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会議やインタビューの録音をテキスト化する際、タイピング入力が大変だと感じた経験はありませんか?音声認識ソフトを利用すると、テキストの入力作業を自動で行うことができ、負担を大きく軽減できます。
今回は、音声認識ソフトを利用できる場面やおすすめのソフトについて解説します。音声入力ソフトの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
従来、テキストを入力する操作は、キーボードのタイピングやタップで行われてきました。
しかし昨今、テキスト入力を音声入力で行う方法も少しずつ増えてきています。
一例ですが、実際にスマホ利用時に検索キーワードを入力する方法で音声入力を利用する方が出現してきています。2019年にセルフ型ネットリサーチ「Fastask」が行ったアンケート調査によると、「テキスト入力と音声入力を同程度に利用」する方は全体で9.7%となっていました。
若い方よりも中高年の方の方が音声入力機能を使っている傾向が見られ、利用シーンや理由を知りたくなる興味深い結果となっております。
音声認識市場は今後数年にかけてさらなる成長も期待されており、音声認識が人々の間に広く浸透していく見込みです。
音声認識市場の発展にともなって、テキスト入力を音声で行う方がさらに増えていくことも考えられます。
そもそも音声認識とは、人間の声をコンピューターに認識させることを指します。
例えば、一時期話題となったスマートスピーカーは音声認識の技術を使っていました。
音声認識ソフトは、音声認識の技術によって会話をそのままテキストに起こすツールのことです。
会話をテキストに変換したり、声の特徴で発話者を特定したりすることができます。
精度もかなり高くなっており、テキスト化された後に必要な箇所の修正をするだけで文字起こし作業が完了します。
翻訳機能がついていたり、議事録作成まで行える機能があったり、ソフトごとにさまざまな機能が充実しています。
音声認識機能は、私たちが日常的に使っているデバイスにも標準装備されています。
Windows・MacのスマホやPCには音声認識機能が搭載されており、簡単な操作で活用できます。
しかし、機能としては音声入力機能のみで、入力した音声をテキストデータとして活用できるような文字起こし機能ではありません。年々精度も上がってきているので、もっと実用的に使える音声認識ソフトはないか?というニーズも増えていると考えられます。
音声認識ソフトはどのような場面で利用できるのでしょうか。
ここでは、実際に音声認識ソフトが役に立つ瞬間をご紹介します。
会議の議事録作成などで音声認識ソフトを活用すると、業務の負担を減らすことができます。
会議によって発生する作業はたくさんありますが、特に議事録作成には時間がかかります。
音声認識ソフトを活用すると、議事録作成の大枠まで行ってくれるため、自分でやらなければならない作業を大幅に削減できます。
会議の音声データや動画から文字起こしをする場合、音声認識ソフトを利用することで作業時間を短縮できます。
文字起こしの作業はこれまで主に手動で行われてきました。
しかし、文字起こしは非常に時間がかかる作業のため、会議のたびに業務時間の多くを文字起こしに割かなければなりません。
音声認識ソフトは会議の会話や動画からテキスト化できるため、作業時間をカットし業務効率をアップできます。
PCやスマホから手動で文字を入力するのが手間に感じられる時、音声認識ソフトを使うことで自動で文字起こしができます。
PCで文字を入力するためにはタイピングが必要です。
音声認識ソフトを利用することでタイピングせずにテキスト化できるため、タイピングを苦手とされている方や、タイピングの量が多く手が痛くなってしまう方、手を怪我して使えない方には特におすすめです。
スマホで入力する際も画面が小さかったり、文字を入力するのが遅かったりと不満を感じている場合、音声認識ソフトでスピーディーに入力すると効率的に作業が進みます。
音声認識ソフトには、様々な種類があります。実際に使用する場合、どのようなポイントに注意してソフトを選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、音声認識ソフトを選ぶ際に気をつけたい4つのポイントをご紹介します。
音声認識ソフトで重視したい機能の一つが、音声認識の精度が高いかどうかです。
どんなにその他の機能が充実していても、音声認識自体の精度が低ければ、手動入力の手間を減らすことができません。
音声認識の仕組みについては、ソフトによって細かく異なります。また、話題のディープランニングを使った音声認識といっても、学習させているデータやチューニングの仕方によって精度が高くなる利用シーンや会議も変わります。
仕組みを理解して選ぶのも難しいため、口コミなどを参照して精度に問題がないかを確認すると良いでしょう。また、無料トライアルを設けているサービスが多いので、実際の利用シーンでトライアル利用をしてみましょう。
なお、正しく音声を認識できるかは、音声の収録環境によっても異なります。雑音が少ない環境か、マイクの機能なども関係するため、使用する環境を整えることも念頭に置いておくようにしましょう。
操作が難しくないソフトであることもソフト選びの際にチェックしたいポイントです。
音声認識ソフトは、業務にかかる時間と労力を減らすために利用するものです。
しかし、操作に手間取ってしまいソフトを使いこなすのが難しかったら、時間削減には繋がりません。むしろ余計な手間を増やしてしまう可能性さえあります。
音声認識ソフトの中には無料で体験できるものが多くあるので、あらかじめ操作がしやすいことを確認しておくと良いでしょう。
また、中には自身の声しか文字起こしできないソフトもあるため、その辺りも注意して確認することをおすすめします。
音声認識ソフトに搭載されている機能の中に、自分の使いたい機能があることをチェックしておくことも大切です。
音声認識ソフトの中にも、機能はソフトごとにさまざまです。
