ウェビナー成功事例にみる成功のポイントとは?

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ウェビナーを開催しているなかで、なかなか思った成果が現れないという課題はありませんか。これから企業がウェビナーを開催する方に、ぜひ押さえておいていただきたいのが、成功事例です。
今回は、ウェビナー開催の特徴とともに、成功事例を4つご紹介します。

ウェビナー開催の特徴とは?〜メリットとデメリット

ウェビナーとは、オンライン配信によってセミナーを開催することを指します。ウェビナーは、従来型のオフラインセミナーと比較して、複数の点で違いがあります。

ウェビナーのメリット・デメリットをご紹介しますので、特徴を押さえておきましょう。

メリット

・オフラインセミナーと比べて安価に実施できる
ウェビナーは、会場などで行うオフラインセミナーと比べて、安価に実施できます。なぜなら、ウェビナーであれば、参加者を集める会場を借りる費用や、設営や開催に必要なスタッフの人件費や交通費、宿泊費などが不要であるためです。コスト削減が実現できるほか、準備にかかる工数の削減にもつながるでしょう。

・地理的な制約を取り払える
ウェビナーはオンラインで参加できるため、オフラインセミナーと比べて参加しやすいといえます。たとえ、遠隔地にいる人であっても、会場に訪れることなく、パソコンなどを通じて手軽に参加可能です。

地理的な制約がなくなることは、開催側にもメリットがあります。なぜなら、これまで遠方であるというだけの理由で集客できなかった参加者に対しても参加してもらえるからです。リード獲得が目的のウェビナーであれば、よりリードを集めやすくなるでしょう。

・参加者の心理的ハードルを下げることができる
ウェビナーは、地理的な制約がないことからも参加しやすいというメリットがあります。さらに、対面ではないため、カメラオフの状態で参加ができるウェビナーであれば、自身の姿は開催側に見せる必要はありません。それによって、さらにウェビナー参加のハードルが下がります。

デメリット

・参加者の反応がわかりづらい
ウェビナーのデメリットとして、参加者の反応が得られにくいというところがあります。開催側は、参加者の姿は基本的には見えないですし、参加者の発言の機会がないウェビナーの場合は、特に何もリアクションは得られません。
そのため、開催側にとっては、一方通行のウェビナー配信になってしまうという不安があるでしょう。

・参加者同士が交流しづらい
ウェビナーの参加者は、基本的には互いに遠隔地からアクセスしているため、参加者同士がウェビナー開催中に交流することはむずかしくなります。
オフラインセミナーのような、参加者同士のディスカッションなどは行いづらいところがあります。

・配信環境によってはウェビナーの質が左右される
ウェビナーは、インターネット回線を使用して行うため、その回線が悪化すれば、ウェビナーの映像や音声が乱れてしまうため、ウェビナーの質が低下してしまう恐れがあります。
どれだけ質の高いコンテンツを用意しても、参加者にその内容を届けることができなくなってしまいます。

・配信スキルや経験が求められる
ウェビナーを配信するには、スキルや経験が求められます。特に、初めてウェビナーを行う場合は、開催手順に迷いが生まれたり、トラブル時に対応できなかったりしてしまいます。

ウェビナーの成功事例のご紹介

リコーが支援してきたウェビナーの事例の中から、ウェビナー成功事例を4つご紹介します。

1.NTTドコモ様

●セミナー概要
株式会社NTTドコモ 法人ビジネス本部 第三法人営業部様では、優良な販売事例を選定し共有する発表会を開催していましたが、コロナ禍においてはウェビナーを採用しました。

●課題と効果
テレビ会議システム使用の際は、接続が不安定であったことや参加者の反応がわからないこと、ウェビナー開催においても機材の手配から当日の進行まで自社ですべて行うのは負荷が高かったことが課題でした。

そこで、プロの力を借りて、視聴者投票やCG合成、BGMなどの演出により、参加者を飽きさせないウェビナーを開催。コメントが絶え間なく投稿され、リアルを超える一体感を実現し、過去最高の参加者数となりました。

●成功のポイント
事前にウェビナー開催中に投票できることを告知したところ、「プレゼンだけでなく、投票に参加できるならぜひ視聴したい」という参加者が増えたことが成功のポイントとなりました。

2.NPO法人 J-Win様

●セミナー概要
J-Win(特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク)様には、女性リーダー育成活動のネットワークがありますが、その活動の一環としてオフラインで開催していた定例会を、コロナ禍以降はオンラインで開催しています。

●課題と効果
オンラインの定例会では、講演者と受講者の間で双方向のコミュニケーションが取りづらいことや、200名ほどの参加者全員から意見を出してもらうことがむずかしいことなどが課題でした。

