ChatGPTで議事録を自動作成する方法|おすすめツールも紹介
2025年06月13日 07:00
この記事に書いてあること
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「議事録作成に時間や労力がかかり、困っている」と悩むことはありませんか?
この記事では、ChatGPTを活用して議事録作成を効率化する方法を詳しく解説します。ChatGPTを使った議事録作成の方法、そして品質を高めるコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTを活用して議事録を作成する方法
まず、ChatGPTで議事録作成をする方法について紹介します。
あらかじめ会議内容をテキスト化しておけば、ChatGPTに指示を出すだけで、要約や整理などの作業を効率よく進められます。
作業の流れは以下の3ステップです。
1:ツールを活用して音声から文字起こしを行う
2:プロンプトを作成しChatGPTに指示を出す
3:出力された内容をChatGPTで校正する
それぞれの工程について詳しく見ていきましょう。
- 1.ツールを活用して音声から文字起こしを行う
- 2.プロンプトを作成しChatGPTに指示を出す
- 3.出力された内容をChatGPTで校正する
それぞれの工程について詳しく見ていきましょう。
ツールを活用して音声から文字起こしを行う
ChatGPTは音声データを直接処理することはできないため、まず音声をテキスト化する必要があります。
やり方としては、会議中に文字起こしツールを起動してリアルタイムで録音・文字起こしをする方法や、会議中に録音した音声データを後から文字起こしツールに読み込ませてテキスト化する方法などがあります。
そんな文字起こしツールでおすすめなのが「toruno」です。torunoは、音声認識AIにより音声をスムーズにテキスト化できます。さらに、辞書登録機能により、専門用語や業界特有の言い回しにも柔軟に対応できます。
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プロンプトを作成しChatGPTに指示を出す
文字起こしが完了したら、そのテキストデータをChatGPTに読み込ませて、議事録として整えてもらいます。その際に重要なのが「プロンプト(指示文)」です。
議事録作成の際は、次のような要素を含めたプロンプトを作成しましょう:
- ・会議の情報(日時、場所、参加者、議題など)
- ・議事録に含める内容(各参加者の主な発言、出されたアイデア、決定事項、ネクストアクションなど)
- ・出力形式(箇条書き、表形式など)
なお、具体的な議事録作成プロンプトのテンプレートについては、下記の記事からご覧ください。
ChatGPTなどの生成AIを活用して議事録作成や文章の要約を効率化する際に使える具体的なプロンプト(指示文)の例を紹介します。コピペですぐに使えるプロンプトも用意しています。品質の高い議事録を作成するためには生成AIにプロンプトで細かく指示することがポイントです。
出力された内容をChatGPTで校正する
最後に人間による内容のチェックを行いましょう。
ChatGPTが出力した議事録は、誤字脱字や表記の揺れ、文法や構成のミス、内容の矛盾などがある可能性があります。必ず人間の目で出力された議事録を確認し、必要があれば再度ChatGPTに修正指示を出すことで、より質の高い議事録を作成しましょう。
ChatGPTを使って議事録を作成するメリット
ChatGPTは議事録作成を効率化し、質も高めることができる強力なツールです。従来の手作業による議事録作成と比べて、多くのメリットをもたらします。
議事録作成においてChatGPTを使うことで、主に下記のようなメリットがあります。
- ・時間を削減できる
- ・内容をわかりやすく整理・整形できる
- ・客観的な内容で作成できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
時間を削減できる
ChatGPTを活用すれば、会議内容の要点を素早く要約・整理できるため、議事録作成にかかる時間を大幅に短縮できます。会議終了後すぐに共有できることで、情報伝達のスピードも向上します。
内容をわかりやすく整理・整形できる
ChatGPTは、文の構造や言い回しを整えるのが得意です。発言の順序が乱れていたり、話し言葉が混在していたりする場合でも、見出しや箇条書きなどを活用しながら、読みやすく整理された議事録を作成できます。
客観的な内容で作成できる
ChatGPTはAIであるため、人間の感情や主観に左右されることなく、客観的な視点で議事録を作成することができます。特定の発言者や意見に偏ることなく、公平で中立的な議事録を作成することが可能です。
ChatGPTを使って議事録を作成するデメリット
ChatGPTは議事録作成を効率化する便利なツールですが、いくつかのデメリットも存在します。主なデメリットとして、以下が挙げられます。
- ・キュリティ面の注意が必要
- ・情報の正確性に注意が必要
それぞれ詳しく見ていきましょう。
セキュリティ面の注意が必要
ChatGPTに機密情報を入力する際は、情報漏洩のリスクに注意が必要です。特に入力内容がAIの学習に使われるかどうかは、プランや設定によって異なるため、利用前に確認しておくことが重要です。社外秘情報や個人情報を取り扱う場合は、社内ルールに沿った慎重な運用が求められます。
情報の正確性に注意が必要
ChatGPTは、実際には存在しない内容を事実のように生成してしまう「ハルシネーション」という現象を起こすことがあります。議事録としてそのまま使用すると、誤解や記録ミスにつながる恐れがあるため、人間による内容の確認が欠かせません。
ChatGPTで作成する議事録の精度を上げるコツ
ChatGPTは強力なツールですが、そのまま使うだけでは、必ずしも期待通りの議事録が作成できるとは限りません。ChatGPTの性能を引き出し、より高精度な議事録を作成するためのコツをいくつかご紹介します。
- ・プロンプトのテンプレートを活用する
- ・改善点を伝えて文章を修正する
- ・より高度なモデルを利用する
プロンプトのテンプレートを活用する
