2023.04.10
新電元スリーイー株式会社は1962年(昭和37年)に設立。高度情報化社会を実現する通信インフラを支える通信機器用電源装置・監視装置、電気自動車用充電器等の製品を世の中へ送り出しています。これらは新電元グループで長年培ってきたパワー半導体技術、回路技術、制御技術、実装技術といったキーテクノロジーを駆使した、高効率・高信頼性・環境負荷を考慮した製品となっています。
手書き作業の削減やペーパーレスを進める中で、2021年にRICOH らくらくKAIZENサービスを導入。スマートフォンを活用した紙帳票のデジタル化や、現場の情報のリアルタイムな共有を進めています。
RICOH らくらくKAIZENサービスを使う事で現場の情報をリアルタイムに共有できるようになりました。情報が投稿された時には通知が来ますので、関係者はすぐに情報を確認できます。またテキスト情報だけでなく画像で確認ができるので、現場の正確な情報を共有できるようになりました。
会社の方針として、手書き作業の削減やペーパーレス化、生産履歴の電子化などの取り組みを強化していました。工程管理システムなど生産計画に紐づいて展開するような大きなシステムだけでなく、もっと簡単に導入できて電子化を進められるものを探していました。そのような時にリコーからスマートデバイスを活用したペーパーレスの取り組みについてのご紹介があり、この商品を知りました。
最初に紹介された時は、現場の情報共有が進みそうという印象を持ちました。ペーパーレスはもちろんですが、人が伝達している情報の可視化をどうやっていくかが課題の一つでもありました。このサービスを知ったときに、現場目線で使えるコミュニケーションツールとして活用できそうだと感じました。
今後のDX化の流れを考えると、クラウドを活用した情報共有は必要になってくるという事は感じていました。そこで簡単に始められてすぐに効果が体験できそうという事で、トライアルでの検証を始めました。また、リコーの生産拠点で実際に使われているソリューションである事や、リコーとは製造のものづくり目線で相談することができ、製造業の我々も安心して使えると感じたのが導入のポイントでした。
新電元スリーイー株式会社
総務部 総務課
安藤 誠 様
RICOH らくらくKAIZENサービスは、テンプレートの作成が簡単にできるので、様々な業務で活用できると感じています。例えば5S巡視、アルコールチェック、試作品組み立て時の問題点の共有で活用しています。試作品の組み立て時は、生産技術のメンバーも入って問題点の抽出や治具の検討などを行います。今までは、試作品の段階で抽出した問題点はホワイトボードに記載したり、メモを取ったりして共有をしていました。
RICOH らくらくKAIZENサービス利用後は、問題や抽出事項をその場で入力し、リアルタイムに共有できるようになりました。情報が投稿された時には通知が来ますので、関係者は投稿内容をすぐに確認ができます。投稿内容を確認後必要に応じて現場に向かいヒアリングするようになったので、現場に張り付くということはなくなりました。また情報を画像で残せるようになったので、現場に行かなくても判断できるようにもなりました。
トライアルで利用していた時は、現場の方からでスマートフォンを使って入力する内容が多すぎて使いづらいという声もありました。テンプレートの設定ではテキストの項目を多く設定していたのですが、設定を見直して選択肢を活用してワンタッチで入力できるように改善を行いました。今では現場で入力される方も今までの紙に記載していたのと比較し、やりやすくなったと好評です。テンプレートも現場の方が入力しやすい形に進化させながら運用をしています。
新電元スリーイー株式会社
生産部 生産技術課
村野 晃弘 様
RICOH らくらくKAIZENサービス導入後の5S巡視では、スマートフォンを使ってその場で写真撮影し診断内容を投稿できるので、事務所に戻ってからデジカメ写真の取り込みやメモ内容を課題シートへ転記する作業が不要となりました。時間にすると、指摘1件あたりの所要時間は従来の5.45分から2.23分に短縮できました。2022年1月は指摘が296件でしたので、所要時間は26.9hから11.0hに短縮され、約59%の作業時間削減を実現しました。
5S巡視では、今まではどちらかというとネガティブな指摘が多かったかもしれません。RICOH らくらくKAIZENサービスを活用すると、写真を撮って簡単に投稿できるので、良い取り組みの事例も投稿して共有するようになりました。実践していない部署はそれを見習うという雰囲気になってきていると感じています。
新電元スリーイー株式会社
総務部 総務課
情報システム係
木村 雄太 様
導入当初はネットワーク環境が整備されていない場所もあったので、5S巡視時に場所によって投稿できない問題もありました。このような問題については、リコーに機能要望として相談をしました。その結果オフラインでも投稿できるような機能拡張をして頂き、運用できるようになりました。
RICOH らくらくKAIZENサービスの良い所は、要望したことが毎月のように行われるバージョンアップにより機能拡張される所です。要望した機能が提供されると使いがいがあります。問題があっても相談に乗ってくれて対応してくれるかもしれない。いろんなことを試そうという意欲にもつながっています。
新電元スリーイー株式会社
生産部 実装係
太田 貴史 様
今後の展開として設備の日常点検や工程内不良の管理での活用を検討しています。設備の日常点検では、点検者は始業前に点検を実施し、確認者は点検結果を確認してハンコを押しています。この作業をRICOH らくらくKAIZENサービスを活用して、スマートフォンで点検を実施し、承認フローを回す事を検討しています。実施記録をPDFに電子化して保管する作業が削減されるのと、何かあったときに記録をすぐに検索できるようになる効果があると考えています。
RICOH らくらくKAIZENサービスは、情報システム部門が展開するだけでなく、現場の方が自分たちでテンプレートを作成して、利用をしています。このように現場の方が主導で利用できるツールは属人化するシステムとは違い、展開がしやすいと感じています。元々製造部門や情報システム部門、総務部門など各部門間の風通しがよいという事もありますが、RICOH らくらくKAIZENサービスを活用することで部門間の情報共有がさらに進みました。各部門間の風通しがよい事はDXを進めるうえでのポイントだと思います。
※ 本ページに掲載されている情報は、2023年2月現在のものです。
※ 本ページに記載の会社名および製品名・ロゴマークは、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
企業情報
お客様名称
新電元スリーイー株式会社 様
本社工場所在地
埼玉県飯能市芦苅場3番地1
連結従業員数
248名(2022年4月1日現在)
主要製品
新電元グループにおける、環境・エネルギー製品
関連情報
マルハニチロ株式会社 様
本社から支社・工場・研究所へ、Web社内報をリコーデジタルサイネージで遠隔配信。InstagramやWebページとも連携させ、手間なくタイムリーに幅広いコンテンツを展開。
2024.12.12
ケイ・エス・ケイ協同組合 様
事務業務の効率化に向けて複合機を導入。紙の書類申請が必須の業務でもペーパーレス化を推進。
2024.12.04
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2024.11.15
リコージャパン株式会社 晴海トリトン事業所(社内実践事例)
RICOH Smart Huddleをリコージャパン社内で実践 自由に選べるワークスタイルとFace to Faceの一体感を、リアルでもリモートでも
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扶桑工機株式会社 様
リコージャパンの実践事例を参考にSDGsへの取り組みを推進
2024.10.31
株式会社みずほ銀行 外為事務第二部 様
メガバンクの外為事務にRICOH Portable Monitorを導入。
‟紙が当たり前”の外為事務のペーパーレス化に貢献。
2024.09.30
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