力サービス
3Dプリンター出力サービスの展示コーナーでは、今回初お披露目となるお客様事例や人気の高透明材料、機械的強度・耐水性・難燃性・耐薬品性そして絶縁性(高い電気特性)を持つ材料の造形サンプル、リコーにおける社内実践事例など幅広くご紹介しました。
その中でも、高透明なサンプルや、高精細で表面が滑らかなサンプル、また実寸大の自動車のバンパーの試作を3Dプリントと後加工(張り合わせ、塗装等)を組み合わせる事で実物そっくりに実現できる点はお客様も驚かれるほどでした。
リコー 3Dプリンター出力サービスでは、熟練の技術者が、お客様の造形物の用途やご予算に合わせて、最適な造形方式・材料、後加工の組み合わせをご提案します。他の加工方法(切削/射出成形など)とは異なる、3Dプリントの特性を最大限に活かした造形アドバイスなど丁寧にご支援します。
初めてのお客様も、是非お気軽にご相談ください。
![画像1:リコー3Dプリンター出力サービス](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/printservice1.png)
様々な用途で活用頂いている『リコー3Dプリンター出力サービス』。リコーの技術者が最適な造形方式・材料・後加工までご提案しており、今回はその一例のサンプルや事例をご紹介しました。
![画像2:リコー3Dプリンター出力サービス](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/printservice2.png)
荷重たわみ温度(@1.8MPa)が224度と非常に高い耐熱性を持ち、機械的強度、耐水性、難燃性、耐薬品性そして絶縁性(高い電気特性)を持つ新材料『PPS GB』で作られた水流ポンプのインペラやパイプ等を展示。
![画像3:リコー3Dプリンター出力サービス](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/printservice3.png)
左:患者様ごとに異なる義足フォームカバーを3Dプリンター一体造形したサンプル。
御依頼主:ヒューマニック様
右:光造形用材料の中でも、耐熱性・強度に優れた新材料の『Somos® PerFORM』。微細な再現性と複数回の環濠評価に耐えら得る強度が求められるコネクターの機能試作品などを展示。
![画像4:リコー3Dプリンター出力サービス](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/printservice4.png)
リコー商用印刷機の事例や実寸大のバンパー試作品なども展示。3Dプリンターで作られたものとは思えない品質に、多くのお客様に足を止めて頂きました。 3Dプリンターならではの設計により、機能改善も実現できた事例はお客様から好評頂きました。
「デザイン・設計」におすすめの光造形、マテリアルジェッティングの3機種を展示
Origin One (Stratasys社)
今回リコージャパンとして初めての展示となったのが、Stratasys社初の光造形機であるOrigin Oneです。 DLP方式による高い生産性が特徴です。高耐熱、高強度、ラバーライクなど 様々な特徴の材料に対応し、部品生産用途での導入を狙いとしてリリースされています。
![Origin One](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/origin_one.png)
Stratasys社「Origin One」
![Origin Oneで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/origin_one_sample.png)
エラストマー・ポリウレタンホイール用樹脂型
DARAM3 (D-MEC社)
4月に開催された名古屋次世代3Dプリンタ展に引き続き、D-MEC社のDARAM3を展示しました。 光造形機を開発している同社の従来機は比較的大きな最大造形サイズがあり、かつ透明で物性の高い材料を 高精細に造形できることが特徴でしたが、DARAM3はその特徴を保持しながら価格を半分程度に抑えた機種となります。
![DARAM3](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/daram3.png)
D-MEC社「DARAM3」
![DARAM3で造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/daram3_sample.png)
30cm角に近い大型パーツも一体造形可能
このサンプルは塗装処理を施す事で最終部品のような質感を表現
Stratasys J35 Pro (Stratasys社)
マテリアルジェッティングのStratasys J35 Proは高精細な造形が可能で、かつマルチマテリアルに対応した機種です。 造形トレイを回転させヘッドの稼働を最小限に減らすことで、造形品質を向上させ「コンパクト」なのに「高品質」な造形を可能にしました。 コンパクトかつ静音、無臭化によりオフィスに設置しやすい機種となっております。
![Stratasys J35 Pro](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/J35.png)
「Stratasys J35 Pro」
![Stratasys J35 Proで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/J35_sample.png)
グレースケールで色合いの調整が可能
3Dプリンターを活用した新たな価値提供のご提案(大型造形・サステナビリティ)
Creator4s (FLASHFORGE社)
400×350×500mmという大型造形に対応したCreator4sをブース内中央に設置。 本体価格120万円とリーズナブルな価格設定も魅力です。 ABS, PLAはもちろん、PC, PA, PA-CFなどの材料にも対応し、PPSにも対応予定です。
