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お客様事例 株式会社トライワーク彦根 様

株式会社トライワーク彦根 様

お客様の取り組み/導入の背景

攻めの設備投資と人材確保。
これが、PODビジネスの瞬発力になるのです

株式会社 トライワーク彦根
代表取締役 小川 義雄 氏

持続的成長のためには、利益を確保しさらに新しいPOD機を導入することが重要。

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10台のPOD機体制による月間40万枚の実績

2011年に14周年を迎える、株式会社トライワーク彦根。創業当初から大手スーパーのPOPを手がけ、現在はPOD(プリントオンデマンド)専業企業として、バリアブル印刷を駆使したPOPを中心に、DM、名刺、各種チラシなどを制作している。
「当時、取引先の大手スーパーさんからは各店舗ごとに異なった原稿でPOPの制作依頼がありました。いま思えば、その頃からOne to Oneの仕事をしていたことになります。印刷にはいわゆるコピー機を20台以上も並べ、出力しカットしていく作業。きわめて効率が悪いうえに、手作業が多くあるため、発送時間が迫ってくるとミスも増えましたね」と創業当時を語る代表取締役、小川義雄氏。
その後オンデマンド機に出会い、PODを活用したビジネスを推進し、PODだけで1ヶ月40万枚という実績を持つ企業へと成長してきている。

2 台同時に導入となったRICOH Pro C901

2 台同時に導入となったRICOH Pro C901

課題

  • POP受注拡大への対応
  • さらなるスピードアップ
  • 売上げアップ、しかし伸びない利益

解決

  • 最新のPOD受注体制を構築し生産性を確保
  • 2台同時導入という攻めの設備投資でスピードアップ
  • 生産性の高さと2色印刷によるランニングコスト削減で利益倍増へ

RICOH Proを導入し、経常利益は10%から20%へ倍増

他社POD機による制作環境がつづいてきたトライワーク彦根に、2010年2月にRICOH Pro C900が2台導入された。「それまでのPOD環境はメーカー1社体制でした。私たちのビジネスにはPOD機が不可欠なのですが、ランニングコストの高さには悩まされていました。その解決策としてPOD環境の2社体制を考えていたところに、リコーさんから新登場のRICOH Pro C900の提案がありました」と語る小川氏。2社体制を考える上で、各メーカーのPOD機を徹底的に比較検討したという。

RICOH Proを導入し、経常利益は10%から20%へ倍増

色の再現性 イニシャルコスト ランニングコスト
でのリコーの優位性が決め手となり、RICOH Pro C900導入へとつながった。

結果は小川氏の予想通り、2社体制にすることで競争の原理が働き、価格/サービスともに改善できたという。制作部を統括している小川桜子さんは「2色印刷には、RICOH Proですね。それまでは4色で印刷していたPOPを、黄色の紙にマゼンタとスミで印刷。しかもモノカラーカウントですからコストを下げることにも役立っています」と語ってくれた。小川社長からは「すでに2色印刷のPOPは、RICOH Proがメインとなっています。トータルでのランニングコストを抑えることができたのは、いうまでもありません。RICOH Proを導入してから、経常利益は10%から20%へ倍増。よかったです」という笑顔をいただいた。

制作部 小川 桜子(おがわ さくらこ)さん

制作部 小川 桜子(おがわ さくらこ)さん

受注した仕事は、その日のうちに出荷

「オンデマンドの仕事は、スピードが命だと思っています。トライワーク彦根の最大の武器はスピード。ここぞという時の瞬発力で勝負しています。ですから一見過剰とも思える設備や人員も、どこにも負けないスピードを実現するために必要な戦力なのです。今日受けた仕事は、できればその日のうちに出荷したい。そうすれば、一日で仕事を終えることができます。そんな作業効率の高い体制をつくりたいのです」と、小川氏は明解な企業方針を語ってくれた。
C901が追加導入され、A4サイズを毎分90枚という高速印刷を可能にするRICOH Proは4ラインへ。トライワーク彦根の印刷パフォーマンスは、さらにアップしました。「お得意先からの依頼に対し、たとえばその枚数なら1時間、倍に増えても2時間で印刷できますと説明しています。お得意先に安心してもらうためにも余裕を持った設備と人材が重要。万が一、1台がトラブルを起こしても、他のPOD機で対応できることが大切なのです。今回新たにC901を導入しましたが、2台という理由もそこにあります。進化が激しいデジタル機ですから、数年で性能はアップし価格は下がります。最新のPOD機を3年程度で消却し、新型を導入しつづけていく。これがトライワーク彦根のビジネスモデルといってもいいかもしれません」POD専業という独自路線での成功の秘訣を、小川氏は語った。

