株式会社 ニトリ様は、国内外で家具・インテリア用品の小売り業を展開する大手企業です。原材料の仕入れから製品企画・製造・物流・配送まで、自社による一貫体制で行っており、海外拠点である上海との遠隔コミュニケーションツールとしてIWBを、東京本部D5500×2台、上海D5500×2台導入されました。
【導入前の課題】
【導入後の効果】
【導入前の課題】
【導入後の効果】
上海から日本へ、ニトリ製品の円滑かつタイムリーな仕入業務を担う商品部Hfaソフトデリバリーチーム。IWB導入に至った課題を、ご担当が振り返ります。
「確実かつすみやかな通関のためには、極めて正確な情報やデータが求められます。データにひとつでも間違いがあると、通関で止まってしまい、予定した商品をコンテナに積むことができなくなります。そうなると、商品が店舗に届かなくなるため、お客様に大きな迷惑をかけることになります。だからこそ、東京と上海のスタッフ間で正確な情報のやりとりを行う必要があります。しかしながら、これまでは言葉の壁によるコミュニケーション不足もあり、メールやTV会議だけでは上手く意思疎通できない状況でした。加えて、出張に費やす時間とコストを削減したいという思いもあり、解決するための方法を探していました」
また、店頭の商品パネルやカタログなどの制作においても、大きな課題を抱えていたといいます。
商品部 副資材POPチームのご担当が話を引き継ぎます。「商品撮影はやりとりが多く、意思の疎通に労力も時間もかかり、店頭用のPOPの仕上がりまでに膨大な時間が必要でした。上海のスタジオで撮影したものを東京でチェックするのですが、撮影されたものがメールで送られてきて、修正すべき点を指示書きして返信し、電話でフォロー。その意向を、現地のスタッフが中国語でカメラマンに伝えて再撮影して…というやり取りを繰り返していました。双方のスタッフ共に、時間だけでなく、ストレスも大きかったと思います」(下図ご参照)
両チームとも業務の正確性と効率化を模索していたところへ、IWBのデモ機に触れる機会があり、効果を実感。IWB導入のメリットを強く確信されました。
IWB導入後、上海との遠隔会議は実りあるものに一新されたと、Hfaソフトデリバリーチームでは実感されています。
「会議では、東京と上海、双方の会議室に設置されたIWBに、私たちが事前に作成した資料が映し出されます。お互いに同じものを見ながら、直接書き込んで指摘できるので、意思疎通が劇的に向上しました。まるで東京と上海のスタッフが顔を突き合わせて、計画書を練りこんでいるような臨場感があります。その結果、出張が大幅に削減され、メールや電話でのやりとりも減って、その時間を他の業務に充てられるという効果も実感しています。IWB導入により、言葉の問題も払拭できたといえます」
商品部 副資材POPチームのご担当も、大きなメリットを感じていらっしゃいます。
「IWBを使うことによって、リアルタイムに指示ができ、やりとりに費やす時間が大幅に減少しました。私の意図をカメラマンも視覚的に理解でき、圧倒的に精度も高くなりました。いまでは、ストレスなくお互いに気持ち良く仕事を進行できるようになりました」目で見えるから相互理解が早く、その場で最終確認まで取れます。
東京でIWBに書き込んだものが上海のIWBにも瞬時に映し出され、リアルタイムのコミュニケーションを実現。
コミュニケーションを向上させ、時間と経費を削減し、業務のクオリティを高めるIWB。グローバルにビジネスを進めるニトリ様では、さらなる価値を見出しています。商品部Hfaソフトデリバリーチームのご担当に、その活用法を語っていただきました。
「会議で使った資料をすべてPDF*に落とし込んでメールで送信し、全員で議事録を共有できることが非常に効果的です。特に、海外とのやりとりではわずかな誤解があってもいけませんから、お互いにサインをして履歴として残します。決定事項の共有化を習慣付けることで、より確かなパートナーシップをむすぶことができています」
ニトリ様にとって、商品のデリバリー業務やPOP制作の現場で必要不可欠な存在となったIWB。どこが選定のポイントとなったのか語っていただきました。
効率化を図り、新しいワークスタイルを創出するIWBを、より大規模な活用へ。商品部Hfaソフトデリバリーチームでは、次の一歩を踏み出していると、ご担当は語ります。
「中国からグループ会社とサプライヤーの方が東京本部へ来社された際に、プロジェクターにつないで会議を行ったことがあります。参加者は50名ほどでしたでしょうか。いつもの小規模会議と同じようにIWBに直接書き込みながら、それをスクリーンに映し出したのです。お手元に資料を配布してご説明するより、より集中してプレゼンテーションを聞いていただけました。これをインターネット回線でつないで行えば、東京と上海の大規模会議も容易に行えると手応えを感じました。今後はさらに、各サプライヤー様やメーカー様、工場単位でも導入して、必要に応じてそれぞれがIWBを通して連携すれば、商品管理や供給の精度はいっそう高まると思います。」
そして商品部 副資材POPチームでは、スキルの共有化にもIWBが一役買うのではないかと、考えています。
ニトリ様の終わりなき効率とクオリティーの追求は、ニトリブランドをお求めになるお客様のために続いていきます。
株式会社 ニトリ様
業種:流通・サービス業
主な業務内容:家具・インテリア用品(ホームファニシング商品)の企画・販売、新築住宅のコーディネート、海外輸入品・海外開発商品の販売事業
URL:nitori.co.jp
導入製品
機器構成:インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)
RICOH Interactive WhiteboardD5500×4台
ご導入拠点:東京本部 ×2台、上海 ×2台
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本ページに掲載されている情報は、2016年1月現在のものです。
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