【導入後の効果】
新発想の事業コンセプトで、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」をはじめ、様々な業態を展開されている株式会社スマイルズ様。2017年4月 GINZA SIXに新たな事業として、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」をオープン。オープン当初から行列ができるほどの大人気店です。「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」の店舗デザインとプロジェクターの活用について、ご担当者にお話を伺いました。
--はじめに、「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」GINZA SIX店に超短焦点プロジェクターを導入された背景を教えてください。
日本に昔からあるお弁当の文化。その中でも“海苔弁”は誰もが好きな人気のお弁当です。
皆さんのお弁当に対する“思い出”や“原体験”というと、お店の商品ではなく、お母さんが手作りしてくれたお弁当の味ではないでしょうか。我々が目指すおいしさは、そんな“家庭料理の最上級”がコンセプトです。
「海苔弁山登り」では、そんな海苔弁を通じて、『冷たいけど温かい』作り手のぬくもりを伝えたい。そして、最高の素材との出会いで海苔弁を弁当界の主役にしたいと考えていました。そして、それらの想いをカタチにする店舗にしたかったのです。
「海苔弁山登り」では、お弁当のぬくもりを伝えるため、商品の店内調理にこだわっています。お客様が調理風景を見ることができるように、調理場をガラス張りにして、調理の様子をお伝えしています。
また、お客様が来店された際、海苔弁を買うだけでなく、プラスで何か楽しい体験をしてもらいたいと思い、商品が並ぶ背後の壁に映像を流すアイデアを検討しました。ビジネスには違和感が大事だと思っています。銀座という一等地で、海苔弁の専門店をやる、というギャップです。店舗においても、調理の様子を見える化し、お弁当のぬくもりを届けるというアナログな部分と、壁にプロジェクションマッピングで映像を映し出すというハイテクな部分が共存し、不思議な違和感をだしています。映像は、気づいたお客さんだけにわかるような、さりげない仕掛けの表現にして、楽しめるコンテンツにしたかったのです。そのため、プロモーション的な要素を抑えるためディスプレイではなくプロジェクターによる映像表現を検討しました。
--リコーのプロジェクターを選んだポイントについてお聞かせください。
限られた制約があるスペースで表現できるよう、壁から近い距離でも投影が可能な短焦点プロジェクターを調べて、仕様にあうプロジェクターの候補を選び、映像確認のためデモ機をお借りしたいという問合せをWEBから行いました。
その後、リコージャパンさんの担当営業の方からデモ機をお借りして、いろいろと確認を行いました。本当に壁から近い位置で投影しなければならなかったですし、設置工事にも制約がある中、担当営業の方も一緒に寄り添って考えてくれて、いろいろと相談に乗っていただきました。今となっては本当に感謝しています。
--プロジェクターを使った店舗づくりをしたことで、どのような効果が生まれていますか?
オープンして間もないころは、メディアに取り上げていただいた影響で、お店には長蛇の列ができ、商品お買い求めいただくまで大変時間が掛かっていましたが、プロジェクターの映像を見ることで待ち時間も飽きない体験をしていただくことができました。今では映像の仕掛けに気づいたお客様に声をかけることで、商品である海苔弁の説明をしたり、お客様との会話のきっかけとして大変役立っています。
また、築地の店舗では、同じ映像を掛け軸風のスクリーンに投影し、絵が変わる掛け軸として、プロジェクションマッピング的な演出を実施して、お店の雰囲気づくりに一役かっています。
--今後、商品やリコーグループに期待することがありましたらお聞かせください。
リコージャパンさんには、「海苔弁山登り」という店舗で表現したいこと、やりたいことに対して共感して、一緒に考えて協力いただいたことに大変感謝しています。これからも一緒に新たなチャレンジをしていきたいですね。また、コンテンツもリニューアルしていければと思います。
お客様情報
■お客様名称:株式会社スマイルズ 様
■刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り
GINZA SIX店:東京都中央区銀座 6-10-1 GINZA SIX B2F
築地直売所:東京都中央区築地2-8-8
http://www.bento-smiles.com/
導入製品
■製品構成:RICOH PJ WX4152 x 1台(GINZA SIX店)、RICOH PJ WX5460 x 1台(築地直売所)
本Webページ記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。