福祉介護業界
お客様事例 株式会社EMIKA 様
福祉介護業界
お客様事例 株式会社EMIKA 様
『笑顔』から『笑顔』を!
私たちが笑顔であれば、ご利用者も笑顔に
ご利用者が笑顔であれば、ご家族も笑顔に
地域に笑顔の繋がりを作っていきます。
株式会社EMIKA様の運営する施設「ソレイユ高根台」は、2017年11月開設の新しい施設です。
ソレイユとはフランス語で「ひまわり」を意味し、いつも太陽の照らす方向だけを見ていることから、「あなただけを見つめている」という花言葉があります。ソレイユ高根台様では、ひまわりのように一人ひとりの生活に焦点をあてながら「通い・訪問・宿泊」のサービスを提供されています。ご利用者様にはできるだけ、日中楽しく充実した時間を、お泊りの際にも安心・安全をご提供できることが最重要課題となっています。
そんなご利用者様の安全を守り、またそれを支えるスタッフ様の安心のために「リコーみまもりベッドセンサーシステム」を導入し、活用されています。
課題 1
転倒リスクの高まる、動き出しや離床をすぐにキャッチしたい
効果 1
動き出しの予兆も感じられ、非常に速いアラート発報
課題 2
一番多くの時間を割いている、見守りの負荷を軽減したい
効果 2
カメラとの併用で、見守り負荷が約4分の1に
(そのままでも約2分の1)
課題 3
ご利用者の健康管理も、スムーズに行ないたい
効果 3
体重の変動を毎日記録し、わずかな体調変化にも対応
この施設を立ち上げる時に、マット下に設置するタイプの見守り機器を導入し利用していました。しかし検知反応が遅いため、アラートが鳴って訪室すると、ご利用者様がすでに部屋の入り口に立っていらっしゃるといったことがありました。
そのため検知の速いものを探していて、リコーのみまもりベッドセンサーシステム(以下ベッドセンサー)をご紹介していただきました。
ベッドセンサーの検知スピードは速く、とてもメリットを感じています。端座位でアラートを発報する設定をしていますが、アラートで訪室してもご利用者様はまだベッドの上にいらっしゃるので、歩行介助に間に合います。
本当に転倒リスクの高い方の場合、アラートが鳴ってから対応するのでは正直、遅いと思います。動き出される予感を感じて、いつでも駆け付けられるようにしておくことが大事だと考えています。
ベッドセンサーは、まずベッド内でご利用者様が目覚められたことを体動の波形で察知できます。アラートが鳴る前にいつでも駆け付けられるよう心構えができるというのは、非常に大きいポイントだと思っています。
ご利用者様には「見守りがあるので安心できるから」と、ご契約をいただいています。
職員に対しては、安心して働ける環境を整備したかったのです。当施設では夜間は、9人のご利用者様に対して職員1人の体制になってしまいます。ベッドセンサーがあると駆けつける優先順位が判断できるので、夜勤時の不安が減っています。
職員の中にはIT機器に苦手意識を持つ人、もしくは拒絶感を示す人もいます。しかし、うちの事業所に入職されたら「IT機器があるのが普通」になってもらうための研修を徹底して実施しています。最初は多少反発がありますが、方針を曲げずに研修を進めれば必然になっていきます。新しいことに慣れるのが面倒だから抵抗しているだけで、本人達も使うことが当たり前になってくると「ベッドセンサーがある方が安心だよね」という感じになってきます。その「安心できるんだ」ということは口頭や文書では実感してもらえないので、メリットを肌で感じられるようにしっかりOJTを行なっています。
そのために職員ごとに1~2か月は、OJTも含めた研修を設けました。私の経験上、ツール類を使える人はマニュアルを見ながら自分でできるのですが、機械が苦手な人はマニュアルを読むのも苦手です。「ベッドセンサーの画面を開いて、これを見ながら業務をする」という「型」をルーティン業務として、最初は私自身も一緒に付き添いながら習慣化していきました。
ショートステイ(短期)は特養(長期)と比べると、ご利用者様の行動予測がしづらいところがあります。そのため現時点では、転倒のリスクが高いショートステイの方に優先的に使っていただいています。
また夜間だけでなくお昼寝の際にも役立っています。ご利用者様は午前と午後に1回ずつ、1〜2時間くらいお休みになることがあります。職員がお目覚めに気づかないことが、結果として転倒につながってしまう可能性もありますが、ベッドセンサーの波形で目を覚まされたことを把握でき、とても便利です。
お医者様から毎日の体重測定を指示されている方もいらっしゃいます。これまでは職員がご利用者を抱きかかえて一緒に体重計に乗り、後で職員の体重を測ってその分を差し引いていました。
毎日のことだと結構負担でしたが、ベッドセンサーは寝ていただければ毎日、体重記録が残るので本当に楽になりました。
現在、ベッドセンサーとカメラの併用による見守りを試しています。
まずベッドセンサーの波形をチェックし、波形が大きくなったらカメラで確認します。波形が大きくても、カメラで確認してベッドに臥床されていたらまだ大丈夫、端座位になっていたら早く訪室したほうが良いと判断する方法です。ずっとカメラを見ているのは負担が大きいので、この使い分けは非常に使いやすいようです。
また訪室でご利用者様を起こしてしまうこともあり、確認のための訪室回数は必要最小限に抑えたいと考えています。まずベッドセンサーだけでも安静にお休みになっていることが分かるので、従来の1/2くらい訪室の必要がなくなりました。そしてセンサーが鳴った時にカメラで訪室の必要性を確認することで、さらに1/2になりました。
半分の半分で約4分の1の訪室回数になった体感です。それだけ、音に敏感なご利用者様も睡眠を邪魔されずに、ぐっすりお休みになれるということになります。
ネットワーク環境の問題で一時的にベッドセンサーが使えなくなったことがあり、その時は職員達が不安に感じていたようです。「見守りがないと不安だから、1人→2人体制にしてください」と声が上がりました。それくらい、職員達にとってベッドセンサーは0.5人分位の働きをしてくれる存在になっています。
お客様情報
株式会社EMIKA 様
住所:千葉県船橋市高根台3丁目10番5号
開設:2017年11月
施設:登録定員29人 通い定員18人 泊り定員9人
介護職員:日中6名 夜間1名
ご導入ソリューション:リコー みまもりベッドセンサーシステム
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