フルカラー・プリントの新サービス実現へ、重要な課題となるマシン性能
技術本部本部長
中小路正弘様
I 社様の新たな挑戦の一つが、“フルカラー・バリアブル・データ・プリント分野”。クレジットカード会社の明細書のカラー化など、大量出力の帳票に重点を置き、約6年前から取り組んできました。そして年々、フルカラーのイラストや写真などを入れて帳票を作りたいという顧客ニーズが増えているそうです。「例えば、トランスプロモ* など。今後は、フルカラー・プリントが増大していくと思われます。その際、大口・中口・小口と受注量による対応と品質要求レベルも多様になるでしょう」(中小路様)。このようなきめ細かなプリント対応を実現するためには、それぞれの特性を持った設備が必要となります。さらに、毎月発送する帳票の場合、短期間で、プリント、発送しなければならないため、プリンターにはフルカラーの品質と共に、スピードと安定性が要求されます。
求めていたエンジン性能に合致した『InfoPrint 5000』
技術本部
ソリューション企画部部長
内田文行様
新サービス展開に向け、I 社様ではプリンターを選定する際、特にエンジン性能とコントローラー技術、将来的な拡張性をポイントにしました。また、「フルカラー出力デバイスとしてのプリンターだけでなく、ユーザーデータとコンテンツマージの仕組みなどの全体構築による高付加価値サービスの提供が必須と考えました」(内田様)。そうしたなかで、ついに条件に合致したのが、『InfoPrint 5000』の性能でした。また、従来からリコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパン(以下RPPS-J)が提案していた製品やソリューションの実績も安心材料となったそうです。
高品質・安定性を最大限に引き出すための厳しいテストを実施
プリンタールームに設置された
『InfoPrint 5000 フルカラー・プリンティング
・システム』。 両面プリントのため2台を連結
している。
I 社様は、プリンター導入の最終判断をするため3ヵ月間のテストを行い、採用を決めました。「マシンの限界を把握し、その上で最高のパフォーマンスを発揮させるために、最適なデータの作り方を検証する。難しいテストですが、これも重要なポイントでした」(中小路様)。また、「テスト期間中、RPPS-Jから多くの技術者の協力も得られた。通常なら時間がかかる問題解決も、短期間で対応してもらえました」(内田様)。RPPS-Jのサポート体制に関しても、高い評価をいただきました。
より高いレベルへ、さらなるプリンターの進化に期待
『InfoPrint 5000 フルカラー
・プリンティング・システム』
でプリントしたサンプル。
近い将来の本番運用を目指し I 社様では、安定した品質と高生産性の実現、コストとのバランスを見ながらテストを続行中。実際に営業部門がフルカラーのサンプルで顧客への提案活動を行っ た際には、高い評価をいただいたそうです。今後の『InfoPrint 5000』の可能性については、「さらに高品質で低コストを実現するプリンターを目指して欲しい。また、将来的にサポート予定のAFP機能で、メインフ レームでの利用範囲が広がることに期待しています」(中小路様・内田様)。このように I 社様からは、貴重なご意見・ご要望をいただきました。私たちIPSは、これからも得意とするプリンティング分野でより多くのお客様に貢献できるよう、さらに高度な製品と技術、ソリューションの総合力に磨きをかけていきます。
お客様名: | I 社 |
事業内容: | 情報処理サービス、コンピュータ用紙の製造・販売、システム機器の販売・開発 |
従業員数: | 514名 (2007年3月31日現在) |
設立: | 1941年9月 (創業:1855年 安政2年) |