
【無料】動画ファイルの文字起こしをする方法・ツールを紹介
2025年05月22日 07:00
この記事に書いてあること

編集・監修:toruno編集部
1クリックでAIが会議やセミナーの発言・会話をすぐにテキスト化して表示し、まるごと記録!会議やセミナーの振り返りや共有が劇的に変化します!
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議事録作成のために録画した会議の動画を文字起こししたい、勉強のために研修動画の文字起こしをしたいなど、動画から文字起こししたいこともあるでしょう。文字起こしすることで、動画を細かくチェックしなくても、テキストを読んで全体像を把握することも可能です。動画を再生する、早送り/巻き戻しする手間も省けます。
ここでは動画を文字起こしする3つの方法について解説しています。YouTube™動画を文字起こしする方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
動画を文字起こしする3つの方法
はじめに、パソコンで動画から文字起こしする3つの方法について解説していきます。なお、ここで言う「動画」というのは、パソコン内に保存されている動画ファイルのことを意味しています。
動画編集ソフトで文字起こしする
1つ目の方法は、動画編集ソフトを活用して文字起こしするやり方です。
動画編集ソフトには、Adobe Premiere ProやWondershare Filmoraなど様々なソフトがありますが、文字起こし機能がついているものがあります。動画から音声を解析して自動で字幕をつけたり、文字起こしとしてファイルに書き出すことができたりします。
しかし、動画編集ソフトによって仕様が異なり、文字起こししたテキストをファイルに書き出せないソフトもあるので注意が必要です。
やり方
Adobe Premiere Proは有料の動画編集ソフトですが、動画の文字起こしにも活用できます。
ここでは例として、Adobe Premiere Proで文字起こしをするやり方について解説します。具体的な手順は下記の通りです。
- 1.Adobe Premiere Proを起動する
- 2.「新規プロジェクト」をクリック
- 3.プロジェクト名やプロジェクトの保存先、読み込む動画を選択し、「作成」をクリック
- 4.プロジェクトウィンドウからタイムラインに動画を配置
- 5.テキストウィンドウの「自動文字起こしを開始」をクリック
- 6.文字起こしの設定を行い「文字起こしを開始」をクリック
また、文字起こしの内容をテキストファイルとして書き出すことも可能です。
やり方は下記の通りです。
- 1.文字起こしした後にテキストウィンドウのグラフィックタブを開く
- 2.「・・・」をクリック
- 3.「書き出し」から「テキストファイルに書き出し」か「CSVファイルに書き出す」をクリック
- 4.任意の保存先を選択して書き出す
書き出したファイルには、動画の秒数とその時点での発言がテキスト化されています。
このようにして文字起こしデータをダウンロードすることが可能です。
補足として、文字起こしデータを動画編集ソフトのプロジェクトに読み込ませて、それを字幕(テロップ)にするという作業も可能です。
ここではAdobe Premiere Proでのやり方を解説しましたが、基本的には他の動画編集ソフトも同じような手順で文字起こしすることが可能です。
ステレオミキサーとGoogleドキュメントで文字起こしする
2つ目のやり方は、パソコンから流れる音声を録音・配信に使えるようにする機能である「ステレオミキサー」を活用します。
ステレオミキサーの設定を行った上で動画を再生し、それをGoogleドキュメント(もしくはMicrosoft Wordなどのドキュメントアプリ)で文字起こしします。
パソコンの操作に慣れていない方は、ステレオミキサーの設定が少々複雑に感じてしまうかもしれません。しかし、操作に慣れれば使いやすく、無料でできるやり方となっています。
やり方
ステレオミキサーの設定方法は、WindowsかMacかによって設定方法が異なります。それぞれの設定方法については別の記事で解説しているので、下記をご覧ください。
パソコンで文字起こしを行う際、自動で行うと業務効率化になります。Windowsの標準機能でできるものや、専用のアプリを使う方法などいくつかあります。ここではおすすめのやり方もご紹介しているので、文字起こしの作業を行っている方、これから行う方はぜひ参考にしてみてください。
PCの文字起こし機能は活用していますか?業務効率化に最適なので活用されていない方はぜひ試してみてください。ここでは、Macで自動文字起こしをする方法を解説しています。標準機能でのやり方やアプリを使った便利なやり方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
設定が完了したら、Googleドキュメントを開き、下記の手順で音声入力を開始すれば文字起こしすることが可能です。
- 1.メニューの「ツール」をクリック
- 2.「音声入力」をクリック
- 3.マイクのマークをクリック
文字起こしアプリを活用する
3つ目は、文字起こしアプリを利用する方法です。文字起こしアプリとは、その名の通り文字起こしに特化したアプリケーションのことです。前述した2つのやり方よりも簡単に使用することができ、文字起こしに特化している分、精度の高さも期待できます。
パソコンやスマホのアプリなどで、様々な文字起こしアプリがあります
今回は下記の5つのアプリを紹介します。
・toruno
・スマート書記
・Notta
・Rimo Voice
・文字起こしさん
それぞれ詳しく見ていきましょう。
toruno
