“興奮を売る”“本物を追求”をポリシーとした多彩な飲食店を茨城県内で9店舗展開する有限会社ウェルストーン様では、2013年春より、さらなる事業拡大や出店数の拡大を見据えて、事業構造の転換に着手されています。具体的には、[セントラルキッチンの導入による全店舗共通の魅力的なメニューの開発と供給体制の構築]、[酒類の運搬との相乗りによる物流工数の削減]、[宴会対応力の向上]、[従業員全員営業体制の確立]、[宴会獲得インセンティブの導入による給与体制の見直し]など。しかし、こうした取り組みを進めるにあたって、ウェルストーン様には大きな課題がありました。「事業を進化させるべく、さまざまな施策を実行していこうとしたとき、そこに力を注ぐためにも、店長や本部が抱えている煩雑な事務作業の効率化を少しでも図れないかと考えていました。中でも、100名を超える従業員の勤怠管理は店舗・本部双方にとって負担が大きく、その効率化は重要な課題の一つとなっていました」と代表取締役の石井様は振り返ります。
ウェルストーン様の課題解決へ向けて、リコージャパンは、勤怠管理のクラウドサービス(*1)の活用を提案しました。
導入を決断した理由について、石井様は次のように話されます。
「決断したポイントは大きく二点あります。
一つは、初期投資や運用コストが抑えられるクラウドサービスであるという点です。
実は以前、自前でサーバーをもって勤怠管理を行っている同業者から1000万円以上かかったという話を聞いたことがありました。その当時、うちにはまだ早いと思いましたが、今回ご提案いただいたクラウドサービスならコストが大幅に抑えられることが分かり、大変魅力を感じました。
二つ目は、勤怠管理が自動化できることで、給与変動や店舗拡大、従業員増などの変化にも、店長の業務負荷なく、柔軟かつ迅速に対応できる点です。
加えて、勤怠データを社会保険労務士と同時共有することで、本部における給与計算などの業務負荷を軽減できるというプレゼンテーションにも魅力を感じました」
新しい勤怠管理サービスの導入により、毎日閉店後に、店長がシフト表とタイムカードを照らし合わせながら、勤怠データをExcel へ入力する手間や確認作業が不要となり、店舗の業務負荷が大幅に軽減されました。当然、入力漏れやミスもなくなりました。
「勤怠データの自動集計は、店舗の従業員に大変喜ばれています。また管理する側が、正確なデータをネット上でいつでも、どこでも確認できるため、人件費や労務管理がしやすくなりました」(石井様)
またウェルストーン様では、今回の導入を機に、社会保険労務士との業務提携を行い、従来本部で行っていた給与関連業務をアウトソーシングすることで、本部の業務負荷軽減も実現されました。
ウェルストーン様は、2013年6月にはブランドのリニューアルを行い、着実な事業転換を推進されています。
「東京進出も視野に入れながら、新しいことにチャレンジし続けます。あわせて、今回のような店舗や本部の業務効率化に継続的に取り組んでいく考えです。そして、本部だけでなく、店長をはじめパートやアルバイト一人ひとりの力を最大限に発揮してもらえる環境を整備し、新サービスやPRの企画・実行、人材育成など、全社をあげて創造的な業務の推進につなげていきたいと考えています」と、石井様はさらなる創造性や生産性を高める店舗経営の実践に向けて語って下さいました。
有限会社 ウェルストーン
導入システム・サービス
インターネットを利用した業務改善のお手伝い。気軽に使える月額クラウドサービスで、お客様のIT活用とコスト削減を力強くご支援いたします。
勤怠管理にかかる出退勤時刻の収集から、打ち忘れの修正、承認、実績集計、管理帳票出力、給与計算ソフトへのデータ連携など、一連の業務がインターネット回線とブラウザー環境さえあれば申込から最短3日間で利用できるクラウド勤怠管理サービス。