IoTとは?ビジネスで活用するために知っておきたい3つの特徴とは?
2020年11月09日 06:00
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IoT(アイオーティー)は「モノのインターネット」と訳されるように、インターネットに接続して使う機器を指します。
インターネットに接続して使う機器といえば、パソコンやスマートフォンをすぐに思いつく人が多いでしょう。当然、ルーターなどのネットワーク機器もありますが、最近ではこれ以外にも多くの機器をインターネットに接続して使うようになりました。
たとえば、テレビや冷蔵庫、エアコンなどの家電に加え、スマートスピーカーなど新しい機器も登場しています。これらがインターネットに接続することで、番組表やレシピなどを外部から取得する、外出先から部屋の温度を調整する、インターネット上の音楽やラジオを再生するといったことが可能になり、生活がより便利になります。
「IoT」についての素朴な疑問
「IoTをビジネスで活用するためにはどんな特徴を知っておけばいいんだろう?」
テレビや冷蔵庫、エアコンなどの例を考えると家庭で使うことをイメージするかもしれませんが、IoTには以下のような使い方ができるという特徴があるため、ビジネスでも活用できます。
1つ目は「モノを操作できる」ことです。外出先からエアコンを操作するように、IoTに対応している機器をネットワーク越しに操作できます。工場にある機器を外部から操作するだけでなく、人が入れないような危険な場所でも、機器を動かすことができます。
2つ目は「状態を把握できる」ことです。スマートスピーカーのように音声を読み取るだけでなく、温度や光、映像などをセンサーがチェックし、結果を表示したり応答したりできます。
3つ目は「IoT機器同士で通信できる」ことです。上記の2つは人間が相手ですが、IoTでは機器同士が通信できます。たとえば、センサーが取得した温度が低くなれば自動的にエアコンを操作する、などの連携を自動的に実現でき、人間が関与する必要がなくなるのです。
人が操作すると忘れてしまうことでも、IoT機器を使うと自動的に実行されるため、確実に処理できるというメリットがあるのです。
執筆者
増井 敏克
増井技術士事務所 代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発をおこなっている。『IT用語図鑑』など著書多数。
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