まず、文字起こしアプリの「toruno」をご紹介します。
「toruno」は、音声認識AIによる自動文字起こしアプリです。動画ファイルのアップロードで文字起こしができます。また、音声ファイルアップロードの文字起こしや、デスクトップアプリによるリアルタイムでの文字起こしも可能です。
文字起こしだけでなく、関連機能も充実しています。例えば、大事な箇所を後からチェックしたり共有しやすくするために、重要・ToDoなどのタグ付け機能もあります。
さらに、文字起こしに関する機能だけでなく、Web会議や動画に映る画面を30秒に1度自動でキャプチャする機能も備わっています。そして、文字起こし結果と音声、画面キャプチャを時系列で揃えて確認できるよう、便利な画面が提供されています。
加えて、その画面は、URLを他の人にメールやチャットで送るだけでかんたんに共有できることも嬉しいポイントです。
「toruno」の詳細や具体的な使用方法については、下記のページで詳しく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
torunoの詳細はこちら
スマート書記
「スマート書記」は、議事録作成に適した便利な機能がある文字起こしアプリです。
AIが音声を認識し、高い精度でテキスト化します。会議やインタビューの音声をリアルタイムで文字起こしできるだけでなく、音声ファイルを読み込んで文字起こしすることも可能です。さらに、AIによる自動要約機能も搭載しており、長時間の会議内容を要約して共有する際に役立ちます。
情報共有のスピードアップや議事録作成の手間削減に効果を発揮する「スマート書記」ですが、プランは月額1万円から用意されており、さらにAIパックをオプションで選択することもできます。14日間の無料トライアルがあるので、まずは活用感を試してみるとよいでしょう。
スマート書記の詳細はこちら
notta
「notta」は、音声認識AIによる文字起こし・議事録サービスです。インタビューや商談など、様々なシーンで活用できます。
他サービスと同様、音声認識精度も高く、話者の識別やノイズ除去機能も備えており、クリアな文字起こしが可能です。また、重要なポイントを自動的に抽出して要約する機能も搭載しており、文章としてまとめる際も効率的に行うことができます。
無料のフリープランでは、1回3分までの文字起こしが可能です。より長い音声の文字起こしや高度な機能を利用したい場合は、法人向けのビジネスプランまたはエンタープライズプランを検討しましょう。
nottaの詳細はこちら
Rimo Voice
「Rimo Voice」は、日本語に特化したAI文字起こしツールです。
Rimo Voiceも、他サービスと同様、音声や動画ファイルだけでなくマイク機能を使ってリアルタイムに文字起こしすることができます。
音声データとテキストが同期しているため、文字を選択すると該当部分の音声を再生できる機能も便利です。
個人向けプランは従量制で、利用した分だけ料金が発生します。法人向けプランは問い合わせが必要となります。
Rimo Voiceの詳細はこちら
文字起こしさん
「文字起こしさん」は、音声や動画ファイルだけでなく、画像ファイルからも文字起こしできるツールです。
対応ファイル形式が豊富で、音声・動画は8種類ずつ、画像は6種類、さらにPDFデータにも対応しています。そのため、色々な形式のファイルから文字起こししたい場合に便利です。
無料お試し版では、音声の最初の3分間のみ文字起こしが可能です。本格的に利用する場合は、3種類の有料プランから選択するとよいでしょう。
文字起こしさんの詳細はこちら
YouTube™の動画を文字起こししたい場合は?
YouTube™の動画を文字起こししたい場合についても、前述した方法で文字起こしが可能です。字幕を見たいだけであれば、YouTube™の字幕機能をオンにすることで字幕が表示されるようになります。字幕機能には自動翻訳機能がついているため、英語の動画を日本語字幕で表示させることも可能です。
テキストファイルとして書き出したい場合のやり方は主に3つあります。
- ・YouTube動画の概要欄にある「文字起こしを表示」を活用する方法
- ・「toruno」などの文字起こしツールを活用する方法
- ・ステレオミキサーとGoogleドキュメントを使う方法
それぞれ、お好みのやり方でYouTube™の動画を文字起こししてみてください。
自身にあったやり方で動画の文字起こしをしよう
パソコン内に保存されている動画ファイルやYouTube™の動画を文字起こしする方法について解説しました。
上記のように、主な3つのやり方などがありますが、特に簡単な方法は文字起こしアプリを活用するやり方です。
単発で動画を文字起こししたいのであれば、無料のやり方としてステレオミキサーとGoogleドキュメントを活用したやり方でも良いでしょう。動画の文字起こし作業を頻繁に行う場合は、アプリで簡単に行う方がおすすめです。
自分にあったやり方で動画を文字起こししてみてください。
会議まるごと記録サービス(toruno)
文字起こし&議事録作成なら「toruno(トルノ)」がおすすめです。
torunoはリコーが開発・提供しているツールで、Web会議や対面会議を録音・文字起こしできます。また、音声ファイルや動画ファイルのアップロードによる文字起こしもできます。議事録作成の効率化や、情報共有の効率化に利用できます。操作もかんたんで、誰でも利用しやすいのが大きな特徴です。
無料でお試しもできるので、ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。
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