リコージャパン、福島県田村市都路地区で4回の復興支援活動を実施

リコージャパン株式会社（社長執行役員：佐藤邦彦）は、社員で構成した『RICOH JAPAN Volunteer Team』による東日本大震災の復興支援活動として、福島県田村市都路（みやこじ）地区のコミュニティ活性化を目的とし、2014年12月18日から20日にかけて第4回を実施しました。

福島県田村市都路地区東部は、2014年4月に福島第一原発の20km圏内で初めて避難指示が解除された地域です。田村市から委託（事業名：田村市復興応援隊事業）を受けて、都路地区の自立再生を支援する特定非営利活動法人コースター（代表理事：岩崎大樹氏／羽鳥圭氏）とともに、2014年7月から12月までに4回にわたって地域住民の皆様と地域の自然・行事・食文化等を介した交流を通して、地域コミュニティの再生を支援してまいりました。

第1回は人と自然の魅力発掘のため都路地区を探索し、第2回は地域の文化継承としてお祭りを支援、そして第3回は都路地区の食の魅力の伝承を目的に郷土料理の記録を行ってきました。
第4回は、これまで撮りためた写真をもとに、仮設住宅を会場に写真展を開催して、住民の方々と都路の魅力を語り合う交流を行いました。また、同時に開催したパソコン教室では、インターネットの体験や、パソコンを使ったクリスマスや正月飾りの制作など、住民の方にパソコンやインターネットを身近に感じていただく機会を設けました。そして全体の活動のまとめとして、これまでの活動で発見した都路地区の魅力をまとめたカレンダーを行政や田村市復興応援隊と協働で作成しました。これは全世帯に配布され、また住民の方々が集まる拠点にも掲示されています。
7月からの4回の活動を通して、住民の方と交流しながら地域の魅力を新しい視点で見出すことで、住民の方を元気づけるとともに、地域コミュニティの活性化の一助になればとの思いで活動してまいりました。

リコージャパンでは、これまでも東日本大震災の復興支援活動として、『RICOH JAPAN Volunteer Team』を結成し、宮城県石巻市で合計15回にわたり、漁業活動の支援を中心に活動してまいりました。また、岩手、宮城、福島の被災三県の産業復興を応援する物産展を計19回開催しています。甚大な被害をもたらした東日本大震災から3年半が経過しましたが、被災地の復興はまだ道半ばという認識のもと、リコージャパンは今後も社員による復興支援活動を継続的に実施していく予定です。