ウェビナーを開催する際には、顧客となり得るなるべく多くのお客様にウェビナーのことを知っていただき参加してもらいたい、と考えている方がほとんどだと思います。
ウェビナーの集客にはいくつかの方法があり、どれか欠けてしまっているとその分リーチ出来るセグメントが限定的になってしまうリスクがあります。またせっかく集客を行っても集客率が悪いとなかなか人が集まりません。
本記事では、ウェビナーの集客方法を網羅的に説明し、その後に効果的に集客を行うポイントも解説していきます。
これからウェビナーの開催を検討されている方はもちろん、既にウェビナーを開催したことがある方も現在の集客方法と照らし合わせて不足がないか点検にご活用ください。
ウェビナーに参加いただくターゲットを明確にしましょう。集客のアプローチが出来る顧客数には限りがあるため、次の章で紹介する集客方法で効率よく集客をしていくために、今回のセミナーに特に参加してほしい顧客セグメントを押さえておきましょう。
ウェビナーの集客方法には大きく分類して、オンラインによる集客とオフラインによる集客があります。本章ではそれぞれの方法について解説します。
最も一般的な方法は自社のホームページにウェビナー情報を掲載することです。
特にコストが多くかかることもなく、ファーストビューなど目立つ場所にバナーを設置することも出来ます。
既に自社の製品やサービスに興味を持っている顧客にアプローチする方法です。
また、さらに効果的なウェビナーへの集客を行いたい場合には、ウェビナー開催に関するイベントページを作成しましょう。ウェビナーのイベントページには、参加を検討している人が知りたい情報を端的に記載することが大切です。セミナーに関する基本情報である「開催日時・参加方法・講師・内容」については確実に記載しましょう。また、参加することによって得られるベネフィットについても記載することで、参加者の具体的なイメージを効果的に伝えることができます。
GoogleやFacebookなどのプラットフォームを介して自社のターゲットに絞った属性の顧客に配信することが出来ます。
その他にもターゲットとなる方が良く閲覧するようなサイトにバナー広告として掲載する方法もあります。
これまでアプローチしたことのないセグメントに対して告知するのに効果的な方法です。
自社のメルマガに登録している方に対して配信する方法です。
メルマガがない場合は顧客リストを活用してアプローチしていくことになります。
メルマガや顧客リストには既存顧客や過去にやり取りのあった顧客が多く含まれるため、導入済みの製品と関連する製品やサービスをアドオンで営業する場合に効果的です。
SNSは拡散効果が期待でき、これまで接点のなかった顧客にアプローチする手段としても効果的です。
例えば想定する課題を抱えておりながら、自社サイトに訪問したことがない、もしくは製品やサービスの存在を知らなかった顧客などに対して効果が期待出来ます。
多くの企業でもSNSアカウントを開設して活用しているため未開設の場合は新規に立ち上げることも含めて検討しましょう。
セミナーポータルサイトは自身の課題解決につながるセミナーやウェビナーを探す潜在顧客が集まるため高い集客効果が期待出来ます。
これまでアプローチ出来なかったセグメントと繋がれる利点があります。
セミナーポータルサイトごとに傾向があるため、自社のウェビナーに近しいセミナーポータルサイトから活用するのが良いでしょう。
既存の顧客やアプローチ中の顧客を集客する方法です。訪問営業のリソースを確保できていることが条件となります。
人が動くため多くの件数は営業することは難しいですが、これまでの関係力を活用しながら取引拡大を目指せる効果的な方法の一つです。
テレアポと並行して行うことで訪問を削減して、集客業務を効率化することが出来ます。
チラシやDMを作成して送付したり、人が集まる場所に設置したりする方法です。
タイトルや講演内容、講師プロフィールなど一目見て理解し興味を抱いてもらえるようにすることがポイントです。
何度も推敲してブラッシュアップしましょう。
前章で紹介した集客方法を行うのであれば、より高い確率で集客を行えることが理想です。本章では集客効率をアップさせる4つのポイントを紹介します。
皆さんのお客様は常に何らかの課題を抱えています。皆さんのお客様が抱えている課題を明確にして、それを解決するようなウェビナーを企画することで、お客様に興味を抱いてもらえるようになります。
ウェビナーのタイトルや、チラシ、メールの文面、セールストークなどではお客様のどのような課題を解決するか、どのような期待に応えられるかという点を意識しながら分かりやすく簡潔に伝えるようにしましょう。
申し込みフォームは極力シンプルにしましょう。
ウェビナーの申し込みに参加フォームは必須です。開催者の立場としては会社名、部署名、役職、連絡先、関心事などなるべく多くの情報を得たいと思いがちです。一方で参加者の立場からすると参加する前からあれこれ情報を聞かれるのはあまり気持ちの良いものではありません。
会社名、氏名、メールアドレスなど必要最小限の項目で入力するのに時間を要さない申し込みフォームとすることを意識しましょう。
参加申し込みしてもらった後の話になりますが、リマインドメールは当日しっかり出席してもらうためにとても重要です。
ウェビナーのメリットとして参加のしやすさがありますが、一方でキャンセルをしやすいというデメリットがあります。開催の前日や当日などは、参加予定の方のスケジュールを確認する意味でも必ずリマインドメールを送るようにしましょう。
リマインドメールの重要性につきましてはウェビナーやオンラインイベントの参加率はどれくらい?離脱されにくくする方法を紹介も是非ご覧ください。
参加者限定の特典を用意すると、ウェビナーに対する特別感も高まり顧客の参加意欲がプラスに働く傾向があります。
例えば製品やサービスの申し込み時に使えるクーポンやウェビナーで使用した資料、業界レポートなどが候補として挙げられます。
これらの特典も意識してウェビナーを企画するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
ウェビナーは参加者が集まらなくては開催する意義が半減してしまいます。ウェビナーにおいて集客がいかに重要かということがお分かりいただけたと思います。本記事で紹介した集客方法、集客のポイントを押さえてより充実したウェビナーを開催しましょう。
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