Shop System™

  • 金属3Dプリンター
    • 3,000万円以上

小~中規模生産向けに設計された
金属用バインダージェットシステム

Shop Systemの写真

Shop System™の特長

Shop System™ は、小~中規模生産向けに設計された金属用バインダージェットシステムです。
造形の開始から完成まで一貫したシステムになっています。
ニーズに合わせカスタマイズが可能で4つのモデルを用意しております。
多品種混合生産、バッチ生産、数百個単位の中量生産が行えます。

微細な形状の再現

この画像の針状の先端部分のように、微細な形状の再現が得意です。また表面がキレイに仕上がります。1600x1600dpiと毎秒6億7000万ドロップが可能な高解像度プリントヘッドと、微細な粉末材料を使用することにより、Shop System™は、高速・高解像度の造形を実現します。

複数個一括造形が可能

造形エリア全体に粉末材料を敷き詰めて積層していく方式のため、造形物の荷重を粉末材料が支えます。そのためサポート材が不要で、造形物の上に造形物を重ねるような形での造形が可能です。造形エリアを広く使って、様々な形状を1回の造形指示で出力することが可能です。

圧倒的な生産性

造形スピードが早いこと、そして複数個の一括造形が可能なことにより、他の方式の金属3Dプリンターに比べて生産性が非常に高いです。ただし後工程の焼結にも時間がかかりますので、造形と焼結の生産計画に注意が必要です。

Shop System™の機種構成

  • プリンターの写真
    プリンター
  • パウダーステーションの写真
    パウダーステーション
  • 焼結炉の写真
    焼結炉

Shop System™の
造形ステップ

ステップ1
造形
プリンター

Shop System™はプリンター内の造形エリアに拡散した金属粉末にプリンターノズルから液体の結合材(バインダー)を噴射して造形物を固めるバインダージェット方式です。

金属粉末を造形エリアに拡散したら結合剤を造形物の断面形状に噴射し固め、次の層の造形に移ります。金属粉末を拡散し結合剤を造形物の断面形状に噴射。これを繰り返し積層を続けます。また造形物の周囲の粉末がサポート材の役目をするので、造形後にサポート材を外す作業は発生しません。

ステップ2
粉末除去
パウダーステーション

プリンターでの積層が完了すると、造形エリアは造形品と金属粉末で満たされている状態になります。この部分をビルドボックスとして取り外し、金属粉末を除去するため、次の工程となるパウダーステーションへ投入します。
ふるいを備えた内蔵粉末リサイクルシステムにより、造形品を残し余分な金属粉末はすべて回収されます。

ステップ3
焼結
焼結炉

金属粉末が除去された造形品は、結合剤により固まっている状態で、次の工程では個々の粒子を結合して強度を増すための熱処理を行います。この熱処理を焼結といいます。

造形品は焼結炉のトレイ上に配置し焼結を行います。Shopシステムの焼結炉は、最高温度を1400℃まで上げられるため、確実な焼結と高い造形品質を可能にしています。

この焼結の工程では造形物の収縮時に発生する摩擦や重力の影響により変形を起こすことがありますが、付属ソフトウェアのLiveSinterはシミュレーションによりそれを計算し、収縮後に狙った形状になるような負のオフセットと呼ばれるものを反映した形状データを作成してくれます。

焼結後の後処理

Shopシステムの造形物は周囲の粉末がサポート材の役目をするので、焼結後にサポート外しは基本的に発生しません。
焼結後は、セッター(焼結時の変形防止用治具)を取り外しますが、機械加工は必要なく手で取り外ずせることが特徴です。

造形エリアサイズ モデルの違い

4つの造形エリアサイズのモデルを用意しており、ニーズに合わせカスタマイズができます。

造形エリアサイズ
モデル:4L 350 x 222 x (H)50 mm
モデル:8L 350 x 222 x (H)100 mm
モデル:12L 350 x 222 x (H)150 mm
モデル:16L 350 x 222 x (H)200 mm

Shop System™ の造形材料

  • ステンレス鋼
    (SUS316L)

