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RICOH Smart MES 照明・空調制御システム
お客様事例 社会福祉法人 同胞会 様《福祉施設分野》

福祉施設の照明・空調をクラウドシステムで最適化。
省エネを実現しながら、障がいをもつ利用者様も働くスタッフも、
誰もが快適に過ごせる環境を構築


画像:福祉施設の照明・空調をクラウドシステムで最適化。省エネを実現しながら、障がいをもつ利用者様も働くスタッフも、誰もが快適に過ごせる環境を構築

地域とともに生きる福祉施設として
環境に優しいアプローチで、快適性と利便性を向上


社会福祉法人 同胞会様は、「人間の価値はその能力によらないで存在そのもののなかにある」という理念の下、障がいを持つ方々や高齢者の方に向けて様々な福祉サービスを提供されています。
「同胞会は、その人がその人らしくより幸せに生きてゆけるように、一人ひとりの想いに寄り添い支える存在でありたいと考えています。創設以来、多様なニーズと向き合いながら包括的な事業を展開しており、2020年10月には6つ目の事業所となる『Noa』を開所しました。Noaはデイサービスや生活支援を提供する拠点で、学校帰りの子どもから大人の方まで幅広い方々を対象としています。そんなNoaをご利用される皆様に心地よくお過ごしいただけるように、そしてスタッフの働きやすさも向上させていくために、快適な環境づくりと省エネを両立できるRICOH Smart MES 照明・空調制御システムを導入しました。」(岩谷様)
RICOH Smart MESはセンシング技術とクラウド管理により、照明や空調をエリア単位で自動的に最適化し快適性・利便性を向上させながら環境負荷削減に貢献します。こうした環境配慮、脱炭素社会へのアプローチは、地域社会とともに生きる「地域資源としての福祉事業」を目指す同胞会様のお考えと一致。新しく開所したNoaに相応しいシステムとして導入いただきました。

画像:地域とともに生きる福祉施設として環境に優しいアプローチで、快適性と利便性を向上

社会福祉法人 同胞会
Noa施設長
岩谷 美穂 様

活動スペースから医療的ケアを行う部屋まで
特性に合わせて照明を調整


地上3階建のNoaには、プログラム活動を行うスペースや食堂、事務所のほか医療的ケアを行う専門性の高い部屋もあり、それぞれの部屋に最適な環境をクラウド上から設定しています。
「部屋の用途によって使用する照明器具や明るさを変えています。例えば、光や音楽、香りなどの感覚を刺激する『スヌーズレンルーム』の調光率は5%に設定しています。様々な器具が必要なスヌーズレンルームは同胞会の他の拠点にはなく、新設するNoaにはぜひ設けたいと思っていた部屋です。小さなライトを集合させた照明から、柔らかな光を壁や天井へ投影。光の動きを楽しんだり水にキラキラと反射する様子を体感していただけるようにしています。」(岩谷様)

画像:活動スペースから医療的ケアを行う部屋まで 特性に合わせて照明を調整

スヌーズレンルーム

照明・空調の最適化により省エネを実現
スタッフの時間管理に対する意識も向上


部屋によって用途も人が出入りする頻度も異なる中、RICOH Smart MESが空調や照明をトータルに制御し消費電力を最適化。快適さを保ちながら省エネを実現しています。
人感センサーで在不在を検知して空調をコントロール。照明は、開所時間前は控えめに、利用者様の滞在時間中は自然な明るさをキープし、スタッフの終業時刻に合わせて消灯。エリア単位でスケジュール化して運用しています。さらに、人感センサーで入退室に合わせたオン・オフを行うことでエネルギーの無駄を徹底的に省いています。
「照明のスケジュール化は省エネ効果だけではなく、スタッフの意識にも良い影響を与えていると思います。終業時刻になると自動的に暗くなるので、その時間までに業務を終えられるよう一人ひとりの時間管理に対する意識が高まってきているように感じます。」(岩谷様)

太陽のリズムを照明で再現し、
より快適な空間へ


太陽のリズムと人間の生体リズムは密接に関係しており、室内でも自然光に近い明るさ、色味、時間による変化を感じられるようにすることが生体リズムの調整につながると言われています。RICOH Smart MESは、朝はさわやかな昼白色、夕方に向かうにつれて調光率を下げ温かみのある色に変化させるといった細かなニュアンスまで設定できます。
「今後は、太陽のリズムに合わせた調光調色も取り入れていきたいですね。クラウドに保管される消費電力のデータやスタッフの意見も取り入れながら、より快適で環境にも優しい空間を構築していけたらと思っています。」(岩谷様)

誰一人取り残さない社会を目指して
「産官学福」の連携によりSDGsを推進


同胞会様は、一人ひとりに寄り添うサービスの提供や環境への取り組みを拠点内はもちろん、社会全体へ浸透させていくことを目指されています。その想いから、持続可能な未来に向けて国連で採択された世界共通の目標SDGs*1にも賛同。業界の枠を超えて様々な機関、企業、団体が連携する京都超SDGsコンソーシアム*2への参加も検討されているそうです。「産官学福」の連携により、障がい者も高齢者も、子どもも大人も誰一人取り残さない社会の実現へ。同胞会様の想いと取り組みは、地域社会全体へと広がっていきます。

  • *1SDGs:Sustainable Development Goals。国連サミット(2015年)で採択された持続可能な開発目標。
  • *2京都市をフィールドに産学公が連携。SDGsの社会実装を目標とする取り組み。

画像:2F どんぐり

2F どんぐり

画像:3F ブルー

3F ブルー

画像:3F 機能訓練室

3F 機能訓練室

お客様のプロフィール


社会福祉法人 同胞会

1976年に京都府宇治市の要請を受け民間第一号として同胞保育園を宇治市大久保町に創設。
1990年には知的障がい者通所授産施設「どうほうの家」を宇治市内に開所。現在6つの拠点で子どもから高齢者に向けた様々な福祉事業を展開。
導入拠点:Noa/京都府宇治市伊勢田/2020年10月竣工/地上3階建、延べ面積967.30㎡/障がいをもつ児童、中学生・高校生を対象とする放課後等デイサービス、生活介護などを提供。

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