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物流現場の働き方改革
2024年問題に備えた有効な対策とは~

2022.03.29

 
国内で進められる働き方改革は、もちろん物流業界にも適用されます。時間外労働の上限規制に猶予のあった物流業界において、いよいよ2024年に適用が始まります。しかし、課題も多く、対応策が求められています。
そこで今回は、物流現場の働き方改革における「2024年問題」に焦点を当て、備えるべき有効な対策をご紹介します。

物流現場の「働き方改革」に伴う「2024年問題」とは


近年、各企業で進む働き方改革ですが、 201941日に施行された働き方改革関連法において、時間外労働の上限規制が設けられました。
 
そのうち「自動車運転の業務」に対しては、長時間労働の実態があったことから猶予期間が設けられ、 202441日以降の適用となりました。内容としては、年間の時間外労働時間の上限が 960時間に制限されるというものです。
 
この 2024年を目前とした今、準備を進める必要がある中で、様々な問題が生じるとされています。それは「 2024年問題」とされ、主に次の 4点の懸念が大きいといわれています。
 
  • ドライバー不足の深刻化とともに「運べない」事態に

  • 従業員の収入減少

  • 企業の生産性向上・売上や利益の減少

  • 荷主が支払う運賃の上昇

 
特にコロナ禍のEC需要増による宅配貨物量の増加の背景もあり、ドライバー不足がさらに深刻になるといわれています。
また従業員、企業、荷主それぞれに問題が生じると見られています。

物流現場における働き方改革の取り組み

2024年問題に対して、物流現場においては早々に対策を実施していく必要があります。また働き方改革そのものの実践として生産性向上もより強化していく必要があります。
 
実効性の期待できる対策や取り組みとして、次のことが考えられます。

●輸送効率の改善

物流現場において、輸送全体の効率化をはかります。例えば大量輸送が可能で環境負荷の少ない鉄道・船舶の活用や、地域内配送を各社で共同化することによるムダの低減などが考えられます。

●サプライチェーン全体の効率化

効率化やコスト削減は物流領域のみで行うのはむずかしいことから、生産工程を担うサプライチェーン全体での効率化も考えられます。

●ドライバーの負荷軽減

運送・物流業界の低賃金・長時間労働は長年問題視されていますが、劣悪な労働条件・環境によるものといわれます。ドライバーの所得向上、負担軽減により、人手不足の解消を行うのも一つの方法です。

●コミュニケーション改善

物流現場でコミュニケーションがしっかりとれていれば、情報共有も円滑に進み、作業の効率化も進んでいくものと思われます。物流は特にチームワークが重要になってくるため、携帯電話のほかIP無線を利用したグループコミュニケーションツールなどの活用も重要になってきます。
こうしたグループコミュニケーションツールは、教育用途にも利用することができるため、現場における新人育成や研修などによる生産性向上にも寄与します。

●ITの活用・物流DX

物流管理にITソリューションを導入したり、データを活用して物流を効率化する物流DXを進めたりすることで、物流を改善できる可能性もあります。

物流現場のコミュニケーション改善の事例

これまでご紹介してきた物流現場の働き方改革推進や2024年問題への課題解決策として挙げたうち、コミュニケーション改善は、働き方改革に有効といえます。それが分かる物流現場のコミュニケーション改善の事例をご紹介します。

●オフィス移転事業会社の事例

課題
あるオフィス移転業務を行う会社では、一つのオフィス家具の納品現場で30名ほどが同時に複数フロアにまたがって作業することがありました。そうした中、お互いの作業場所の状況や進捗具合などの確認、連携に携帯電話を利用していましたが、着信に気付かない、手が塞がっているため電話に出られない等、円滑なコミュニケーションが取れない状況でした。
 
解決策
そこで、携帯電話の代わりに音声グループコミュニケーションツールを導入したところ、お互いの作業状況をリアルタイムで共有でき、人員の配置替え等を即座に実行できるようになっただけでなく、ハンズフリーで会話ができるツールだったため、通話しながら手を止めずに作業を進められるようになり、従来の10%ほどの作業の短縮につながりました。
また、メンバー間の応援要請のハードルが下がったことで、各メンバーが各種作業に関わることができるようになりました。その結果、作業の属人化が解消され、業務の幅が広がり、ワークシェアリングが加速しました。
 
この事例の改善のポイントは、チームでの業務を行いながら、グループコミュニケーションに特化した音声グループコミュニケーションツールを活用したことにあります。

まとめ

物流現場においても進められる働き方改革ですが、2024年問題を目前にしている今、有効な課題解決策を見つけ、実施するのは急務といえます。
多くの課題がある中で、コミュニケーション改善課題については、音声グループコミュニケーションツールの活用が有意義といえます。

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