企業が注目!インタラクティブホワイトボード(電子黒板)とは?
メリットから効果、活用方法まで解説!

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)とは?

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)とは、ディスプレイとホワイトボードが一体化した製品です。
PCなどの端末と接続し、画面をディスプレイに表示したり、画面に直接書き込みができたりするのが特徴です。
インタラクティブボード、電子ホワイドボード、ミーティングボードなどとも呼ばれています。
また事務所と現場など、離れた拠点間でもリアルタイムに板書の共有が可能な製品もあり、会議の議事録としてPDF化し、メールやクラウドを通じてすぐに共有することもできます。

注目されている背景

近年、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)が注目されている背景として、コロナ禍による非対面コミュニケーションの増加やリモートワーク推進、Web会議の普及などが挙げられます。インタラクティブホワイトボード(電子黒板)はこれらと親和性が高いため、利活用が進んでいます。
さらに、国内では海外拠点などのグローバル化による遠隔コミュニケーションの必要性が増していることも背景といえます。
また企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していることにより、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)はデジタル変革をもたらす一つのツールとしても注目を集めています。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)導入のメリット

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)には様々な機能があり、導入することで次のようなメリットがあります。

会議参加者が一つの画面に集中できる

従来の紙資料を用いた会議では一人ひとりが各自の資料を見ていましたが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は資料をディスプレイに表示できるため、参加者が同じ一つの画面を見ることになります。またWeb会議においても、各自のPC画面ではなくインタラクティブホワイトボード(電子黒板)の大画面を見ることができます。
参加者の目線が上がり、思いついたアイデアや意見を、進行役が画面に直接書き込みながら議論を進めていけるので、新たな意見を出したり、ひらめきやすく、会議が活性化することが期待できます。

遠隔地とリアルタイムで同じ画面を共有できる

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は、画面に映した資料や書いた文字や図を遠隔地にリアルタイムで共有できます。同じ建物でも異なるフロアや、本社と他拠点など離れた場所ともリアルタイムに情報を共有することが可能となります。

そのまま議事録として利用できる

議事録作成の手間を削減できることもメリットです。画面に映し出したり、書いた内容はすべてデータとして保存できるため、一から議事録を起こす必要はありません。議事録作成の手間を削減できます。

書いた内容がそのまま保存して事後共有できる

会議中に画面に書き込んだ内容は、データとして保存することができるため、会議参加者への事後共有が容易になります。また会議に参加しなかったメンバーに共有することもできます。
これにより、会議後の業務が効率化することが期待できるでしょう。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の効果

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を利用することで、次のような効果が期待できます。

会議の発言が活発化することによる生産性向上

会議中、参加者全員がディスプレイに映し出された同じ画面を見ることによって会議の発言が活発化すれば、ディスカッションが進みやすくなり、アイデアも出やすくなるということです。その結果、生産性向上につながるでしょう。

遠隔地との会議が可能になりコミュニケーションが円滑になる

従来、拠点間のコミュニケーションに齟齬があったり、うまく情報共有ができていなかったりしていたケースでは、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を活用することで課題を解決できると考えられます。遠隔地とのコミュニケーションが円滑化するでしょう。

議事録作成の時間・コスト削減

板書の内容をそのまま議事録として利用できることで、議事録作成の手間や時間が減ります。経営視点で見れば、人的コストや時間的コストの削減につながります。

会議資料・議事録のペーパーレス化

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を用いて会議を行えば、会議前に資料を印刷したり、配布したりする手間がなくなります。
PCで作成した資料はそのままインタラクティブホワイトボード(電子黒板)の画面に映しながら会議を行い、会議後に資料をデジタルデータのまま参加者に送信すれば完了します。議事録も含めて、会議のペーパーレス化が実現します。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の活用方法

続いて、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の具体的な活用方法をご紹介します。

離れた拠点との遠隔会議

離れた拠点や取引先などとのWeb会議が普及していますが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は、Web会議の補助ツールとして活用できます。例えば本社と支社、事務所と現場などの離れた拠点間でWeb会議システムとインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を接続すれば、Web会議で双方をカメラで映しながら、リアルタイムに板書の共有も可能になります。

デザインレビュー

デザインを制作し、複数人のレビューを重ねて品質を上げていくビジネスにおいては、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を大いに活用できます。
従来は、レビュアーとデザイナーが資料やデザインを共有しながら、レビュアーが修正箇所を口頭で伝えるといった方法が、対面や電話、メールで行われてきました。
対面は遠隔地同士ではむずかしく、非効率であることから、電話やメールの手段が使われることも多いですが、メールや電話だけでは指摘事項が正しく伝わらなかったり、細かいニュアンスが伝わらなかったりします。
インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を使って資料や図面を映した画面を共有しながら、リアルタイムに双方向で書き込みすれば、指摘事項がその場で正確に伝わりやすくなります。

品質会議

製造業や建設業などでは、現場における製品や建築物の品質を遠隔地からチェックしたり、指示したりすることがよく行われています。
例えば監督者が事務所から建設現場の担当者に指示出しするといった際に、Web会議や電話を導入しているものの、図面や部品の正確な状況が伝わらないなどのコミュニケーションロスが頻発しているケースがあります。
このようなときに、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を用いることで、手書きコミュニケーションができるので、意思疎通が容易になります。

研修

アナログのホワイトボードを利用して社内研修を行うケースは多いですが、講師は表現の幅も限られ、書いたり消したりするのに手間を感じていることもあります。また受講者は後ろの席からではホワイトボードの文字が見づらく、研修の効率が落ちるといった課題もあります。
インタラクティブホワイトボード(電子黒板)なら、講師はPC内の資料を次々と表示しながら、重要なポイントは直接書き込みながら講義ができます。
また受講者のPCのWebブラウザー上に板書画面を表示することができるので、受講者は講義内容を手元でしっかり確認でき、理解度が上がります。

BCP対策

BCPとは「Business Continuity Plan(事業継続計画)」のことで、地震・台風といった自然災害やパンデミックなどのリスクに対し、事業継続のための準備を計画しておく活動全般を指します。
インタラクティブホワイトボード(電子黒板)をBCP対策の一つとして備えておけば、事故や災害発生時に、本社と支社間などでリアルタイムかつ正確な情報共有が実現します。事業継続のための会議も円滑に進むでしょう。

まとめ

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入することにより、以上のような多くのメリットや効果を享受できます。
リコーインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入した企業の中には、今回ご紹介した効果を得ている企業が多く存在します。
RICOH Interactive Whiteboardは、ディスプレイ、ホワイトボード、Web会議をはじめとする遠隔地とのコラボレーションツールとしてなど、お客様のお悩みを解決する様々な活用方法があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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