3Dプリンター出力サービスの技術サポート

リコーが提供する3Dプリンター出力サービスは、お客様が保有されている3Dプリンターではできない大型造形、高い精度・強度での造形、PP・PA11・PA12など希望する材料での造形、短納期での造形、また初めて3Dプリンターで造形するお客様にも、思い通りの造形を実現するために、きめ細やかな技術サポートを行っております。

専任の技術者が造形物の用途やご予算に合わせて最適な造形方式・造形材料・後加工などをご提案します。通常の加工方法(切削/射出成型など)とは異なる、3Dプリントにおける特性を最大限に活かした造形上の技術的なアドバイスなど丁寧にご支援します。

リコーだからできる技術サポート

3Dプリンターを活用し、複写機やカメラなどの研究開発・設計・製品化を長年行っていた技術者が自らの知見を活かしサポートしています。

リコーだからできる技術サポート

 

技術サポート(一例)

最適な造形材料・造形方式・後加工をご提案

専任技術者が、お客様から造形物の使用目的や用途を詳細に伺った上で、ご要望の品質を満たす最適な造形方式・材料・仕上げ加工などをトータルでご提案します。
一口に造形といっても、意匠確認や、試作品の機能検証、小ロット製品の製造など、 お客様ごとに造形物に対するご要望が異なります。
それらに柔軟に対応していくため、 リコーでは強度や耐熱性に優れた材料、弾性のある材料、カラーを美しく再現できる材料 などに適した幅広い3Dプリンターラインアップをご用意しています。
また主要な5方式の3Dプリンターを複数台取り揃え、お客様の用途やご予算、納期に応じて、最適な方法を提案させていただきます。

さらに3Dプリント後の仕上げ・後加工にも対応しております。
接着、穴径仕上げ、ネジ加工、研磨、塗装等の様々な仕上げ加工メニューをご用意しておりますので、精度や嵌合性、表面性や色合い等を追求する用途の場合にはご相談下さい。

画像:最適な造形材料・造形方式・後加工をご提案

自社ではできない大型造形を実現したい

大型部品の造形では、寸法精度が悪い、反りが大きくなる、強度が不足する、微細部の再現性が低下する、造形コストが高くなる、納期がかかる等の問題がよく発生します。
3Dプリントした造形物に希望される品質・機能を実現するために最も適した造形方式・造形条件をご提案させていただきます。
一回の造形で900mm×600mm×900mmまで対応可能ですが、さらに大きい場合はモデルを分割して接着することも可能です。最適な分割面を検討・提案し、大型の工業模型の作製にも対応します。

画像:自社ではできない大型造形を実現したい

自社ではできない精度・強度で造形したい

主要な造形方式、20種類以上の材料に対応しています。
嵌合や組み立てに適した高強度の材料、模型に適した高精細な材料、耐熱温度の高い材料など、豊富な造形材料をご用意しています。
3Dプリンターをはじめ一般的な加工方法(切削/板金等)も把握する技術者が、お客様の利用目的やご予算に合わせた最適な造形方式、材料をご提案いたします。

画像:自社ではできない精度・強度で造形したい

3Dデータの拡大/縮小

お客様からお預かりした3Dモデルを原寸から3Dプリントの造形サイズに最適となるように修正致します。
例えば、サイズ変更の場合、サイズの縮小に伴って薄肉化した部位を修正します。また、造形に必要な部分のみのデータを切り出したいというご要望も承ります。

画像:3Dデータの拡大/縮小

エラー修正

3Dデータをそのまま縮小した結果、3Dプリンターでは造形できない厚さとなり、そのまま造形してしまうとその部分の形状が再現されずに欠けてしまい、造形ミスが発生します。
データを縮小して3Dプリンターで造形する場合は、注意が必要です。

 

専任技術者がデータ縮小をした後に、造形不可能な細かさとなる部分の有無を確認します。
3Dプリンターで造形できない部分(エラー)を発見した場合は、お客様にご報告、データ修正提案を行って、エラーがなくなったことを確認してから造形を行います。

完成品に色を付けたい

3Dプリンター造形時に色を付けることができる造形方式もありますが、単色での造形後に磨きや塗装といった二次加工まで対応することが可能です。お客様から造形品への配色をヒアリングし、可能な限りご要望の色に仕上げます。

画像:塗装前

塗装前

画像:塗装後

塗装後

画像:MEX/FDM造形品の塗装表面

MEX/FDM造形品の塗装表面

画像:VPP/SLA造形品の塗装表面

VPP/SLA造形品の塗装表面

(①造形品に直塗装、②研磨+塗装、③研磨+サーフェイサー+塗装)

高透明に仕上げたい

高透明な造形を希望される場合は、光造形(VPP/SLA)方式で造形後、研磨及びクリア塗装の仕上げ加工を施します。
ただし、モデル肉厚が大きい場合には、仕上げ加工を施しても、画像右側のように透明度が下がり黄色味がかってしまうことがあります。より高い透明度となるようパラメータ調整を行うことも可能ですので、透明度を重視されたい場合は事前にご相談ください。

画像:高透明に仕上げたい

希望納期での造形

早急に造形物が必要なお客様へご希望納期に合う造形機、条件を提案してスピーディに見積り、短納期で造形します。
モデル形状やサイズ次第では最短でご注文日翌日に発送も可能です。

画像:希望納期での造形

希望予算内での造形

造形装置・材料、造形配置などによっても造形コストは異なってきます。
ご予算の上限が決まっている場合は、そちらに合う造形機や条件をご提案いたします。

画像:希望予算内での造形