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リサイクルラボシステムとは?基礎知識を解説

2022年4月より、「プラスチック資源循環促進法」が施行され、製造業事業者は、使用済プラスチックを廃棄から新たに資源循環への取り組みが求められています。廃プラスチックの資源循環を実現する一策となりますエス.ラボ株式会社のペレット式3Dプリンター「GEMシリーズ」を用いた再生システム「リサイクルラボシステム」をご紹介いたします。プラスチックの再資源化の取り組みの一助となればと考えます。

リサイクルラボシステムとは?

ペレット式3Dプリンタ GEM550Dと押出成形機 EXC25、ペレタイザー PTZ2024を用いることで、リサイクルを可能としたラボシステムが実現できることを説明した図

リサイクルラボシステムは粉砕したプラスチックを押出機とペレタイザーを用いて再ペレット化し、ペレット3Dプリンターで造形することで、リサイクルを実現するシステムです。

プラスチックのリサイクルを実現するためには、廃棄物を再利用するための材料技術開発と、その材料を使って何を作るか?どのような活用を行うかを考えるアプリケーション開発が重要となります。
特にアプリケーション開発には正解や明確な方法論は無く、試行錯誤を繰り返す必要が発生します。

リサイクルラボシステムの各ユニットは1kg程度の少量の材料でも実験が可能で、かつメンテナンス性に優れるなど、この試行錯誤を効率的に行うことができるように工夫されています。

システム紹介

ペレット式3Dプリンター S.lab GEMシリーズ/茶室シリーズ

リサイクルに適した3Dプリンター

ペレット式3Dプリンターは材料の適用範囲が広く、かつ大型の造形物を高速で造形することが可能たため、リサイクルに適した3Dプリンターです。

S.lab GEM 550Dの画像

S.lab GEM 550D

押出機成型機 S.lab EXC25
ペレタイザー S.lab PTZ2024
クーリングユニット

小型・省スペース

通常、プラスチックリサイクルには大規模な工場設備を用いますが、製品はラボレベルのスペースで運用することが可能です。

優れたメンテナンス性

押出機はスクリューが簡単な作業で丸ごと抜ける構造となっており、清掃やメンテナンスを手軽に行うことができます。

小ロットでの実験・生産が可能

1kg程度の少量の材料でも再ペレット化を行うことができます。材料替えの作業も効率的に行うことができるため、実験や多品種の生産を効率よく行うことが可能です。

押出機成型機 S.lab EXC25 ペレタイザー S.lab PTZ2024、クーリングユニットの画像

押出機成型機 S.lab EXC25
ペレタイザー S.lab PTZ2024
クーリングユニット

仕様

押出機成型機 S.lab EXC25スペック

押出機成型機 S.lab EXC25の画像

押出機成型機 S.lab EXC25

機種名 押出成形機・EXC25
押出量 7kg/h
スクリュー径 25mm
回転数 〜120rpm
軸数 単軸
主電動機 0.75kw
ホッパー容量 4,000cc
加熱ゾーン数 6
入力電源 三相200V 30A
機械寸法(W×D×H) 1,210mm×705mm×1,405mm
本体重量 175kg

ペレタイザー S.lab PTZ2024 クーリングユニット スペック

ペレタイザー S.lab PTZ2024 クーリングユニットの画像

ペレタイザー S.lab PTZ2024
クーリングユニット

機種名 ペレタイザー・PTZZ2024
カッティング能力 2kg/h(ABSペレット化の場合)
変速方法 デジタル可変
入力電源 100V 10A
引取速度 7.7m/min
回転刃径×幅 50×80mm
機種名 クーリングシステム
冷却方法 空冷(水冷方式も対応可能)
入力電源 AC100V 5A
ベルト長さ×幅 1,000mm×75mm
機械寸法(W×D×H) 1,400mm×400mm×1,035mm(ペレタイザー含む)
本体重量 約85kg(ペレタイザー含む)

よくある質問

  • Q
    どんな材料が利用可能ですか?
    A

    シリンダーを構成する金属を腐食するような材料は利用できません。また、スーパーエンプラの様な高融点材料や溶融粘度の高い材料の場合はカスタマイズでの対応が必要となる場合があります。

  • Q
    購入前の実験は可能ですか?
    A

    京都市伏見区にあるエス.ラボ社の本社工場にて実験可能です(事前予約が必要です)

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