次世代3Dプリンタ展
(於 幕張メッセ 2025年7月9~11日)

モノづくりワールド東京
第8回 次世代3Dプリンタ展
2025年79日(水)~11日(金)
幕張メッセ

今年度注目の新・樹脂プリンター、金属プリンター、新・3Dスキャナー、サステナブルの4つに着目し、リコージャパン独自のお客様視点での導入効果を実事例でご提案

今回、千葉の幕張メッセに会場を変えての開催となりましたが、猛暑や急な豪雨にも関わらず予想以上に全国から多くのお客様がご来場頂き、リコージャパンブースでもお客様と活気のあるコミュニケーションができました。弊ブースでは多様化してきている3Dプリンター、3Dスキャナーの使用用途に重点化し、実活用事例を展示・紹介しつつ、その効果・メリットについてご紹介させていただきました。
また、最新の3Dプリンター、3Dスキャナーを数多く出展し、多くのお困りごと・課題解決に向けた貴重なお時間を共有することができました。

世界的ドラムTOPメーカー Pearl楽器様と木材加工会社 井上企画様との環境配慮型ドラム開発プロジェクトを出展

「3Dプリンターでドラムをつくる!」なんて途方もないプロジェクトが千葉にあるドラムの世界的TOPメーカー Pearl楽器様と九州・福岡の木材加工会社 井上企画様とで実現し、両社のご厚意によりリコージャパンブースにて展示・披露されました。薄茶の胴の部分が3Dプリンターで造形されていますが、実はこの材料ドラムの王道と言われるメイプル材の端材を粉砕し、ペレットに再成形し3Dプリンターで造形されたアップサイクルドラムです。
造形で使われた3Dプリンターは、京都のプリンターメーカー エス.ラボ社製ペレット3Dプリンター GEMシリーズです。ドラムの開発・製造では色々とご苦労されたとのことですが、その音色は通常のドラムとは異なる独特な暖かい(ウォームな)音になっていると高評価を頂いていますとのこと。尚、会場1日目に展示会場にて、パール楽器様、井上企画様、リコージャパン3社に対し、メディア取材なども行われました。

木粉ペレットで3Dプリンター造形したフルドラム

小型・低価格SLS方式3Dプリンタ 新製品 「Raise3D社 RMS220」を初出展

これまで高額であったSLS方式(粉末焼結積層造形方式)3Dプリンターが小型低価格機として新登場!参考出品として初展示しました。独自のビルドユニット方式を採用することで連続造形を可能にし、75Wの高出力レーザーと、工業グレードの高精度ガルバノメーター搭載により高生産性を実現しました。
樹脂パウダーも生産に有意なPA12、PA11、TPUを用意し、造形精度も±0.2mm、最小薄肉厚0.5mmと多彩なアプリケーションに対応いたします。

また、OMP(Open Material Program)にも対応し、サードパーティ製やお客様独自の材料での検証、活用が可能です。(現在、準備中)
プリンター本体に加え、クリーニングステーション(Raise3D C220-P)、ビルドユニット(Raise3D Build unit 220)、サンドブラスター*(Raise3D B220-B)がシステムの基本構成となります。ベンチマークも承りますので、是非リコージャパンへお問合せください。

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    ブラスターは2026年度以降に発売予定
Raise3D RMS220
※参考出品

MEX方式 最高レベルの精度・高速・高強度樹脂造形を可能にする純国産3Dプリンター「G-ZERO L1」を初出展

東京蒲田にある純国産3Dプリンターメーカー株式会社グーテンベルクのG-ZERO L1を初出展しました。精度や剛性に徹底的に拘り、プリンターを構成する部品も内作することで、どのプリンターにも負けない3Dプリントが可能です。
また、PEEKをベースにした高機能材料「POTICON(ポチコン)」の造形に適した次期新製品 G-ZERO MP1の造形サンプルも参考出展し、高速+高精度+高強度に加え、高耐熱性+高耐薬品性を持つ部品でお客様から高い評価を頂きました。

