インタラクティブホワイトボード(電子黒板)導入のメリットとは?
活用事例もご紹介

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)とは?

インタラクティブホワイトボードとは、ディスプレイとホワイトボードが一体化した製品です。ディスプレイにはタッチセンサーが搭載されており、従来のホワイトボードのようにペンで書き込みが可能です。
インタラクティブボード、電子ホワイドボード、ミーティングボードなどとも呼ばれています。
PCなどの端末と接続し、画面をディスプレイに表示したり、画面に直接書き込みができるのが特徴です。
またディスプレイに表示した内容をデータとして保存・共有することもできます。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の役割

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)には、主に次の役割があります。

・ディスプレイとしての役割
資料や映像を映すことで、ディスプレイの役割を果たします。大画面に資料を映せば、会議やワークショップが実施しやすくなります。持ち寄ったパソコンやタブレットの画面をそのまま取り込むことができるので、Web会議の際にディスプレイとして活用することもできます。

・ホワイトボードとしての役割
ディスプレイの画面に直接、専用ペンで文字や図などを手書きで書き込むことが可能です。図形やスタンプなど描画機能も備わる製品もあります。

・Web会議などでのリモートコラボレーションツールとしての役割
ディスプレイに映したり、書き込んだりした内容を、ネットワーク通信し、離れた拠点同士でリアルタイムに共有できる製品もあります。また会議の議事録としてPDF化し、メールやクラウドを通じてすぐに共有することも可能です。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の特長

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の機能には、次のような特長があります。

資料を大画面に映し出して会議・アイデア出しができる

大画面に資料や映像を映し出し、複数人が集まって同じ画面を見ながら、ディスカッションやアイデア出しができます。

直接書いてホワイトボード代わりに使える

大画面に直接マーキングしたり、文字を板書したりしてホワイトボードのような使い方ができるのも、大きな特長です。

遠隔地とも同じ画面を見てコミュニケーションできる

遠隔地とも同じ画面を見てコミュニケーションできるのが特長です。例えば、事務所と現場、本社と支社、本社と店舗で同じ画面を見ながらディスカッションが可能になります。

書き込んだ内容を保存して共有できる

従来のホワイトボードは板書した内容を直接保存することはできませんでした。その点、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)はデータをそのまま保存できるので、共有性に優れています。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)導入のメリット

企業がオフィスや現場、店舗などにインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入することで、次のようなメリットが得られるでしょう。

メンバーが一つの画面を見ることで意見交換の活発化につながる

従来の会議ではメンバーがそれぞれ手元資料や各自のPCに目を向けがちですが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)では一つの大画面にメンバーの視点が集まることで、より意見交換やコミュニケーションが活発化することが期待できます。

議事録作成の手間削減

通常、会議の議事録を作成する際には、会議で使われた資料やホワイトボードに板書された内容などを見ながら手で打ち込むことも多いですが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を用いた会議では、画面に映した内容や板書された内容をデータとして保存できるので、手で打ち込むことなく、スピーディーに議事録を作成できます。議事録作成の手間を大幅に削減できます。

遠隔地との会議が可能になりコミュニケーションが円滑になる

遠隔地とのリモート会議などの際に、画面に書き込んだ内容を遠隔地でも同時に見ることができるので、よりディスカッションが活発になるでしょう。また研修や指導の場では理解が進みやすくなると考えられます。コミュニケーションや相互理解がより円滑に進むメリットがあります。

会議後に板面の掃除が不要

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)なら、従来のホワイトボードのような会議後の板面の掃除が不要であるため、手間の削減につながります。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)導入のデメリット

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入することのデメリットついても確認しておきましょう。

ホワイトボードよりも高価

初期導入コストは、従来のホワイトボードよりも高くなります。インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は数十万円が相場である一方で、一般的なホワイトボードは数千円~数万円ほどが相場です。
従来のホワイトボードにはない、インタラクティブホワイドボード(電子黒板)の「パソコン画面を表示できる共有性や書き込んだ内容が保存できる保存性」を加味して、自社に最適な機能やディスプレイサイズを備える製品を選ぶと良いでしょう。

電源やネットワークなどの環境面の検討が必要

従来のホワイトボードは置くだけで導入が完了しますが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は電源が必要となりますし、ネットワークへ接続することが多いです。そのため、環境を加味して選定し、導入方法も認知しておく必要があります。
サポートが充実している製品提供事業者を選ぶことで、スムーズな導入が可能になるでしょう。

万が一のトラブル時に使用できなくなる

電子機器全般に言えることですが、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)にも故障や不具合が起こり得ます。そのため、会議中に万が一の不具合などのトラブルが発生すると、使用できなくなる恐れがあります。
性能面の不安を払拭しておくためには、信頼のおけるメーカー製のものを選ぶことが大切です。さらに、トラブル時に迅速に対応してくれる製品提供事業者を選んでおくことも肝心といえます。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の導入事例

実際にインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入した企業の事例をご紹介します。

効率的な会議で生産性向上を実現

ある石油関連事業を展開する企業は、従来の会議において準備に時間と手間、コストがかかっていました。また会議中の共有や議事録作成の手間も大きいこともあり、ITを使って会議や打ち合わせを効率化しました。
その一環として、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入したところ、事前に資料を印刷・配布する手間がなくなり、時間とコストを大幅に削減できました。
さらに会議中に大画面へ参加者の視線が集中して共通理解が得やすくなったほか、書き込みながら行うことで、全員参加型の活気ある会議にもつながりました。議事録も会議内容をPDF化し、電子メールで送信することで完結できるようになりました。会議全体が効率化し、生産性向上につながっています。

離れた拠点とのコミュニケーション円滑化

あるプリンター複合機の組込みソフトウェアの設計開発を行っている企業では、関東の研究開発拠点と関西の事業所の2拠点が一丸となって開発を進めていましたが、コミュニケーションロスの課題がありました。
そこでテレビ会議・Web会議システムとインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入したところ、拠点間をつないで効率的な設計開発を実現できるようになりました。
画面には開発中の組込みソフトウェアのフローチャートが映し出され、全員で視覚的に情報共有でき、論点が明確になったことで、時間と質の効率化が図れました。開発のスピードアップにもつながっています。

スムーズな会議内容の記録・共有を実現

ある地方銀行は、ワークスタイル変革の一環として、通常の会議や打ち合わせのペーパーレス化と効率化を実現するツールとして、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)を導入しました。
テレビ会議システムとインタラクティブホワイトボード(電子黒板)をつないで融資の審査を行うことで、スピード化を実現し、出張費などのコスト削減にもつなげました。
また紙資料を用いた打ち合わせの代わりにも活用しており、ディスプレイに書き込んだ内容をそのままファイルサーバーやメールに送信できることから、業務効率向上も実現しました。

まとめ

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は、従来のホワイトボードや紙資料を使う会議とは異なり、会議効率向上や業務効率化、コミュニケーション活性化などのメリットが得られるツールです。
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