お客様導入事例 学校法人日通学園 流通経済大学 様
学内で「いつでもどこでも」印刷できる環境へ
学校法人日通学園 流通経済大学様は、早くから学習環境へのICT（情報通信技術）の基盤整備に取り組まれ、いつでもどこでも学生が学修に参加できる環境の整備を続けられています。印刷については、昨今の教育環境の変化に合わせて「RICOH IO Gate V3」を導入して、学内で自由に印刷できる環境を実現しました。
困りごと 1
印刷可能な場所がPC教室に限られ、印刷できるPCも限定されていた。
解決 1
いつでもどこでも印刷できる環境を提供。場所にとらわれず、学内のどの場所からでも印刷できるようになった。
困りごと 2
アクティブラーニングをはじめとする授業形態の変化に伴い、持ち込んだPCやスマートフォンからの印刷ニーズが高まった。
解決 2
全台がオンデマンド印刷環境になり、持ち込みデバイスの利便性が向上。学生証をプリンターにかざして印刷が簡単になった。
困りごと 3
必要以上の多数の印刷やプリントの放置があり、学生に「無駄な印刷をしない」という意識づけをする必要があった。
解決 3
ポイント制の導入により、印刷の上限管理ができ、学生が無駄な印刷をしないように意識形成を図ることができた。
「RICOH IO Gate V3」の導入により、学修環境における印刷の利便性を向上
ICTへの取り組み
●貴学のICTへの取り組みを教えてください。
本学では、高度情報通信社会における学修の様々な場面でのICT支援のために、2012年度より「インターネット回線の高速化」「ID統合管理とシングルサインオン環境の実現」「ネットワークセキュリティ強化」「クラウド化」「Wi-Fiなど無線LAN整備」などの情報環境基盤整備を重点的に計画し、実施してきました。
2016年からは机や黒板を自由に配置しグループで議論できるアクティブラーニングルームを開設しました。これにより、本学で力を入れているゼミなどの少人数教育において、学生が持ち込んだノートPCを活用して主体的に学べる環境が整備されました。
また、教育学修支援の一環でラーニングマネジメントシステム（LMS）も活用中です。以前は30%程度の活用率でしたが、コロナ禍で全授業がオンラインになり、先生方もオンラインで資料を準備、配布する必要に迫られ、ICT活用が加速しています。
導入の背景と選定理由
●印刷管理システムの導入背景とRICOH IO Gate V3の選定理由を教えてください。
1点目は、LMSの活用が進む中で、教員がオンライン上に授業教材のデータを置き、学生が自分で教材を印刷して授業に参加する必要性が高まったためです。
２点目は、アクティブラーニングルームの導入とともに、学生がノートPCを持ち込むケースが増えたことです。持ち込んだPCから利用できるように、印刷環境を共有フロアに配置する必要が出てきました。
３点目は、SDG'sの観点からです。PCに不慣れな学生がPC教室で印刷操作を行い、必要以上に多数のプリントが印刷されることや印刷物の放置があり、資源の節約に配慮した環境提供も必要になりました。
これらの経緯を踏まえて、プリンター更新の際に、キャンパス間も含め学内のどこででも印刷できるよう整備することにしました。その中で、ポイント制の管理とスマートデバイスからの出力を特に重視し、RICOH IO Gate V3を選定し導入しました。
総合情報センター センター長
井川 信子 様（法学部教授）
図書情報グループ
事務部長 鈴木 武 様
教育研究支援グループ
教務課課長補佐 青砥 光一 様
総合情報センター
情報システム課 諏訪 智紀 様
導入の効果
●RICOH IO Gate V3の導入効果はいかがでしょうか？
導入後は、学内のフロアを探せばどこかにプリンターがあり、まさにどこででも印刷できる環境が整っています。昨今、企業で導入が進んでいる認証プリンターの利用方法に学生が慣れ親しめる効果もあります。プリンターに学生証ICカードを直接タッチすればその場で印刷されるため、プリントされた用紙の置き去りがなくなったのも大きなメリットです。
今後の期待としては、コロナ禍においても学生がいつでもどこでも学修できる環境を提供したいと考えています。RICOH IO Gate V3で利用している印刷用のポイントがコンビニ印刷のサービスと連携できれば理想的だと思います。
印刷するプリンターにICカードの学生証をタッチして認証。
必要な分だけ印刷し、用紙の置き去りもなくなりました。
今後の展望
●今後のICT活用の展望について教えてください。
教育の質を最優先するために、これまで教員のICT活用には個人差がありました。ICT活用が学部教育の質向上効果の一助となり、教員がより活用しやすい学修情報環境を整備するということが課題になっています。
しかしLMSを活用したオンライン授業のように、コロナ禍によってICTを活用する方向で学生主体の教育が進んでいます。持ち込みPCの活用が一層加速することが予想され、印刷環境についても、教員も含めてすべての関係者がICカードを保持し、どこでも印刷できる環境が整備されました。教員の方々にもさらに理解を深めていただきながら、ポストコロナでも学生が主体的に学べる、学生中心にさらに授業環境を整える方向にシフトできればと考えています。
お客様プロフィールと導入製品
お客様情報
■お客様名称：学校法人日通学園 流通経済大学 様
■所在地：新松戸キャンパス（千葉県松戸市新松戸3-2-1）、龍ケ崎キャンパス（茨城県龍ケ崎市平畑120）
■設立：1965年
■学生数：5,407名（令和4年4月現在）
導入製品
RICOH IO Gate V3- ※本Webページ掲載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
- ※本ページに掲載されている情報は、2022年3月現在のものです。
