ネットワークとは?ルーターとハブの違い、その使いわけの理由とは?
2021年09月24日 06:00
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ネットワークは複数のコンピュータをつないで通信できるようにする仕組みです。
光ファイバーやケーブルで接続する有線のネットワークと、電波などを使って接続する無線のネットワークがあります。パソコンやスマートフォンをネットワークに接続することで、プリンターなどのハードウェアを共有できたり、他の人とファイルやメールなどをやり取りできたりします。
また、同じ場所にある小さなネットワークをLAN(ローカルエリアネットワーク)といい、離れた場所にあるコンピュータを専用線などで接続したネットワークをWAN(ワイドエリアネットワーク)といいます。これらの複数のネットワークをつないだものが「インターネット」で、世界中のコンピュータが相互に接続されています。
「ネットワーク」についての素朴な疑問
「ネットワークを構成する機器はどう使いわければいいのだろう?」
ネットワークを構成する機器として、パソコンやスマートフォンのように直接私たちが使うものだけでなく、「ルーター」や「ハブ」といったネットワーク専用の機器があります。このルーターやハブに有線や無線でパソコンやスマートフォンを接続し、ネットワークを構成しています。
ルーターは「異なるネットワーク同士」を接続する機器で、名前の通り、ルート(経路)を調べる機能を持っています。このため、「社内のネットワーク」と「インターネット」など複数のネットワークを橋渡しする役割で使われます。
一方のハブは「同じネットワーク」にある複数のパソコンなどを接続し、ファイルやプリンターなどを共有するために使います。備えている機能の違いにより、「スイッチングハブ」や「スイッチ」、「ブリッジ」と呼ばれる場合もあります。
家庭でインターネットに接続する場合は、ルーター1台でハブの機能を兼ねるものがありますが、企業などでは別々の機器を導入することが一般的です。家庭用のルーターではWi-Fi(無線LAN)のアクセスポイントを備えていることもあり、1台で多くの機能を備えています。
執筆者
増井 敏克
増井技術士事務所 代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発をおこなっている。『IT用語図鑑』など著書多数。
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