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※各製品の詳細は、メーカー各社にお問い合わせください。リコージャパンで取り扱いできないサービスもございます。
Web会議のおすすめマイクと選び方をまとめた記事です。個人利用から複数人利用まで、シーンに適した選び方とマイクを紹介しています。
Web会議用のマイクには様々な種類があります。マイクを選ぶ際には特に確認して置くべき点がありますのでご紹介いたします。
Web会議用のマイクを選ぶ際は、まずそのマイクでおよそ何人程度の参加人数で会議をするかを確認しておきましょう。マイクの中にはどの程度の人数の声を拾うことができるかが明記されているものもあります。20名以上といった大人数での会議が想定される場合は、複数のマイクの設置も視野に入れる必要があるでしょう。
マイクには様々な機能が搭載されていますが、Web会議においては「ノイズキャンセリング」及び「エコーキャンセリング」の機能が搭載されているマイクを選ぶと会話内容をクリアに相手に伝えられるためおすすめです。
また、不要な音を遮断できる「ミュート機能」は一般的にWeb会議で使われるビデオ通話サービスに機能として搭載されてはいますが、画面操作がなくON/OFFを切り替えられるためマイク自体に搭載されていると重宝します。
Web会議用マイクは、主にUSBやイヤホンジャックによる有線接続とBluetooth®を利用した無線接続のものがあります。
有線接続は充電の必要がなく遅延が発生しにくいのが強みですが、直接繋ぐ必要があるため場所を選んでしまう場合があります。それに対し無線接続は、Bluetooth接続のため取り回しが良いですが、有線接続に比べて遅延が発生しやすいです。
両方の利点、欠点を理解し、自分に適した方を選択しましょう。
Web会議用マイクは多人数の音を拾うことができますが、その中でも「指向性」を意識することが必要です。指向性とはマイクが音を拾う方向のことで、種類によって集音範囲が異なります。指向性は一般的に
の3タイプがあり、使用するシーンや人数によって使い分けがされています。
比較的安価で手に取りやすい、USB接続型のヘッドセットです。ノイズキャンセリングの機能はありませんが、ノイズ低減高性能マイクを採用しており周囲の雑音が拾いにくくなっています。耳元でミュート切り替えと音量調整が可能な点も利便性に優れており、可動式の大口径クッションイヤーパッドを採用しているため長時間の使用でも耳が痛くなりにくいのが特徴です。
指向性 | 無指向性 |
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接続 | USB |
ヘッドフォン・ボリューム調整 | あり |
ミュート機能 | あり |
ヘッドフォン・周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
マイク・周波数帯域 | 100Hz〜10,000Hz |
マイク・入力感度 | -58dB ±3dB |
USB接続と3.5mmジャック接続が可能な業務用ヘッドセットです。装着するだけで人の声などの高周波ノイズを排除できる「パッシブノイズキャンセリング」を採用しており、周囲の騒音を気にせず使用できます。また、USBコントローラーから音量調節やミュートの操作も可能となっており、多機能で利便性の高い会議用マイクが欲しい方におすすめです。
指向性 | 単一指向性 |
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接続 | USB/ミニジャック |
ヘッドフォン・ボリューム調整 | あり |
ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
ヘッドフォン・周波数帯域 | 会議モード:150Hz~7,000Hz |
マイク・周波数帯域 | 100Hz〜10,000Hz |
「Jabra Evolve 65」は「Jabra Evolve 30」と違いワイヤレス接続型になっています。特徴的なのは接続性で、PCに加えてもう1台のBluetooth対応機器に同時に接続できるデュアル接続に対応しています。また、通話中に自動的に点灯する「ビジーライト」機能によって話し中であることを周囲に知らせることも可能で、ワイヤレスで高機能な会議用マイクが欲しい方におすすめです。
指向性 | 単一指向性 |
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接続 | USB/Bluetooth |
ヘッドフォン・ボリューム調整 | あり |
ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
ヘッドフォン・周波数帯域 | 音楽モード:20Hz~20,000Hz 通話モード:100Hz~8,000Hz |
マイク・周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
「RICOH Meeting 360 V1」はカメラとマイク、スピーカーが一体化しており、これ1つでリモート会議に必要な機能がすべて備わっています。USBケーブルをパソコンにつなげるだけの簡単セットアップで、外部カメラやスピーカーなどの準備が必要ないためスムーズに会議を開始できるのが特徴です。
指向性 | 無指向性 |
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接続 | USB Type-C |
ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
マイク個数 | 3個 |
最大集音範囲 | 6m |
スピーカ個数 | 3W × 3個 |
最大音圧レベル | 80.5dB(1m) |
「YVC-330/331」の特徴は「SoundCap」というテクノロジーが搭載されていることです。「SoundCap」は「収音範囲制限機能」「マイク自動ミュート」「スピーカー音量自動調整」の3つの機能から成り立っており、様々な雑音を遮断して会議参加者の声だけを集中的に相手に伝えることができます。
