貸会議室用のWi-Fi™サービス強化をワンストップでご支援
貸会議室(全19室)で安定・安心Wi-Fi™環境を構築し
コロナ禍で増えたWeb会議の要望にいち早く対応。
東京文具共和会館様では、これまで貸会議室の利用者のWi-Fi™使用には、可搬式の無線LANアクセスポイント2台を貸し出して対応していました。しかし新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、会議室と他拠点・遠隔地をインターネットでつなぐ会議・イベントが増加。変化した会議スタイルに応え利便性を高めるため、リコージャパンの「ITKeeper 無線LANパック」で常設のWi-Fi™環境を構築しました。全館で安定した通信環境を実現するとともに、オンサイト保守・遠隔監視によるサポート体制も整えています。
【導入前の課題】
【導入後の効果】
多数の端末が他拠点とつながるWi-Fi™環境が必要に
●コロナ禍で、会議室の利用スタイルが変化
従来、東京文具共和会館様には有線LAN・インターネット環境が整備され、会議室の有線LAN端子に接続する可搬式の無線LANアクセスポイント2台を、希望者に貸し出していました。ところが2020年の新型コロナウイルス感染症拡大により、リモートでの在宅勤務など場所に捉われない働き方が増加。会議室を他拠点や遠隔地とつなぐインターネットの利用が多くなり、また、多数の端末の同時接続が可能な無線 LAN の利用も増えました。
「2020年6月の緊急事態宣言の解除後には。貸し出し用の無線LANアクセスポイントがよく利用されるようになりました。」(森岡 様)無線LANの稼働率が上がると「つながらない」との声も聞かれ、さらに利用が増えれば貸し出し用を増やす必要に迫られ、管理の煩雑さが予想されて危機感を募らせました。
●全館の常設のWi-Fi™環境構築が課題に
同会館では3年ほど前から、常設のWi-Fi™環境の全館への構築を検討していました。その中で、人手が少ない土日の対応や、スピーディーなトラブル対応・機器などのメンテナンス体制が課題となっていました。しかし「今後は要望に応えられる通信環境がないと施設を使っていただけなくなる」との考えから、全19室に常設Wi-Fi™環境の導入を決定しました。
保守や通信安定性を重視。設置・デザインにも配慮。
そこで、同会館の情報システムを担う株式会社テクノス教育事業部の大槻春美様と常設Wi-Fi™環境の構築に着手。「保守面が一番のポイントで、また通信の安定性とトラブルがないことを重視しました。」(大槻 様)
検討の結果、無線LAN環境の導入から保守までワンストップで支援する、リコージャパンの「ITKeeper 無線LANパック」の導入を決めました。オンサイトでの保守対応があり、無線LANアクセスポイントの運用代行サービスをオプションで追加し、メンテナンスをアウトソースすることで保守面の不安をクリアしました。依頼を受けたリコージャパンは回線状況などの調査を実施し、既存の有線LANを利用するWi-Fi™環境の構築をご提案。1台あたり40台のタブレットが接続可能で、通信切断を防ぐ豊富な機能を持つ無線LANアクセスポイントは、通信量の多い都市部に位置する同会館に最適でした。リモート管理機能を搭載し、「ITKeeper 無線 LANパック」の運用代行オプションに対応しています。
●無骨な印象のない設置・デザインを重視
設置工事に際し、“会議室が商品”という観点から見た目に配慮されました。「貸会議室という業務の性質上、無骨な印象のない設置・デザインを重視しました。」(森岡 様)
配線や機器はすっきりと設置され、無線LANアクセスポイントの外観についても満足されているとのお話しです。
Web会議の利用者から好評価。Wi-Fi™運用の負担も軽減。
2020年8月、全館で常設Wi-Fi™環境の運用を開始。全19室どこでも安定してつながり、利用者から「安心して使える」との声があがっています。可搬式の無線LANアクセスポイントには不満の声があったことから、導入による改善効果を実感できています。さらに無線LANアクセスポイントの貸し出しの手間や使い方の説明がなくなり、利用者に接続情報をまとめたシートを手渡す対応となり、運用面の負担も軽減しました。
Wi-Fi™環境はトラブルなしで安定稼働しているため、まだ運用・保守のリアルタイムでのサポートは利用したことがなく、現時点では万一の時の安心要素となっているそうです。
有線LANを希望する方は、壁のLAN端子から無線LANアクセスポイントのLANケーブルを外し、有線LANを接続して利用します。利用後は戻していただくよう案内していますが、戻し忘れても「ITKeeper 無線LANパック運用代行サービス」により、どこが外れているかメールで通知されます。「これは予想外のメリットでした。管理の面でも安心です。」(大槻 様)
技術進化の潮流に乗り、選ばれる会議室へ。
「コロナ禍が落ち着けば新たな改善点が出るかも知れませんが、全室で無線LANに死角がないので、要望は少ないと予想しています。」(森岡 様)リアルとオンラインのハイブリッドな会議が主流になり、人が集まる機会が減少し会議室の役割は変わっていきます。会議に関する技術の進化に対応し新たな潮流には一歩先に乗り、利用者に選ばれる会議室として前進していきたい、との決意をうかがいました。
取材協力:株式会社バッファロー
お客様情報
浅草橋駅から徒歩3分、秋葉原駅から徒歩10分以内の利便性の高い貸会議室です。全19室の大小会議室で12名〜260名の柔軟な会場設営が可能です。多種多様な会議・展示会・セミナー・フェア・試験会場・同人誌即売会などで活発に利用されており、パーティー・懇親会まで対応できる柔軟な運営で人気です。
■ お客様名称 : 株式会社 東京文具共和会館
■ 所在地 : 東京都台東区柳橋 1-2-10
■ 設立 : 1961年(昭和36年)5月 1日