Studio System™ 2

  • 金属3Dプリンター
    • 3,000万円以上

Studio System™をより手軽にした
Studio System™ 2
ツーステップで容易に金属造形

Studio System™ 2の写真

Studio System™ 2の特長

Studio System™の後継システムです。従来のStudio System™で造形したパーツは、溶剤による脱脂が必要でしたが、
Studio System™ 2では、加熱による脱脂を可能にしたことで、3Dプリンターによる造形後は、パーツは焼結炉にセット。
焼結炉で加熱脱脂を行った後に焼結を行うため、ツーステップで容易に金属造形が行えます。

Studio System™ 2の機種構成

  • プリンターの写真
    プリンター
  • ファーネス(焼結炉)の写真
    ファーネス(焼結炉)

Studio System™ 2の造形ステップ

ステップ1
造形
プリンター

BMD(Bound Metal Deposition™)押出し方式は、MIM(Metal Injection Molding 金属射出成形法)の技術を応用したシステムになります。 

造形は金属粉末とバインダーが混錬された丸棒形状の材料を3Dプリンターで加熱し溶解させ、ノズル部より押し出して積層していきます。

ステップ2
加熱脱脂、焼結
ファーネス(焼結炉)

3Dプリンターにより造形されたパーツには、金属とバインダーが混ざっているため、次の加熱脱脂のステップでバインダーを除去し、焼結して金属を固めます。

なお、3Dプリンターにより造形されるパーツは、最終寸法よりも大きく造形されています。これは脱脂後の焼結によりパーツが収縮するためで補正量は自動計算され造形時に反映されます。脱脂によりバインダーが除去された体積分が収縮し溶融に近い温度に加熱された金属は高密度化します。

  1. プリントしたら焼結炉にセット

  2. 加熱脱脂後に焼結

Studio System™ 2の造形材料

材料は、金属粉末とバインダーを調合した丸棒形状で在庫量の確認もしやすく,
詰め替え可能なカートリッジシステムを採用しており材料交換が簡単にできます。

  • SUS316L
    ステンレス鋼

    オーステナイト系(18Cr-8Ni系)です。化学工業設備、建築材料、食品製造設備、半導体製造装置、各種機械部品、車両工業などに広く使用されているのがSUS304です。 そこにモリブデンを添加し、非酸化性の酸などに対する耐食性を強めたのがSUS316です。そこから炭素含有量を極度に低くして、耐粒界腐食性を増大したのがSUS316Lで、極低炭素型のステンレス鋼です。

  • D2 / A2
    工具鋼

    D2とA2はアメリカ規格です。D2は日本のJIS規格ではSKD11(合金工具鋼)に相当します。冷間金型用鋼の標準的な鋼種として使われており、クロムを多く添加し常温における耐摩耗性を高くした鋼です。プレス金型、ゲージ類、金属刃物、治具などに多用されています。

    A2は日本のJIS規格ではSKD12に相当します。冷間成形用金型にはD2が用いられることが多く、じん性重視の場合にはA2のほうが有利です。

  • 17-4PH
    高強度ステンレス鋼

    17-4PHはアメリカ規格で、日本のJIS規格ではSUS630(析出硬化系)に相当します。一般のオーステナイト系ステンレスは軟らかい特性を有していますが、 17-4PH はCuの添加で析出硬化を持たせ、高い硬度を得られています。シャフト類、タービン部品、スチールベルトなどに使われている材料です。

  • 4140
    クロムモリブデン鋼

    4140はアメリカ規格で日本のJIS規格ではSCM440に相当します。クロムモリブデン鋼とは、鉄にクロムとモリブデンを添加した合金鋼で、クロモリと略されて呼ばれています。溶接がしやすく、強度が高くしなりがあるという特徴があり自動車や航空機の部品、自転車のロードレーサーのフレームは有名です。

  • H13
    工具鋼

    H13はアメリカ規格で日本のJIS規格ではSKD61に相当します。靭性と熱間引張強度について、300℃の環境下でD2材は強度が急激に低下するのに対し、H13材は一定の強度を保ちます。ダイカスト用金型の部品などに使われてています。

  • Inconel625

    インコネル(Inconel)はニッケルを主体とし、クロム、鉄、炭素など様々な合金成分を添加することにより、耐熱性及び耐食性を高めたニッケル合金です。一般的に高温強度が大きく熱伝導率が悪いため、もっとも切削加工が困難な合金としても知られています。ジェットエンジン部品などに使われています。

溶剤脱脂対応材料

銅(Cu)・チタン合金(Ti64)

Studio System™ 2の主な仕様

プリンター
造形方式 BMD(Bound Metal Deposition)押出し方式
積層ピッチ 50 µm - 150 µm(高解像度プリントヘッド)
150 µm - 300 µm(標準プリントヘッド)
造形エリア 300 × 200 × 200 mm
入力電源 100 - 130V 単相15A、50/60Hz
220 - 240V 単相10A、50/60Hz
本体寸法 823 × 529 ×(H)948 mm
本体重量 97 kg
制御パネル 7インチタッチパネル
内蔵監視カメラ LED照明付き
ファーネス(焼結炉)
分圧焼結炉(真空対応)
最高温度 1,400℃
熱均一性 焼結時 ±50℃
ワークスペース 300 x 200 x (H)170mm
入力電源 200-220V 3相3線24A 50/60Hz
380-415V 3相4線16A 50/60Hz
ガスタイプ 3%H2/Ar混合ガス(金属の種類による)
本体サイズ 1,380 × 931 ×(H)1,628 mm
開閉時最大高さ 2,195mm
本体重量 733kg
制御パネル 7インチタッチパネル
金属加工35年を超える特級機械技能士
リコーの金属3Dプリンター担当からのおすすめポイント!

Studio System™ 2はMIM(Metal Injection Molding 金属射出成形法)の技術を取り入れたStudio System™ よりも、さらに手軽な金属3Dプリンターを目指したシステムです。材料は、金属粉末とバインダーを混錬した丸棒形状のため、在庫管理もしやすく材料交換も簡単です。粉末の取り扱いはないので、安全性が高く、粉末飛散の心配もありません。

リコージャパンはサブリセラーとして
Desktop Metal社の製品を販売しています。

ご購入までの流れ

  • 1

    お問い合わせ

    すでにご希望の機種が決まっている方はもちろん、「どの機種を選べばよいかわからない」というお客様も、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。お電話でも承ります。

  • 2

    事前ヒアリング

    まずはお電話やメールにて大まかにご要望をお伺いします。お客様のご要望から、造形物に求められる品質(強度・精度・審美性など)を整理し、最適な機種を選定します。

  • 3

    ご提案・見積もり&テスト造形

    事前ヒヤリングの内容をもとに最適な3Dプリンターを選定し、お見積を行います。必要に応じて、実機見学やサンプル出力にも対応いたします。

  • 4

    ご発注&商品発送

    ご発注頂けましたら、ご指定のお届け先に3Dプリンターを配送致します。ご担当者様がご在席の日取りをご指定頂きます。

  • 5

    機材セッティング

    搬入した3Dプリンターを開梱し、ソフト面も含めて各種初期設定を行い、いつでも造形物が出力できる状態にします。
    ※一部商品では機材セッティングは対象外となります。

  • 6

    操作説明

    起動から造形までの、基本的な操作説明を行います。
    ※操作説明内容は機種によって異なることがあります。
    ※一部商品では操作説明は対象外となります。

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