指向性 | 単一指向性×3 |
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接続 | USB・Bluetooth(YVC-330) USB(YVC-331) |
ミュート機能 | あり |
ノイズリダクション | あり |
マイク個数 | 3個 |
最大集音範囲 | 3m |
スピーカー | フルレンジ×1 |
「Jabra Speak2 40」はビームフォーミングノイズキャンセリングマイクを4つ搭載しており、多方向から必要な音を拾ってノイズを排除することができます。また、音声レベル正規化テクノロジーを搭載しており全員の声を同じ音量に調整できるため音量を調整する必要がありません。
指向性 | ビームフォーミング対応指向性ノイズキャンセリングマイク |
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接続 | USB C または USB A |
ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
マイク個数 | 4個 |
マイク周波数範囲 | 150Hz~7,000Hz |
スピーカー帯域幅 | 100Hz~20,000Hz(音楽モード) 150Hz~7,000Hz(通話モード) |
「Logicool RALLY BAR MINI」は一体型のビデオバーなので、これ1つでWeb会議を始めることが可能です。カメラには参加者を自動追尾してくれるフレーミングテクノロジーが採用されています。マイクはAIを駆使した「RightSoundテクノロジー」が搭載されており、時間とともに不要なノイズを排除し、声量を自動で整えてくれるのが特徴です。
カメラ解像度 | 4K、1440p、1080p、900p、720p、およびSD @ 30fps |
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接続 | USB |
雑音抑圧 | AIベースのデノイジング アルゴリズム |
周波数特性 | 90Hz~16kHz |
集音範囲 | 7m |
アドオンマイク | 最大3台の追加Rallyマイクポッドおよび大会議室向けの2台のRally マイクポッドハブをサポート |
「Yamaha CS-800」もマイク、スピーカー、カメラが1つになった一体型です。AIが搭載されており、カメラに映っている人以外の雑音を遮断、更には最適な音量に自動設定してくれます。また、搭載されているヘキサマイクは会話の声をしっかりと収音してくれるのでよりクリアな音声を相手に届けることが可能です。
接続 | USB Type-C |
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マイク | Hexa-microphone(MEMS x 6) |
集音範囲 | 前⽅110°の⾳声を収⾳、最⼤距離: 6.0m(フェイスフォーカスビームフォーミング無効時)/ 3.0m(フェイ スフォーカスビームフォーミング有効時) |
周波数帯域 | スピーカー:100Hz~20kHz マイク:100Hz~16kHz |
再掲になりますが、「RICOH Meeting 360 V1」8名前後の人数での会議にも適しています。360度カメラが搭載されているので全景を映すことができ、8名前後の話者もしっかりと捉えて会議に参加することが可能です。
指向性 | 無指向性 |
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接続 | USB Type-C |
ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
マイク個数 | 3個 |
最大集音範囲 | 6m |
スピーカ個数 | 3W × 3個 |
最大音圧レベル | 80.5dB(1m) |
「Jabra Speak2 75」は「Jabra Speak2 40」の高性能版で、Bluetooth接続に対応しています。超ワイドバンド対応のオーディオと上級フルレンジ65 mmスピーカーが搭載されており、よりクリアでパワフルな音に対応可能です。ビデオ通話だとは思えない自然な会話が可能ですので、会議音声に妥協したくない方はこちらがおすすめになります。
接続 | USB C または USB A、Bluetooth |
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ミュート機能 | あり |
ノイズキャンセリング | あり |
マイク個数 | 4個 |
マイク周波数範囲 | 150Hz~14,000Hz |
スピーカー帯域幅 | 80Hz~20,000Hz(音楽モード) 150Hz~14,000Hz(通話モード) |
こちらも再掲になりますが、オプションの連結ケーブルで「Yamaha YVC-330/331」を2台接続することによって収音範囲と再生範囲を拡張することができます。
そのため、1台ではカバーできない人数の会議に対応できますので普段は「少人数での利用だが定期的に大人数で使う」といったシーンで柔軟に活躍してくれます。
連結には別売の「連結用ケーブル YCBL-DC3M」と子機の電源用に「ACアダプター YPS-USB5VJ」が必要です。
指向性 | 単一指向性×3 |
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接続 | USB・Bluetooth(YVC-330) USB(YVC-331) |
ミュート機能 | あり |
ノイズリダクション | あり |
マイク個数 | 3個 |
最大集音範囲 | 3m |
スピーカー | フルレンジ×1 |
