Lasermeister 100Aシリーズ

  • 金属3Dプリンター
    • 3,000万円以上

計測と造形を融合させた金属3Dプリンター
付加積層造形「肉盛り造形が可能」

Lasermeister 100Aシリーズの写真

Lasermeister 100Aシリーズの特徴

Lasermeister 100Aシリーズはニコン独自の光加工機で肉盛り造形やマーキング、接合などレーザーによる金属加工が可能です。
一般的な金属3D造形方式であるパウダーベッドフュージョン方式と比較して造形物が粉体に埋まらないのが大きな特徴です。
既存部品の狙った位置への造形が可能で従来のものづくりに3D造形プロセスを追加した今までにない新たなものづくりが可能になります。

DED/LMD方式による造形

レーザー照射と材料(金属粉体)の吹き付けを同時に行いながら溶融し、積層造形する方式です。脱脂、焼結、粉体除去、サポート材除去といった後工程がないのも特徴です。

※DED(Direct Metal Deposition)
※LMD(Laser Metal Deposition)

造形中画像

既存部品への付加積層造形が可能

Lasermeister 100A シリーズではプラットフォームにフラットなベースプレートを設置して造形していく一般的な方式に加え、既存品の上に積層造形をしていくことも可能です。

既存品はフラットなものである必要はなく、例えば、使用していたノズル部品の先端が痛んだら、痛んだ部分を削除し、残した部分の上に付加積層造形して修復することも可能になります。

3D光アライメント搭載

既存品への造形を可能にしたのが3D光アライメントです。一般的に機械加工で材料を削って部品を製作するには、通り出しや位置だしといった材料の座標値を決める作業が必要でした。工作機械の動きに合わせ材料を平行に配置し、固定するものです。

Lasermeister 100A シリーズでは、既存部品への付加積層造形を行うにあたり、自動で位置決めを実施する機能を有しており、通り出し作業は必要ありません。

5軸造形システム
(Lasermeister 101A / 102Aのみ)

プラットフォームの土台が回転する5軸制御機構の採用により、様々な方向への積層造形が可能となりました。サポート材なしで造形ができますので、後工程も楽になります。

こんな使い方ができます

既存部品と違う材質で付加造形をする。
既存部品に3Dプリンターならではの形状を付加造形する。

各モデルの主な仕様

LM100A LM101A LM102A
装置サイズ WDH [mm] 850×750×1700 850×750×1750
軸数 3軸 5軸
加工範囲 XYZ [mm] 297×210×200 φ150×150
対応材料 SUS316L
SKH51 ※4
ニッケル基合金(718相当) ※4
チタン合金
(Ti-6AI-4V相当)
- -
チルトステージ -
高効率粉体ノズル※1 - -
メルトプールフィードバック機能※2 - -
パウダーサプライフィードバック機能※3 - -

※1 高効率粉体ノズルは、従来粉体ノズルよりも粉体利用効率を2倍以上改善
※2 造形中の観察機能。造形速度を2倍以上改善、寸法精度と表面粗さを向上させたほか、均一な凝固状態を保つことで造形時の欠陥低減効果。
※3 金属粉体の安定供給機能。造形品質を実質的に損なうことなく、再利用粉体の使用も可能。生産コストの削減とともに、環境保全にも寄与。
※4 有償オプションにて対応可能

主な造形材料

  • SUS316L
    ステンレス鋼

    耐食性を目的とした合金SUS304は家庭用品、建設材料、食品設備、一般化学設備、原子力用などに広く使われました。さらに耐食性を高めたSUS316の性質に耐粒界腐食性を持たせたのがSUS316Lです。

  • SKH51
    高速度工具鋼

    一般的にハイスと呼ばれるSKH51は、耐摩耗性・靭性に優れ、冷間鍛造用の金型、冷間圧造金型、精密金型、切削工具(刃物などの材料)に使われています。

  • ニッケル基合金(718相当)
    耐熱鋼の一つ

    700番台は析出強化型合金に分類され、多くの腐食環境に対して優れた耐食性を持ちます。低温から高温度状況下での強度、靭性、疲労強度に優れています。

  • チタン合金
    (Ti-6AI-4V相当)

    64チタン合金は「Ti-6Al-4V」と呼ばれることもあります。医療用の金属として広く認知、利用されており、その強度から航空機、宇宙産業にも利用されています。

金属加工35年を超える特級機械技能士
リコーの金属3Dプリンター担当からのおすすめポイント!

①既存部品への付加造形ができる。

  • 部品の補修方法として高度な技能が必要だった溶接の肉盛りに代わる造形機能。
  • 既存部品と付加造形部分で材質を変えることが可能で新たな部品価値を生み出す。

②従来の加工方法で苦労していた難削材といわれる材質が苦労せず安全に造形できる。

  • ステンレスやチタン:工具が摩耗しやすく材質そのものが削り難い。
  • ニッケル基合金:もっとも切削加工が困難な合金といわれる。
  • チタン:加工時に発火・引火する可能性が高く 微粉(切粉)になると発火しやすい。

ご購入までの流れ

  • 1

    お問い合わせ

    すでにご希望の機種が決まっている方はもちろん、「どの機種を選べばよいかわからない」というお客様も、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。お電話でも承ります。

  • 2

    事前ヒアリング

    まずはお電話やメールにて大まかにご要望をお伺いします。お客様のご要望から、造形物に求められる品質(強度・精度・審美性など)を整理し、最適な機種を選定します。

  • 3

    ご提案・見積もり&テスト造形

    事前ヒヤリングの内容をもとに最適な3Dプリンターを選定し、お見積を行います。必要に応じて、実機見学やサンプル出力にも対応いたします。

  • 4

    ご発注&商品発送

    ご発注頂けましたら、ご指定のお届け先に3Dプリンターを配送致します。ご担当者様がご在席の日取りをご指定頂きます。

  • 5

    機材セッティング

    搬入した3Dプリンターを開梱し、ソフト面も含めて各種初期設定を行い、いつでも造形物が出力できる状態にします。
    ※一部商品では機材セッティングは対象外となります。

  • 6

    操作説明

    起動から造形までの、基本的な操作説明を行います。
    ※操作説明内容は機種によって異なることがあります。
    ※一部商品では操作説明は対象外となります。

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