ChatGPTに指示を出すためのプロンプトは、議事録の精度を大きく左右する要素の一つです。あらかじめ、会議の目的や議題、参加者に合わせてカスタマイズしたプロンプトのテンプレートを用意しておくことで、ChatGPTがより的確で質の高い議事録を作成することができます。
具体的なテンプレート例や、議事録作成を成功させるためのプロンプト設計のコツについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTなどの生成AIを活用して議事録作成や文章の要約を効率化する際に使える具体的なプロンプト(指示文)の例を紹介します。コピペですぐに使えるプロンプトも用意しています。品質の高い議事録を作成するためには生成AIにプロンプトで細かく指示することがポイントです。
改善点を伝えて文章を修正する
ChatGPTが出力した議事録に改善点があれば、具体的に修正指示を出すことで、ChatGPTの機械学習を促進し、アウトプットの質を向上させることができます。自分が思うようなアウトプットに近づけるためには、何度も指示を繰り返すことが重要です。
より高度なモデルを利用する
ChatGPTの出力品質は、利用するAIモデルの性能によって大きく左右されます。一般的に、より高度なモデルを利用することで、文章の理解や要約の精度、構成力が高まり、議事録の内容もより正確かつ読みやすくなります。
こうした高度なモデルは、利用環境やプランによって提供状況が異なるため、必要に応じて上位プランの利用を検討するのもひとつの方法です。高精度な議事録を求める場合には、出力結果の違いを比較して、自分のニーズに合った環境を選びましょう。
ChatGPTと連携して議事録が作成できるAIツール
ChatGPTは議事録作成を効率化する上で強力なツールとなりますが、音声ファイルを直接読み込んで文字起こしする機能は今のところありません。
そこで、ChatGPTにテキストを読み込ませるための録音や文字起こしができるツールを紹介します。これらのツールを活用してChatGPTと組み合わせることで、議事録作成を効率的に行うことができるでしょう。
今回紹介するツールはこちらです
- ・toruno
- ・スマート書記
- ・Rimo Voice
- ・YOMEL
- ・AI議事録取れる君
それぞれ見ていきましょう。
toruno
torunoは、リコーが開発・提供している音声認識AI搭載の会議記録ツールです。Web会議の録音、文字起こし、画面キャプチャができ、会議の内容をまるごと記録できます。操作がシンプルで誰でもすぐに使えるのが特徴です。
また、torunoはリアルタイムでの文字起こし・録画機能に加え、議事録作成にも対応しており、事前準備なしで“ぱっと”会議の記録を残すことができます。作成した議事録はURLで簡単に共有でき、会議に参加していないメンバーへの議事録共有も手軽にできます。
さらに、導入しやすいシンプルな料金体系を採用しています。また、無料プランも用意されており、気軽に試すことができます。
torunoの詳細はこちら
スマート書記
スマート書記は、文字起こし・議事録作成機能の他、AIによる自動要約・要点抽出・書き言葉への変換で作業を自動化できるツールです。様々なWeb会議ツールと連携可能で、音声や動画のアップロードにも対応しています。
スマート書記の詳細はこちら
Rimo Voice
Rimo Voiceは、日本語に特化したAIで文字起こし・議事録作成できるツールです。AIにより要約を作成することもできます。リアルタイム文字起こしや、既存の録音データをアップロードしての文字起こしが行えます。取り扱うデータはURLを使って共有することもできます。
Rimo Voiceの詳細はこちら
YOMEL
YOMELは議事録作成だけでなく、議事録の情報共有やタスク管理にも役立つツールです。AIによる文字起こし、話者分離機能に加えて、会議ログを会議後に共有できる機能やAIで要点を自動リストアップする機能など、効率化を支援する機能が充実しています。
YOMELの詳細はこちら
AI議事録取れる君
AI議事録取れる君は、Web会議の開始から議事録作成までを自動化するツールです。Web会議の開始と同時に自動で録画・録音を開始し、録音された音声を自動で文字起こしします。さらに、AIが文字起こしされたテキストを自動で要約し、議事録を自動生成します。
AI議事録取れる君の詳細はこちら
ChatGPTとtorunoを組み合わせて議事録作成を効率化しよう!
ChatGPTは音声データを直接処理することはできませんが、文字起こしツールと組み合わせることで、議事録を効率よく作成できます。ツールで会議を文字起こしし、その内容をChatGPTに要約させれば、手間をかけずに読みやすい議事録を整えることが可能です。
ぜひ自分の業務に合ったツールを選び、議事録作成の効率化に役立ててみてください。
※商標について
※本記事に掲載のその他の会社名および製品名、ロゴマークは各社の商号、商標または登録商標です。
会議まるごと記録サービス(toruno)
文字起こし&議事録作成なら「toruno(トルノ)」がおすすめです。
torunoはリコーが開発・提供しているツールで、Web会議や対面会議を録音・文字起こしできます。また、音声ファイルや動画ファイルのアップロードによる文字起こしもできます。議事録作成の効率化や、情報共有の効率化に利用できます。操作もかんたんで、誰でも利用しやすいのが大きな特徴です。
無料でお試しもできるので、ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。
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会議内容を入力するだけで要約・議事録作成を行うことができます。
専用のアプリなどを別途インストールする必要がなく、チャットボットのユーザーインターフェースで自然な文章で応答可能で、プロンプトのテンプレートも用意しているので導入後の運用も容易に行えます。
通常のChatGPTとは異なり、入力した内容は学習に利用されない点もおすすめのポイントです。
ChatGPTのご利用を希望されている場合は、ぜひご検討ください。
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