そこで、投票機能を用いて参加者が定例会中に意思表示ができるようにしたところ、参加意識を高めることに成功。さらにリアルタイムに他の参加者の意見や全体の傾向が可視化されるため、講師とのコミュニケーションも実現しました。

●成功のポイント
投票という形で参加者が自分の意思表示ができることや、気軽にいつでも「コメント」や「質問」が投稿できる仕組みが参加意識向上という成功に結びつきました。

3.防衛省 近畿中部防衛局様

●セミナー概要
防衛省 近畿中部防衛局様は、防衛問題セミナーとして、大学の先生方による講演と質疑応答を中心としたプログラムをオンラインで配信しました。

●課題と効果
コロナ禍以降、実地セミナーの開催が困難になり、オンライン開催に転じましたが、視聴者と双方向にコミュニケーションを行う方法を求めていました。また、アンケートの回収率が低下するのも防ぎたいというニーズもありました。

参加者がコメントや質問を気軽に投稿できる機能を活用したオンラインセミナーを開催したところ、約1,000名の参加者が集まり、想像を上回るコメントや質問が寄せられました。またアンケートは、過去の同規模の実地セミナーと変わらない回収率を実現できました。

●成功のポイント
参加者が匿名で投稿できる気軽さが成功のポイントとなりました。また、多数寄せられた質問の中から、共感を表す「LIKE」が多く参加者から寄せられたものを、質疑応答コーナーでピックアップしたことも、参加者の参加意欲を高めたようです。

4.リコーデジタルプロダクツ 経営戦略本部

●セミナー概要
リコーグループのうち、主にリコー製品の開発・生産機能を担うリコーデジタルプロダクツは、社員が参加する事例共有会をオンラインで開催しました。

●課題と効果
発表者(受賞者)からの一方的な事例の共有ではなく、見ている社員も受賞者を称賛することができるインタラクティブな会にしたい、「一体感」をもちたいという課題がありました。

参加者がコメントやリアクションができるオンライン形式で行ったところ、非常に多くのコメント・質問が入り、盛り上がりました。また、社員投票のシーンでは、海外拠点のメンバーもリアルタイムに参加できたため、オンラインでありながら一体感のあるイベントとなりました。

●成功のポイント
予想以上に多くのコメント・質問投稿や、リアクション機能が、イベントを盛り上げる大きなポイントとなりました。さらに参加社員から発表者へとリアルタイムに称賛を贈ることができたことは、大きなメリットでした。

ウェビナー成功事例から見るウェビナー開催のポイント

ウェビナーの成功事例を通じて、さまざまな成功ポイントを知ることができたかと思います。ウェビナーを開催する際には、ぜひ次のポイントを押さえて実施しましょう。

ウェビナーを活用する目的を明確にする

ウェビナーを活用する際には、目的を明確にしましょう。ウェビナーでどのような成果を出したいのか、どのようなメリットが得たいのかによって、配信ツールや内容が変わってきます。

アンケート機能で意見や感想を集める

ウェビナーは、参加者の反応や感想がわかりづらいものです。そのデメリットを埋めるために、ウェビナーのアンケート機能によって意見や感想を集めるのもおすすめです。

双方向のコミュニケーションを図ることで参加者の満足度を高める

参加者の反応がわかりづらく、参加者同士の交流としづらいというデメリットについては、コメントや投票機能などをうまく活用することでカバーできます。双方向のコミュニケーションを図ることで参加者の満足度を高めることができるでしょう。

開催側のインターネット環境を整える

配信通信に左右されるというデメリットは、インターネット環境をしっかりと整えた上で開催することでカバーできます。会場選びの際には、ぜひインターネット環境を重視しましょう。

PDCAを回して高めていく

知識と経験スキルを要するというデメリットを埋めるには、経験を重ねて学んでいくことが大切です。実施したら分析して見直し、改善していくというPDCAを回していきましょう。

まとめ

ウェビナーの開催をお考えの場合には、ぜひ成功事例を参考に、ポイントを押さえて実施するのをおすすめします。

リコーのオンライン・ウェビナーソリューションでは、オンラインイベントの配信に必要な機材の手配からウェビナー/イベント管理プラットフォームの選定や設計、提供、次回イベントに活用できるマーケティングデータ集計・活用方法のアドバイスまで、あらゆるウェビナー成功のためのお手伝いをさせていただくことが可能です。

ぜひこの機会に、サービスページをご覧ください。またご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

コラム執筆者リコージャパンMICE編集部

オンラインイベントの記事を制作している編集部です。
不定期で基礎知識や成功のコツなどオンラインイベントに関する情報を発信していきます。

お役立ち資料

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