| ワイヤ・レーザDED | 粉末・レーザDED | |
|---|---|---|
| 材料コスト | 廉価 | 高価 |
| 造形利用率 | 約100% | 60〜90%程度※1 |
| 材料管理 | 容易（安全） | 要管理（防塵・防爆など） |
| 材料品質 | 安定（緻密） | 粉末凝固による空孔リスクあり※1 |
| 造形精度 | 〜±1mm※2 | 〜±0.2mm※2 |
※1 メーカ、造形内容などにより異なります。
※2 造形形状、材料などによって異なります。上記は典型値となります。
AZ600
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金属3Dプリンター
- 5,000万円以上
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供給材料に「溶接用ワイヤ」を採用した
DED方式の金属3Dプリンター
AZ600の主な特長
供給材料に「溶接用ワイヤ」、熱源に「レーザ」を採用したDED方式の金属3Dプリンターです。
市販の「溶接用ワイヤ」を造形に使用できるため、金属粉末方式に比べ、非常に廉価で、高速かつ緻密な造形が可能です。
AZ600の造形イメージ
ワイヤ・レーザDED方式の採用
市販の溶接用ワイヤを造形に使用できるため、金属粉末方式に比べ、廉価かつ高速に造形が可能であり、材料管理も非常に容易です。また、空孔の少ない緻密で安定した造形が可能です。
※DED：Directed Energy Deposition
三菱電機独自の造形プロセス制御
各種センサの情報に基づき、＜軸移動量・ワイヤ供給量・レーザ出力＞をリアルタイムに自動補正する協調制御により、安定した３次元積層造形を実現します。
高剛性構造による非加工時間短縮
加工ヘッド側に直交3軸、ワーク側に回転2軸を備えた同時5軸仕様です。両持ちガントリー構造など、機械構造体に剛性を持たせることで非加工時間の高速動作を実現しています。
左：加工機外観 右：ストローク
DED方式金属3Dプリンターの適用方法
DED方式の金属3Dプリンターは、既存の部品などに付加する造形方式です。ニアネットシェイプ造形、補修（溶接技術の代替）、異種金属接合などに適しています。
積層造形（ニアネットシェイプ）
製品形状に近い形（ニアネットシェイプ）に造形することで切削体積を削減。造形と切削を組み合わせた新しいものづくりは高い生産性を実現します。
補修(金型・部品補修)
熟練工などによる手作業の溶接補修を積層造形に置き換え。補修工程の機械化により、作業者に依存しない安定した肉盛補修を実現します。
異種金属接合
部品表面に高硬度材を造形するなど、機能を向上させるマルチマテリアル部品化。従来の設計思考にとらわれない異種金属の製品は、新たな製品価値を創出します。
AZ600の主な造形事例
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プロペラ
（アルミニウム青銅） -
ロケットエンジンノズル
（Allloy 718） -
ロケットエンジンノズル
（WASPALOYTM）
| 材料系統 | 材料詳細 |
|---|---|
| 鉄系 | 鉄鋼、マルエージング鋼（18Ni）、熱間工具鋼（SKD61、DHWTM）、ハイス鋼（SKH51、AISI M33） |
| ステンレス系 | SUS308L、SUS316L、SUS630、SUS420J2 |
| ニッケル系 | WASPALOYTM、Alloy 718、Alloy 625、Alloy HX |
| 銅系 | アルミ青銅（YCuAl）、白銅（C7060相当） |
| コバルト系 | Stellite®6、Stellite®21 |
| チタン系 | Ti-6Al-4V |
| アルミニウム系 （2系統ワイヤオプションが必要です） |
A5183、A5356 |
※WASPALOYはUnited Technologies Corporation(UTC)、Stelliteは、Kennametral Inc.の登録商標です。
三菱電機は工作機械として高い技術力と実績のある国産メーカーです。
AZ600は一般的な溶接ワイヤーを材料として使用しているため低コストで運用が出来ることが特徴であり、また、複雑なワイヤー送給制御と回転テーブルとの協調制御を行うことで精度の高い積層造形が可能です。
AZ600の主な仕様
| 形名 | AZ600-F20 | AZ600-F40 |
|---|---|---|
| ストローク（X×Y×Z）（mm） | 600 × 600 × 600 | |
| 最大対象ワークサイズ（mm） | φ500 × 500 | |
| 最大積載ワーク質量（kg） | 500 | |
| レーザ定格出力（kW） | 2 | 4 |
| 主な標準装備※1 | ワイヤ供給装置（ワイヤ径:φ1.2mm対応仕様）、加工ヘッド（レーザ径φ3.0mm） マグネット式ダメージ軽減機能、高さセンサ、カートリッジ式保護ガラスホルダ シールドガスNC制御、加工エリア監察用カメラ、5色表示灯 2軸ロータリテーブルBC軸仕様※2、テーブル面盤φ385mm仕様 正面自動スライドカバー、空冷式冷却装置 |
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| 主なオプション | 2軸ロータリテーブルBC軸オフセット仕様（100/200/285mm左配置仕様） 2軸ロータリテーブルAC軸仕様※3、テーブル面盤φ500mm仕様 2系統ワイヤシステム、天井自動スライドカバー、側面自動スライドカバー 加工トレーサビリティシステム（Remoteパッケージ） |
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※1 集塵装置は標準付属品には含まれません。
※2 傾斜軸B軸（正面から見て左右傾斜）±120°、回転軸C軸360°仕様となります。
※3 傾斜軸A軸（正面から見て前後傾斜）±120°、回転軸C軸360°仕様となります。
ご購入までの流れ
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1
お問い合わせ
すでにご希望の機種が決まっている方はもちろん、「どの機種を選べばよいかわからない」というお客様も、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。お電話でも承ります。
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2
事前ヒアリング
まずはお電話やメールにて大まかにご要望をお伺いします。お客様のご要望から、造形物に求められる品質（強度・精度・審美性など）を整理し、最適な機種を選定します。
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3
ご提案・見積もり＆テスト造形
事前ヒヤリングの内容をもとに最適な3Dプリンターを選定し、お見積を行います。必要に応じて、実機見学やサンプル出力にも対応いたします。
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4
ご発注＆商品発送
ご発注頂けましたら、ご指定のお届け先に3Dプリンターを配送致します。ご担当者様がご在席の日取りをご指定頂きます。
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5
機材セッティング
搬入した3Dプリンターを開梱し、ソフト面も含めて各種初期設定を行い、いつでも造形物が出力できる状態にします。
※一部商品では機材セッティングは対象外となります。
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6
操作説明
起動から造形までの、基本的な操作説明を行います。
※操作説明内容は機種によって異なることがあります。
※一部商品では操作説明は対象外となります。
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