![creator4s](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/creator4s.png)
FLASHFORGE社「creator4s」
![creator4sで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/creator4s_sample.png)
この価格帯としては大型の造形に対応
バイオプラスチック由来のサステナブル3Dプリンタ家具、木粉ペレット材料
ブース内中央に設置されたチェアは、樹脂ペレットを使い造形を行うエス.ラボ社の3Dプリンターで出力されたものです。サトウキビを原材料としたバイオプラスチック由来のサスティナブル3Dプリンタ家具です。 もう一つの3Dプリンターのサステナブル活用として、今まで広葉樹の端材が月15万トンも出ている状況を木粉ペレットとして有効利用することが可能になりました。 大型造形が出来ることに加えて、お客様独自の材料による造形を検討されている方にご紹介しています。
![バイオマスプラスチックで作られた椅子](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/chair.png)
バイオプラスチック由来のサステナブル3Dプリンタ家具
協力:株式会社オカムラ
![木材を原料とした材料](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/Pellet.png)
広葉樹の端材を使った木粉ペレット材料
協力:株式会社井上企画
3Dスキャナーソリューション
EinScan
リバースエンジニアリングのソリューションの1つとして、EinScanシリーズの2機種とRaise3Dをセットでご紹介しました。 EinScanはハンディタイプの3Dスキャナーで、スキャンが難しい黒色や光沢部分への対応が可能です。汎用性が高く様々な用途でお使いいただける1台です。
![EinScan HX](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/EinScan_HX.png)
「EinScan HX」
![EinScan_Pro_HD](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/EinScan_Pro_HD.png)
「EinScan Pro HD」
Raise3D Pro3 (Raise3D社)
様々な材料が使えて、造形サイズも大きなRaise3D Pro3は当社取扱機種の中でも出荷台数はトップクラスです。 本体価格と配送設置、教育費用で100万円程度ということで、3Dスキャナーとセットでご紹介しています。リバース用途では、 3Dスキャナーでスキャンし、3Dモデリングソフトでデータを修正し、3DCAD、スライスソフトを経て3Dプリンターでの出力となります。
![Raise3D Pro3<](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/raise3dpro3.png)
「Raise3D Pro3」
![INDUSTRIAL X7で造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/raise3dpro3_sample.png)
強度や耐熱性が高く、表面性も良い造形物ができます。
Artec
Artec Leoはハンディタイプの3Dスキャナーです。スキャナー本体に内蔵されたディスプレイでスキャン状況がわかるので視覚的にもわかりやすく、スピーディーなスキャンができます。 Space Spiderもハンディタイプで高精度なスキャナーです。ブース内でもサンプル品をその場でスキャンし、お客様に品質を確認いただきました。
![Stratasys J35 Pro](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/artec.png)
「Artec Leo」
![Stratasys J35 Proで造形したサンプル](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/assets/img/dms_tokyo_2022/artec2.png)
「Space Spider」
3Dプリンターでモノづくりを変革されたい方はリコーまでご相談ください。
![リコーブース](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/2021images/nagoya_photo/booth.png)
3年ぶりに東京での大型イベントに出展いたしましたが、コロナウイルスの状況も少し落ち着いている時期で、多数のお客様に来場いただきました。 会場に入ってすぐに3種の金属3Dプリンターを展示しており、足を止めてご覧いただけるお客様がたくさんいらっしゃいました。 今回展示したサンプルの一部は全国4拠点のショールームに展示しております。3Dプリンターのことなら是非リコージャパンにご相談ください。
商品選定やお見積りなど、お客様のお悩みにお答えします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
土日・祝日を除く平日に営業しています
展示会で出展した機器、造形物は
品川、名古屋、大阪、福岡でもご覧いただけます
今回の展示会で展示した機器、サンプルの一部は弊社の『RICOH RapidFab』でご覧いただけます。 業務のなかで長年3Dプリンターを活用してきたリコーの技術者が、3Dプリンターの導入から運用までお客様のあらゆるご相談を承ります。 オンラインでの商談も実施しております。是非、下記ページより最寄りの拠点をお選びいただき、お問い合わせください。
![画像:展示会で出展した機器、造形物は品川、名古屋、大阪でもご覧いただけます](/-/Media/Ricoh/Sites/co_jp/3dp/event_seminar/20170412nagoya/images/im_rfab.jpg)