事前に単語を登録する機能、大事な発言にアクセスしやすくできるブックマーク機能の有無、画面のキャプチャ機能の有無、議事録作成機能の有無など、使いたい機能があることを確認しましょう。
継続してソフトを利用するためには、予算に合うことも重要なポイントです。
特に、長期的な利用を考えている方は、ここまでにご紹介した選び方のポイントを参考にしながら、ご自身の予算と照らし合わせてソフトを選びましょう。
また、単発で利用する場合、無料で利用できる簡単なソフトを利用してみるのがおすすめです。
無料で使っていく中で、さらに充実した機能を使いたくなった時に有料プランに変更することもできます。
ここからは実際に使用する音声認識ソフトを見ていきましょう。
音声認識ソフトの中でおすすめしたい10のソフトについて解説します。それぞれの特徴をチェックして、音声認識ソフト選びの参考にしてください。
音声認識ソフトの中でも特におすすめなのが「toruno」です。
torunoは非常に高い精度の音声認識が特徴で、文字起こし後に必要となる修正を最小限に抑えられ、議事録作成の業務時間を削減することが可能です。
音声認識の機能には、会議中にリアルタイムで文字起こしする機能と、手元にある文字起こししたい音声ファイルをアップロードして文字起こしする機能の2つがあります。
リアルタイムの文字起こしは、アプリを起動してからのスタートするまでの操作がかんたんなのも魅力的で、録りたい時に誰でもすぐに起動でき、手軽に音声認識機能を使うことができます。会議中に重要な発言にはブックマークを付ければ、議事録作成を効率的におこなえるようになります。
WindowsのPCで利用できるため、まずはダウンロードし無料プランから利用してみるのがおすすめです。
対応デバイス | Windows |
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料金(税込み) |
■個人契約 ■法人契約 |
URL | https://toruno.biz/ |
聴覚障がいをお持ちの方とコミュニケーションをとる際、音声認識ソフトは欠かせません。特に仕事で聴覚障がいの方を含めた打ち合わせをする際におすすめなのが「Pekoe(ペコ)」です。認識精度が良いだけでなく、認識速度が速く、聴覚障がいをお持ちの方との対話をストレスなくテキスト化できます。
Pekoeの利用シーンは会議だけではありません。全社イベントをオンライン配信する時に字幕表示したり、パソコンで動画を見て学習する際にも役立ちます。
音声認識では時折誤変換が発生することがありますが、ブラウザからリアルタイムに修正する機能を備えており、一緒に働くみなさんが協力して、気軽に正しい情報を伝えることができます。また、事前に専門用語やよく使う単語を登録しておくことで、認識精度をさらに向上させることができます。記録後は音声認識した結果のテキストをダウンロードでき、議事録作成や、動画の字幕データとしても活用できます。
個人利用として3時間までの無料トライアルができ、会社の皆さんで試してみる場合には4週間の無料トライアルができます。
是非聴覚障がいをお持ちの方との打ち合わせの時に使ってみてください。
※Pekoeはtorunoをベースとして、聴覚障がい者と一緒に働く方が企画に加わって生まれたサービスです。
対応デバイス (会議記録者) |
Windows 10/11 |
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対応デバイス (会議参加者や修正する方) |
Google Chrome 最新版 |
料金 | 公式HPよりお問い合わせください |
URL | https://www.pekoe.ricoh |
「スマート書記」は、音声認識機能によって議事録作成を自動化するソフトです。
特に議事録作成時間の短縮に力を入れており、スマート書記を利用することで最大70%も作成時間を短縮できる点が魅力的です。
音声認識の精度も高く、リモートワークをする方にはおすすめのツールとなっています。
14日間の無料トライアルが用意されているので、機能が気になる方は活用してみましょう。
対応デバイス |
■スマホ iOS、Android ■Web Google Chrome™ 最新版 / Microsoft Edge 最新版 |
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料金 | 公式HPよりお問い合わせください |
URL | https://www.smartshoki.com/ |
「Notta」は音声認識機能を使った文字起こしサービスです。
リアルタイム・ファイルアップロード両方で文字起こしが行えます。
対面での会話を録音して文字起こしするだけでなく、音声・動画ファイルをアップロードして文字起こしすることもできます。
Zoom・Google Meet™・Microsoft TeamsでのWeb会議でも、発話者を認識して文字起こしすることが可能です。
対応デバイス | ■スマホ iOS、Android ■Web Google Chrome™、Microsoft Edge、Safari |
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料金 | 公式HPよりお問い合わせください |
URL | https://www.notta.ai/ |
「ZMEETING」は、国立研究開発法人産業技術総合研究所発のベンチャー企業、
Hmcomm株式会社により開発されたサービスで、音声AIで誰でも簡単に議事録作成ができるソフトです。
独自の音声処理技術をプラットフォームとする特許技術によって、90%以上の音声認識精度で議事録の自動作成や翻訳を行うことができます。
また、独自の技術により、オンライン・オフラインの会議共に話者を自動で識別することも可能です。
対応デバイス |
■PC ■ブラウザ |
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料金 | 公式HPより資料請求し確認 |
