距離を超えた遠隔授業で複式学級でも質の高い授業を。
地方の多くの自治体では、人口減少・少子化が進む中、多くの小規模学校の存続が危ぶまれています。
しかし、廃校による地域社会へ与える影響は大きく、過疎地を抱える自治体では、児童・生徒数が少ない小規模校の存続に関して大きな課題を持たれています。
こうした中、文部科学省も「人口減少社会におけるICT*1の活用による質の維持向上に関わる実証事業」を実施し、人口減少が進む地域での教育の質の維持と向上について、ICTによる課題解決に取り組みをはじめました。
リコーの遠隔授業ソリューションは、独自のテレビ会議システムと、電子黒板、プロジェクターを組合せることにより、距離の離れた小規模校同士を繋いで、教室の臨場感はそのままに、遠隔授業が可能となります。
このように、リコーのビジュアルコミュニケーション製品は、小規模校の複式学級*2において、より質の高い教育実現をサポートします。
複式学級の授業、もっと効率の高めた、質の高い授業を展開したい。
小規模校では、1学級の児童・生徒数が足りず、複式学級で学級を維持するケースがあります。しかし、複式学級での授業は、ひとりの先生が1時限の中で2つ以上の学級の児童・生徒を見なければなりません。先生の負荷はもちろん、子どもたちの自習の時間も増えてしまうため、もっと児童に向き合った質の高い授業の展開が望まれています。
小規模学校なので、子どもたちが多様な意見にふれあう機会が少ない。
小規模校でのコミュニティーでは、周りにいる友達の人数が限られてしまうため、多様な意見に触れる機会が限られてしまいます。また、大人数の中でのコミュニケーションが取りづらくなったり、発表や意見を出すことを遠慮してしまうなどの課題があります。
テレビ会議システムやWEB会議システムの使い方が複雑で、準備にかかる先生の負担が大きい。
遠隔授業を実施しようとしても、設置などの準備に多くの時間を使っては、普段の授業では使えません。特別な知識がなくても、いつでも簡単に使える機器でなければ普段使いはできません。
リコー ユニファイドコミュニケーションシステム(テレビ会議・WEB会議システム)で距離が離れた学校同士を結び、遠隔授業が展開できます。さらに、プロジェクターやインタラクティブうホワイトボード(電子黒板)と組合せることで、普段使っている教室で授業を受けるような臨場感で、授業の展開が可能です。
プロジェクターを使って、もっと臨場感あふれる遠隔授業を。
リコーのテレビ会議システムとプロジェクターを組合せてることで、離れていても、まるでひとつの教室にいるような臨場感あふれる授業が実施できます。大人数の前で発言する緊張感も同時に共有できます。
インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を使って、リアルタイムでの書込み共有を。
リコーのインタラクティブホワイトボードは電子黒板同士をつないで、書き込み共有が可能。先生が問題を出して、遠隔にいる学校の児童が回答するという授業が可能です。
テレビ会議システムは、3ステップのシンプル操作で簡単に使える!
テレビ会議で遠隔授業を始める時は、電源を入れて、つなげる相手を選んで、コール(呼び出し)するだけ。3ステップのシンプル操作なので、授業前の準備負荷がかかりません。
Before
複式学級での授業シーン
After
テレビ会議システムを使った遠隔授業シーン
本ページで紹介した内容、お客様事例、カタログをPDFでご覧いただけます。