ドメインとは?独自ドメインを取得するメリット、必要な費用は?

From: 中小企業応援サイト

2020年09月24日 06:00

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ドメインはインターネット上でコンピュータやネットワークを識別する名前のことです。

ドメインについて図解する画像。詳細は本文を参照。

会社のホームページにアクセスするとき、「http://○○.co.jp」といったURLを入力することがあるでしょう。この○○.co.jpの部分がドメインです。他で使用されていないドメインであれば、好きな名前を指定でき、これを独自ドメインといいます。「株式会社リコー」の場合、「ricoh.co.jp」という独自ドメインを取得しています。

地図に例えると、インターネット上での緯度や経度にあたるものとしてIPアドレスがありますが、人間が見てもわかりづらいため、住所にあたるドメインを使うことでわかりやすくしているのです。

取得したドメインに対して、対応するIPアドレスを設定することで、アクセスすると企業のホームページが独自ドメインで見えるように公開したり、従業員に独自ドメインのメールアドレスを割り当ててメールでやりとりしたりできます。

「ドメイン」についての素朴な疑問

「新しいサービスを始めるにあたって、独自ドメインを取得したほうがいいんだろうか」

解決のヒント

企業がドメインを取得すると、利用者にとって覚えやすいだけでなく、その企業が提供していることがわかりやすくなり、信頼感につながります。ドメインには他で使われていなければ自由に名前を指定できるため、企業名以外にもサービス名などを登録してサービスごとにわけている場合もあります。

ただし、誰でも自由なドメインを取得できるのは「.com」や「.net」などの場合で、「.co.jp」は会社だけ、「.ac.jp」は学校だけしか取得できません。また、「.co.jp」は1社に1つしか取得できないことが基本ですので、慎重に決めなければなりません。

「.com」や「.net」などの場合はいくつでも取得できるため、サービスごとに取得している企業は多くあります。取得費や維持費も年間1000円程度ですので、空いているものがあれば取得しておくと良いでしょう。

一方、すでに取得されたドメインでも、転売目的で取得している場合があります。オークションなどで販売されることがありますので、どうしても使いたいドメインがあればチェックしておきましょう。ドメインを取得するには、使われていないドメインを検索し、ドメイン登録事業者(レジストラ)にて申し込みます。

増井氏の顔写真

執筆者

増井 敏克

増井技術士事務所 代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発をおこなっている。『IT用語図鑑』など著書多数。

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