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仮想化製品対応サポート方針について

仮想化は近年急速に普及しており、当社にも数多くのお問い合わせを頂いている状況でございますが、お客様がご利用の仮想化製品や当社製品との組合せが多岐にわたり、また製品間での対応にばらつきもあることから、当社は、仮想化製品に対する当社ソフトウェア商品のサポート方針について規定いたします。

仮想化製品に対する対応方針

当社は、マイクロソフト社 Server Virtualization Validation Program(SVVP)認定の仮想化製品を実環境のWindows認定のハードウェア製品と同等として、実環境上での当社製品と同じようにサポートを行います。 ご利用にあたっては『注意事項』『仮想化されたサーバーOS構築について』をご覧ください。

SVVPについて

仮想化ソフトウェア上で Windows Server 製品を動作検証及び試験を行い、マイクロソフト社が認定を与えるプログラムです。この認定制度に合格すると、認定を受けた製品を、認定済みの構成で動かしているお客様は、仮想化ソフトウェア上で動作する Windows Server に対し、マイクロソフト社のサポートを受けることが可能です。詳細は、以下をご覧ください。

http://www.windowsservercatalog.com/svvp.aspx

注意事項

  • SVVP認定を受けていない製品やクラウドサービス環境での動作は、クラウド上でSVVP認定製品を使用していた場合についても当社ソフトウェア商品のサポート対象外とさせていただきます。
  • SVVP認定製品の場合のサポートについては実環境で発生した問題として対応させていただきますが、その動作について当社で保証しているわけではございません。
  • 稼働後の運用変更についても事前にご連絡を頂けない場合は、サポートが行えない場合がございます。
  • 仮想化製品プロビジョニング機能やライブマイグレーション機能、スナップショットなどのバックアップ機能など、仮想化製品固有の機能について原則サポート対象外とさせていただきます。また、お客様の環境で固有機能を外して確認することが困難な場合は、当社の環境(実環境)で再現するものに関してのみ、実環境でも発生する問題としてサポートいたします。再現しない障害に関しては、お客様の環境に起因する問題と判断させていただきます。
  • サーバーOSやネットワーク、ハードウェアなど、お客様の環境で Windows Server が正しく動作していることが当社サポートの前提となります。お問い合わせの際には、お客様の環境で問題が発生していないことを確認させていただく場合がございます。
  • 当社で構築した場合を除き、仮想ソフトウェアおよび仮想ソフトウェア上のOSについてはサポート対象外とさせていただきます。
  • 当社製品ではなく仮想ソフトウェアいずれかの問題であると判断した場合、当該の問題についてはサポート対象外とさせていただきます。
  • 仮想化環境での性能は、仮想サーバーに割り当てられたプロセッサー数やメモリーのサイズなどのリソースや仮想化ソフトウェアに大きく依存するため、実環境と仮想環境でのレスポンスや動作差異についてはサポート対象外とさせていただきますので、実際にご使用になる前に性能を中心に問題がないことをご確認ください。未評価の場合はサポートが行えない場合がございます。
  • パートナー製品については開発元のポリシーに従います。

仮想化されたサーバーOS構築について

  • 仮想サーバー構築の際はお客様の環境を構築された会社と協議の上、実際にご使用になる前にテスト環境などで性能を中心に十分に評価を行い仮想サーバーの構成を決定してください。
  • 仮想サーバーにはご利用予定の当社製品の推奨スペック同等のプロセッサーとメモリーを割り当ててください。複数の製品を利用される場合はそれぞれの推奨値の合計値以上、プロセッサーについては最大負荷時のプロセッサー使用率を考慮してから割り当ててください。
  • 同一の物理サーバー上で動作する仮想サーバー群に割り当てるプロセッサーとメモリーの総数は、物理サーバーの総量を超えないことを推奨いたします。超えた場合、著しい性能の低下などが発生する可能性がございます。

2016年3月
株式会社リコー