学習塾業界では、少子化の進展に伴い、大手主導による業界再編が進行しています。こうした中、茨城県内資本の学習塾として、20余年の実績と23校のネットワークを持つ株式会社中央進学会様の代表・井滝様は、システム導入の背景を次のように語られました。
「茨城県においても県外資本の大手塾との競争が年々激しくなっています。勝ち残るには、[教育レベルの向上]と[保護者様からの信頼獲得、維持]が何よりも重要。そのために、毎日、全教室から講師が本部に集まって行う会議の負担を軽減することで、指導や研究に注力させ、教育レベルを向上させること。加えて、昨今、個人情報漏洩事件が相次いで起こり、社会的に不安が広がる中で、当グループが他塾に先駆けて生徒の個人情報保護対策を講じることで、保護者様に安心してお子様を預けていただける環境を整備すること。この2点を早急に実現したいと考えました」
中央進学会様のご相談を受け、リコージャパンは、本部や各教室をインターネットVPN(*2)で繋ぎ、より安全な情報セキュリティ対策やIT資産の有効活用を支援する「SKYSEA Client View」を採用することで、効率的に情報共有できるネットワーク環境のローコストかつスピーディーな構築をご提案しました。加えて、中央進学会様が導入される「代ゼミサテライン予備校」用のパソコンやウイルスソフトも含めた学習環境の整備から、ホームページリニューアル(*3)まで、中央進学会様の事業環境改善につながる総合的なご提案を行いました。
「私たちが困っていること、悩んでいることを相談すれば、顕在化している問題解決のみならず、当塾の将来を見据えて潜在的な問題解決も含めたプランをご提案いただけたことが、お願いしようと決めた一番の理由です」(井滝様)
「効率的かつ安全な情報共有がネットワーク上で行えるようになったことでさまざまな成果が上がっている」と井滝様は述べられます。
「月20日間、毎日行っていた会議が、月3回程度に減少しました。本部に集まるための往復移動時間2時間、会議時間を1時間と換算しても、〈2時間×(20?3)日間×28人(講師数)=952時間〉この時間を、指導や教材研究にあてられるようになりました。この結果、明らかに良問が増えました。何より、教室ごとの月次報告書を見れば一目瞭然だったのですが、各講師がそれぞれの生徒を良く見ていることが分かる報告書があがってくるようになったのです。これは一番の導入効果だと思います。会議の削減により、講師の能力や研究成果をより活かせる環境が整った結果、講師のモチベーションも高まったと感じます」。また、SKYSEA Client ViewでプリンターやUSBなどのIT機器やソフトウェアも一括管理できるようになりました。このことから万一のトラブル発生時も、端末操作のログを収集して原因の追跡調査もできる万全のセキュリティ対策がとれるので、グループ内の情報管理意識を高めるとともに、保護者様からの信頼・安心醸成にも大きく貢献しています。
「今後も、講師の能力や意欲を最大限に引き出す環境づくりを推進しながら、生徒一人ひとりの深い理解に基づく教務力の高さで、競合との差別化を図っていきたいと思います。また、[代ゼミサテライン予備校]をはじめとした最新の学習システムを導入しながら、生徒や保護者様の多様なニーズに応えるサービスの拡充にも積極的に取り組んでいく考えです。そして、学力向上はもとより、人間形成にも寄与する[茨城県内トップクラスの学習塾]として、さらなる成長・発展を目指したいと思います」と、井滝様は今後の展望をお話下さいました。
株式会社中央進学会
導入システム・サービス
Select(リコー) インターネット環境の導入から訪問保守までワンストップでご提供する安心、安全なサービス。
IT機器やソフトウェア資産を一元管理することで、より安全な情報セキュリティ対策やIT資産の有効活用を支援するソフトウェア。
まるで、ホームページを直接触る様な操作で作成・編集。簡単操作で楽しく継続的に更新ができるから“おりこうブログCS”を使ってお客様の「やりたい事」が実現できます。