ステップ1
造形
プリンター
Shop System™はプリンター内の造形エリアに拡散した金属粉末にプリンターノズルから液体の結合材(バインダー)を噴射して造形物を固めるバインダージェット方式です。
金属粉末を造形エリアに拡散したら結合剤を造形物の断面形状に噴射し固め、次の層の造形に移ります。金属粉末を拡散し結合剤を造形物の断面形状に噴射。これを繰り返し積層を続けます。また造形物の周囲の粉末がサポート材の役目をするので、造形後にサポート材を外す作業は発生しません。
ステップ2
粉末除去
パウダーステーション
プリンターでの積層が完了すると、造形エリアは造形品と金属粉末で満たされている状態になります。この部分をビルドボックスとして取り外し、金属粉末を除去するため、次の工程となるパウダーステーションへ投入します。
ふるいを備えた内蔵粉末リサイクルシステムにより、造形品を残し余分な金属粉末はすべて回収されます。
ステップ3
焼結
焼結炉
金属粉末が除去された造形品は、結合剤により固まっている状態で、次の工程では個々の粒子を結合して強度を増すための熱処理を行います。この熱処理を焼結といいます。
造形品は焼結炉のトレイ上に配置し焼結を行います。Shopシステムの焼結炉は、最高温度を1400℃まで上げられるため、確実な焼結と高い造形品質を可能にしています。
この焼結の工程では造形物の収縮時に発生する摩擦や重力の影響により変形を起こすことがありますが、付属ソフトウェアのLiveSinterはシミュレーションによりそれを計算し、収縮後に狙った形状になるような負のオフセットと呼ばれるものを反映した形状データを作成してくれます。