URL | https://hmcom.co.jp/zmeeting/ |
AmiVoice® ScribeAssistは、オフラインのAI音声認識ソフトです。
インターネット未接続の状態でも利用ができるスタンドアローン型であるのが特徴です。
情報漏えいのリスクを抑え、機密情報などを扱う会議でも安心して利用できるため、専門的な内容を扱うことが多い方にもおすすめのツールです。
音声録音からテキスト化、編集、要約までをソフト内で完了できるので、業務効率化が実現します。
対応デバイス | Microsoft Windows10 / 11 |
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料金 | 公式HPよりお問い合わせください |
URL | https://www.advanced-media.co.jp/lp/scribeassist/ |
「Texter」は音声認識機能を使って自動で文字起こしを行うソフトです。
iOSでサポートしているすべての言語に対応しているため、多言語を使用した会議やインタビューを行う方には特におすすめのツールとなっています。
また、画像・動画からの文字起こしも可能であり、音声認識だけでなくさまざまな場面で活用してくれます。
対応デバイス | iOS |
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料金 | Free:¥0 Premium M:¥1,200/月(1週間お試し付き) Premium M+:¥3,000/月 Premium Y:¥7,400/年 |
URL | https://texter.work/ |
「OPTIM® AI Voice Recorder」は、ユーザーが保存した音声をAIが認識し、テキスト化してくれるソフトです。
音声データはクラウド上に保存しておくことができるため、必要になった時にすぐに再生・テキスト化できるのが特徴です。
また、精度が悪かった部分の編集も簡単に行えるので、文字起こしだけでなく議事録作成まで活用できるソフトを求めている方におすすめとなっています。
マルチデバイスに対応しており、スマートフォンで録音した音声をテキスト化し、PCで編集できるなど、作業効率を向上させてくれます。
対応デバイス | Google Chrome™、iOS |
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料金 | 公式HPより問い合わせ |
URL | https://www.optim.cloud/services/ai-voice-recorder/ |
専用レコーダー「VOITER mini」で録音し、音声認識ソフトのスマホアプリ「VOITER notes」で、自動文字起こしと話者分離ができるサービスです。
VOITER mini は
5cm程のサイズで持ち運びも手軽にでき、電源ボタンを押した後に録音ボタンを押すだけという簡単仕様になっています。スマホからの操作で録音も可能です。また、専用レコーダーで音声を録るので、スマホがデータの送信や通話状態になっても、録音や文字起こしができます。
VOITER miniは3つの製品からなるVOITERシリーズの1つで、最も安価に購入することができます。製品によって機能や価格が異なるので、ニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。
対応デバイス | 専用の端末を利用 |
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料金 |
■文字起こしプラン1年目 ■文字起こしプラン2年目以降(税込) |
URL | https://www.iflytek.co.jp/product-voitermini/ |
「Group Transcribe」は、複数人の音声を認識して議事録作成ができる文字起こしアプリです。Microsoft Garageのプロジェクトの一つとして、対面ミーティング・会話での文字起こしと翻訳を提供しています。
翻訳機能が搭載されており、他国の言語でも母国語に自動変換できるため、多言語を使用した会議を行う方におすすめのツールとなっています。80以上もの言語に対応しています。
対応デバイス | iOS |
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料金 | 無料 |
URL | https://www.microsoft.com/ja-jp/group-transcribe/ |
音声認識ソフトを活用することで、文字起こしや議事録作成にかかる業務を効率化できます。
音声ソフトは、一つ一つに違った魅力があり、ご自身の使いたい機能に合ったソフトを選ぶことが大切です。
今回ご紹介した選び方やアプリごとの特徴を参考にしながら、一番使いやすいソフトを選んでください。
ソフト選びで悩んでしまう方は、無料でも利用できる「toruno」をまずダウンロードし実際に使ってみるのがおすすめです。
音声認識ソフトの活用で、さらなる業務効率アップを目指しましょう。
※Android、Google Chrome、Google MeetはGoogle LLC.の商標です。
※iOSは、米国およびその他の国における商標またはシスコの登録商標であり、ライセンスのもとに使用されます。
※Microsoft Edge、Microsoft Teams、Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※Mac、Mac OS、SafariはApple Inc.の商標です。
※OPTiMは株式会社オプティムの登録商標です。
※本記事に掲載のその他の会社名および製品名、ロゴマークは各社の商号、商標または登録商標です
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