GUTENBERG G-ZERO L1

生産・補修用金属プリンタの活用実事例を複数出展!三菱電機・松浦機械製作所 金属3Dプリンター

年々注目度が上がってきている金属3Dプリンターの中で、生産・補修用途を焦点に、様々な方式のプリンターを実稼働事例を元に展示しました。今回、金属コーナーではアルミ材での造形に関する質問を多数頂きました。アルミ材は難削材と言われており、一般的な機械加工(切削)では刃物が目つまりを引き起こしてしまうため「加工に時間がかかる」、「工具の交換サイクルが早い」などが障壁となり、材料として活用するのが困難な材料の一つです。このアルミ材が利用できると3Dプリンターの汎用性がさらに広がりを見せます。特に金型での活用用途が広がります。削り出して成形する製品はニアネットシェイプで造型出来れば、切削量が減る=刃物などの管理費が減る。アルミ鋳造、アルミダイカストで製造する業者は、金型の保管費(管理費)削減や金型生産前のテストに活用したい等の要望があります。

松浦機械製作所 LUMEX Advance 60
造形事例(レーザPBF+ミーリング方式)
三菱電機 AZ600 造形事例
(ワイヤレーザ方式)

最新・人気の3Dスキャナーを出展!SHINING 3D社・Artec社・SCANTEC社 3Dスキャナー

2025年は3Dスキャナーの新製品が続々発売されており、その中でも最新、人気機種を出展しました。

  • SHINING3D FreeScan Trak NOVA
    トラッキングモード、フォトグラメトリーモード、ワイドレンジスキャンモードの3つのスキャンモードで、高精度測定が可能な3Dスキャナー。大きなスキャン媒体の計測からデジタルアーカイブ(文化財の3Dデータ保存)まで様々な用途に対応。
  • SHINING3D OptimScan Q12
    三脚に固定し専用ターンテーブル上のスキャン媒体を50μの高精度でスキャンできる最新3Dスキャナー。
  • Artec3D Artec Leo & Ray II
    3DスキャナーTOPメーカーのArtec社の大型設備や空間全体をスキャンするArtec RayII、大型タッチパネルカラーディスプレーにパソコン機能を内蔵、完全ワイヤレスでスキャン作業をフルオールインワンで行えるArtec Leo。
SHINING3D FreeScan Trak NOVA
SHINING3D OptimScan Q12
Artec 3D Artec Leo & Ray II

3Dプリンターによる最終部品の生産実事例を展示 HP Jet Fusion 3D

2台のHP Jet Fusion3Dプリンターを導入し、自社製品の部品を型レス生産をされている金星様(群馬県)の実生産部品を出展しました。
金星様においては小ロット生産製品における最終製品の部品製作に3Dプリンターを積極活用されており、今回部品をお借りして展示した介護施設向け介助用マイクロバブル発生装置の中にも3Dプリンターで造形された部品が所々に利用されており、製品開発スピードの短縮や部品製造コストの削減を実現されています。

SHINING3D FreeScan Trak NOVA
SHINING3D OptimScan Q12
Artec 3D Artec Leo & Ray II

2025年もリコージャパンは最新・高性能な3Dプリンター、3Dスキャナーをいち早くご紹介させて頂きます。
10月には次世代3Dプリンター展大阪(インテックス大阪)、12月は次世代3D展福岡(マリンメッセ福岡)への出展を予定しております。

今回も多くのお客様から様々なお問合せやご相談を頂きました。「3Dプリンターで少量生産を始めてみたい、生産装置として導入検討したい」 などお考えのお客様のお声も頂きました。その為、3Dプリンターの製造に耐えうる新材料や造形サンプルに興味を持って頂きました。
リコージャパンはこういったお客様固有のお困りごとや普段どこに確認したらいいかわからないご質問などをしっかり受け止めてご回答させて頂きます。また、ウェブサイトやメルマガでの情報提供、ウェビナーの開催やリモート商談など、様々な形でお客様とコミュニケーションを取らせていただいております。
3Dプリンター、3Dスキャナーに関するご相談は、是非リコージャパンにお任せください。
今後とも、リコージャパンを何卒よろしくお願いいたします。

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商品選定やお見積りなど、お客様のお悩みにお答えします。
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3Dプリンターの実機を見ながら技術者と意見交換ができる「RICOH Rapid Fab」のご案内

展示会で出展した機器、造形物は
品川、名古屋、大阪、福岡でもご覧いただけます

今回の展示会で展示した機器、サンプルの一部は弊社の『RICOH RapidFab』でご覧いただけます。業務のなかで長年3Dプリンターを活用してきたリコーの技術者が、3Dプリンターの導入から運用までお客様のあらゆるご相談を承ります。オンラインでの商談も実施しております。是非、下記ページより最寄りの拠点をお選びいただき、お問い合わせください。

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画像:展示会で出展した機器、造形物は品川、名古屋、大阪でもご覧いただけます
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