受注した仕事は、その日のうちに出荷

ニーズに応え利益を確保、価格競争には巻き込まれてはならない

バリアブルデータを印刷できるRICOH Proは、One to Oneビジネスに大きなメリットをもたらしているが、アイデア次第でグンと効率アップへ。「流通さんの店舗は皆それぞれ異なっています。しかも売り場各コーナーでのPOPの位置も店によって違います。そこで各店舗の売り場のPOSデータを本部に集めてもらい、そのデータに応じPOPを印刷していくのです。そのお店ごとはもちろんですが、売り場の各コーナーの棚に付ける順にPOPを印刷。シフトソート機能を使えば各コーナーごとにまとめることができます。これまで売り場コーナーの棚を行ったり来たり移動しながらのPOP付け作業が、たとえば印刷されたPOPを1枚目から、棚の端から順に貼付けていくだけの作業でよくなります。作業効率は約3倍にもなり、非常によろこんでもらえました」と語る小川氏。
「お得意先のニーズに応えつつ、製品の精度を上げていく。ミスを極力なくす。それによって利益をきちんと確保すること。これが、会社にとっても従業員にとっても株主にとっても、いちばんいいことなのです。それができれば、価格競争には巻き込まれません。重要なのは量的拡大にこだわりすぎないこと。量的拡大にこだわりすぎると、どうしても無理をしてしまいますからね」と、価格競争に巻き込まれないポイントを教えてくれた。
最後に小川氏は、近江商人の売り手よし、買い手よし、使い手よしという『三方よし』の理念になぞらえ、トライワーク彦根とお得意先とリコーのWin-Winの関係を、これからもつづけていきたいと締めくくってくれた。

ニーズに応え利益を確保、価格競争には巻き込まれてはならない
画像:POP作成例およびトライワーク彦根の印刷現場

現場から見たRICOH Pro

印刷を中断しないでトナー交換できることも、スピードアップにつながっています

制作部 衛藤 いずみ さん

「制作部ではお得意先からの要望に添ったレイアウトで作成し、自分自身でRICOH Proでの印刷管理まで行っています。RICOH Proは印刷スピードが速いのがいいですね。大量の案件だとかなり時間短縮になります。それにトナー交換が必要な時にも、機械をストップさせないで交換できるのは時間に追われている時など、非常にありがたいです。印刷の質感もややマットな感じで好評ですし、従来はテープ貼りに不向きだったのですが、RICOH Proでの印刷だと貼付けやすいこともお得意先によろこばれていますね」

制作部 衛藤 いずみ さん

●使用ソフト:ポップエース・ファミリー(昭和情報機器社)

ギリギリのタイミングで一気に印刷。鮮度抜群のPOP。最新のRICOH Proをはじめ、10台ものPOD機が並ぶトライワーク彦根の印刷現場。

お客様プロフィール

株式会社 トライワーク彦根

株式会社 トライワーク彦根

  • 商号
    株式会社 トライワーク彦根
  • 本社・工場
    〒522-0053 滋賀県彦根市大藪町2429
  • 資本金
  • 創業
    1997年6月21日
  • 従業員数
    本社32名/営業所2名
  • 工場設備
    POD機10台(RICOH Pro C900×2台、C901×2台含む)
  • 主なお得意先(順不同・敬称略)
    大手印刷会社、大手家電量販店、大手スーパー、大手コンビニエンスストアなど
    主な印刷物/事業
    各種POP、プライスカード、DM、チラシ、名刺など

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