「Yamaha YVC-1000」はマイクとスピーカーが独立している分離型です。拡張マイク*の接続本数によって、部屋の大きさや参加人数に応じて柔軟に対応することができます。また、フレキシブルな接続性も特徴で、「USB接続」「Bluetooth接続」「AUDIO接続」に対応していますのでデバイスの種類を問わず接続可能です。
*YVC-100に拡張マイク1個は標準装備、2個目以降はオプション(YVC-MIC1000EX)
マイク | 単一指向性×3 |
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接続 | USB 2.0 High Speed、Bluetooth オーディオ入力端子(RCA ピン)、オーディオ出力端子(RCA ピン)、外部スピーカー端子(RCAピン)x 2 |
周波数帯域 | 100Hz~20,000Hz |
音量 | 最大95dB(0.5m) |
集音範囲 | 推奨3m 以内/最大5m(360°) |
スピーカー | フルレンジ×1 |
「Logicool RALLY BAR MINI」はオプションのマイクポッドを最大3台まで接続することが可能なので、接続する台数に応じて集音範囲を延長することができます。
また、マイクポッドに対するオプションも充実しており、マイクポッドマウントを使えば簡単にマイクをテーブルに固定したり天井へ取り付けたりとあらゆる場所に取り付けて配線をスッキリさせることも可能です。
カメラ解像度 | 4K、1440p、1080p、900p、720p、およびSD @ 30fps |
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接続 | USB |
雑音抑圧 | AIベースのデノイジング アルゴリズム |
周波数特性 | 90Hz~16kHz |
集音範囲 | 7m |
アドオンマイク | 最大3台の追加Rallyマイクポッドおよび大会議室向けの2台のRally マイクポッドハブをサポート |
「RALLY BAR MINI」に比べて、「RALLY BAR」はより参加人数の多い中〜大会議室向けの一体型ビデオバーです。基本的な仕様は「RALLY BAR MINI」とほとんど違いはありませんが、ズームが最大15倍まで可能な点とマイクポッドの接続が最大4台まで可能な点から、より規模の大きい会議に適した仕様になっています。
カメラ解像度 | 4K、1440p、1080p、900p、720p、およびSD @ 30fps |
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接続 | USB |
雑音抑圧 | AIベースのデノイジング アルゴリズム |
周波数特性 | 90Hz~16kHz |
集音範囲 | 7m |
アドオンマイク | 最大4台の追加Rallyマイクポッドおよび大会議室向けの2台のRally マイクポッドハブをサポート |
再掲になる「YVC-1000」は、拡張マイクの「YVC-MIC1000EX」を複数台接続することで10人以上の大規模な会議にも対応できます。標準装備の1個+オプション4台の最大5個まで接続可能なので、幅広い人数の会議に対応することが可能です。
マイク | 単一指向性×3 |
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接続 | USB 2.0 High Speed、Bluetooth オーディオ入力端子(RCA ピン)、オーディオ出力端子(RCA ピン)、外部スピーカー端子(RCAピン)x 2 |
周波数帯域 | 100Hz~20,000Hz |
音量 | 最大95dB(0.5m) |
集音範囲 | 推奨3m 以内/最大5m(360°) |
スピーカー | フルレンジ×1 |
「Logicool RALLY BAR」も「Logicool RALLY BAR MINI」と同様にオプションのマイクポッドを接続することができるため、10名以上の会議に対応できます。最大で4台まで接続可能となっており、接続する台数に応じて集音範囲を延長することが可能です。
カメラ解像度 | 4K、1440p、1080p、900p、720p、およびSD @ 30fps |
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接続 | USB |
雑音抑圧 | AIベースのデノイジング アルゴリズム |
周波数特性 | 90Hz~16kHz |
集音範囲 | 7m |
アドオンマイク | 最大4台の追加Rallyマイクポッドおよび大会議室向けの2台のRally マイクポッドハブをサポート |
「Yamaha ADECIA」は遠隔会議を行う部屋に最適なマイクロフォンやスピーカーを一式揃って導入できるシステムです。部屋の規模、レイアウトに適した環境を構築できますので、参加者全員が不自由なく会議に参加できる環境を整えられます。遠隔会議用の部屋の構築に何を導入すればいいかわからない方はすべてサポートしてくれるので、特におすすめです。
本記事でご紹介したマイクを使うことで、Web会議だけではなく、対面の会議でも自動で文字起こしできる「toruno」のご紹介です。
「toruno」はアプリを起動して記録ボタンを押すだけの簡単2ステップで、議事録作成や会議の振り返りに必要な「会議内容の文字起こし」「会議音声の録音」「会議で使われる画面のキャプチャ」を自動で行ってくれます。ここにあげたデバイスは、「toruno」でも動作確認済みです。
「toruno」やWeb会議ソフトの文字起こし機能を使う場合は、話す人とマイクの距離が最大1.5m以内になるように配置することで、文字起こし精度の低下を抑えられます。
無料トライアルも実施中なので、詳しくはこちらからご確認ください。
Web会議が主流になりつつある昨今、音声エラーが発生し会議進行の妨げになる場面も珍しくないでしょう。ですので、より適切なマイク選びが必要不可欠です。
参加人数や部屋の環境に適したマイクを選ぶことでクリアなコミュニケーションを実現し、よりスムーズに会議を進行できるようにしましょう。
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