    オーステナイト系(18Cr-8Ni系)です。
    化学工業設備、建築材料、食品製造設備、半導体製造装置、各種機械部品、車両工業などに広く使用されているのがSUS304です。そこにモリブデンを添加し、非酸化性の酸などに対する耐食性を強めたのがSUS316です。そこから炭素含有量を極度に低くして、耐粒界腐食性を増大したのがSUS316Lで、極低炭素型のステンレス鋼です。

  • 高強度ステンレス鋼
    (17-4PH)

    17-4PHはアメリカ規格で、日本のJIS規格ではSUS630(析出硬化系)に相当します。
    一般のオーステナイト系ステンレスは軟らかい特性を有していますが、 17-4PH はCuの添加で析出硬化を持たせ、高い硬度を得られています。シャフト類、タービン部品、スチールベルトなどに使われている材料です。

Shop System™ の主な仕様

プリンター
造形技術 バインダージェッティング
最大ビルドレート 800cc/hr
造形方向 一方向
積層ピッチ 50µm - 100µm
DPI 1600 DPI
1 pL drop size
部品の寸法公差 +/- 3.0%
外形寸法
プリンター 1990 x 760 x (H)1630 mm
パウダーステーション 1200 x 700 x (H)1600 mm
ドライオーブン 910 x 740 x (H)1100 mm
ブレンダー 800 x 400 x (H)800 mm
パウダーケッグ Height : 280 mm
Diameter : 250 mm
Maximum Volume : 10.6 L
ファーネス 1380 x 931 x (H)1628 mm
造形ボリュームオプション
4L 350 x 222 x (H)50 mm
8L 350 x 222 x (H)100 mm
12L 350 x 222 x (H)150 mm
16L 350 x 222 x (H)200 mm
バインダージェッティングモジュール 70K ノズル
5x 冗長性
プリントヘッド構成 交換可能なプリントヘッド
所要電力(炉とオーブンを除く) 100 -120V 単相12.5A 50/60Hz
220 - 240V 単相5.6A 50/60Hz
所要電力(ドライオーブン) 230V 単相17.5A 50/60Hz
所要電力(ファーネス) 200-220V 3相3線24A 50/60Hz
380-415V 3相4線16A 50/60Hz
金属加工35年を超える特級機械技能士
リコーの金属3Dプリンター担当からのおすすめポイント!

Shop System™は、機械工場用に開発されており、多品種混合生産、バッチ生産、数百個単位の中量生産などに適しています。さらに、3Dプリンターならではの形状に設計されたパーツを造形し、従来からの機械加工を組み合わせて、新たな価値を付加させたパーツの生産などにも使える、小~中規模生産向けのシステムです。

リコージャパンはサブリセラーとして
Desktop Metal社の製品を販売しています。

ご購入までの流れ

  • 1

    お問い合わせ

    すでにご希望の機種が決まっている方はもちろん、「どの機種を選べばよいかわからない」というお客様も、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。お電話でも承ります。

  • 2

    事前ヒアリング

    まずはお電話やメールにて大まかにご要望をお伺いします。お客様のご要望から、造形物に求められる品質(強度・精度・審美性など)を整理し、最適な機種を選定します。

  • 3

    ご提案・見積もり&テスト造形

    事前ヒヤリングの内容をもとに最適な3Dプリンターを選定し、お見積を行います。必要に応じて、実機見学やサンプル出力にも対応いたします。

  • 4

    ご発注&商品発送

    ご発注頂けましたら、ご指定のお届け先に3Dプリンターを配送致します。ご担当者様がご在席の日取りをご指定頂きます。

  • 5

    機材セッティング

    搬入した3Dプリンターを開梱し、ソフト面も含めて各種初期設定を行い、いつでも造形物が出力できる状態にします。
    ※一部商品では機材セッティングは対象外となります。

  • 6

    操作説明

    起動から造形までの、基本的な操作説明を行います。
    ※操作説明内容は機種によって異なることがあります。
    ※一部商品では操作説明は対象外となります。

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