お客様導入事例 フジッコ株式会社 様 外国籍の従業員も働く食品工場へ、リコーデジタルサイネージを導入。音声付きの多言語コンテンツで、情報認知度が大幅にアップ。

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ロビー

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生産ラインへ続く従業員通路

目次

  1. 概要
  2. 課題と効果
  3. 選定のポイント
  4. 導入の背景と効果
  5. お客様プロフィールと導入ソリューション

概要

フジッコ株式会社 鳴尾工場様は、フジッコグループの主力工場として、佃煮をはじめお惣菜や大豆由来の植物性ヨーグルトなど幅広い商品を生産されています。生産量、工場の広さ、従業員数ともグループトップクラスを誇り、総敷地面積は阪神甲子園球場のグラウンドの広さに匹敵する約14,000㎡、従業員数は約280名に上り、ベトナム、バングラデシュ、インドネシアなど外国籍の従業員も多く活躍されています。
安心・安全で美味しい商品を生産していく上で、従業員への情報周知は不可欠です。鳴尾工場様では、外国籍の従業員も含めて従業員一人ひとりに確実に情報を浸透させていくために、リコーデジタルサイネージを活用されています。
従業員通路やクリーンルームなど、従業員の動線上に8台のリコーデジタルサイネージを設置。動画や音声を用いたインパクトのあるコンテンツを、多言語で展開されています。特に、日本語・英語・ベトナム語の音声を付けたコンテンツは効果が大きく、従業員の情報認知度が大幅にアップ。安全意識の向上や提出物の回収率の改善、さらに、従業員エンゲージメントの強化を実現されています。

課題と効果

【導入前の課題】

  • 勤務はシフト制のため、全員が集まって情報共有できる機会が少ない。

  • 外国籍の従業員に、分かりやすく情報を伝える方法を探していた。

  • ポスター類を掲示できるスペースは限られており、紙媒体だけでは情報浸透に限界があった。

【導入後の効果】

  • 従業員が日常業務の動線上で、多様な情報にアクセスできる。

  • 動画や音声付きのコンテンツを多言語で展開し、外国籍の従業員にも分かりやすく情報を伝えられるようになった。

  • 多様なコンテンツを繰り返し配信することで、従業員の情報認知度が大幅に向上している。

選定のポイント

  • 効果的な活用方法を含む、具体的な提案があった。

  • クラウド型なので、自席から広い工場内の各所へコンテンツを遠隔配信できる。

  • アフターサポートが充実している。

導入の背景と効果

鳴尾工場の概要を教えてください。

フジッコ株式会社
鳴尾工場
製造課
製造課長
作畠 賢志 様

鳴尾工場では、フジッコの主力商品である佃煮に加え、野菜を豊富に使ったおかずシリーズや、大豆由来の植物性ヨーグルト製品を中心に生産しています。工場の総敷地面積は阪神甲子園球場のグラウンドの広さに匹敵する約14,000㎡、従業員数は約280名に上り、ベトナム、バングラデシュ、インドネシアなど外国籍の従業員も多く働いています。

なぜデジタルサイネージに興味を持たれたのでしょうか?

工場は24時間稼働しており勤務はシフト制となっているため、全従業員が集って情報共有をする機会はほとんどありません。また、シフト毎に朝礼で集まり情報伝達をする機会はあるのですが、外国籍の従業員に対しては、別途、翻訳した資料を配布する必要もあります。
従業員に伝えたい情報はたくさんある一方、ポスター類を掲示できるスペースは限られており、外国籍の従業員も含めて工場で働く全員に、もっと分かりやすく確実に情報を届けたいという思いからデジタルサイネージに興味を持ちました。

リコーデジタルサイネージを採用した決め手を教えてください。

最初のきっかけは、リコーのホームページです。デジタルサイネージを活用するには、何を用意してどう扱えば良いのか、不安な点も多かった中、リコーのホームページには製品の特長や活用例が分かりやすく掲載されており、とても参考になりました。
ホームページから問い合わせたところ、すぐにリコージャパンとリコーの販売店である桜商会から連絡があり、このスピード感も良かったところですね。詳しい提案書をいただき、具体的な活用方法までイメージできたことが採用の決め手となりました。
広い工場で活用する上で、特にメリットを感じたのはクラウド型である点です。自席から工場内の各所へ遠隔配信できますし、将来的には、鳴尾工場内に留まらず、本社や他拠点とコンテンツを共有する機能もぜひ活用してみたいと思いました。

リコーデジタルサイネージを設置している場所について教えてください。

どの生産ラインで働く従業員にも情報を届けられるように、生産ラインごとに従業員が必ず通る場所を検討し、従業員の動線に沿って全8台を設置しています。
うち1台は、クリーンルームの前室に設置しています。毛髪ローラー40秒、手洗い30秒といった規定に沿って必ず足を止める場となりますので、この時間を活用してコンテンツを見てもらえるようにしています。

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生産ラインへ続く従業員通路

どのように運営されているのですか?

製造部門によって配信したい内容は異なりますので、佃煮、おかず、ヨーグルトなど、各製造部門がそれぞれの生産ラインの近くにあるデジタルサイネージを管理する体制にしています。
製造部門ごとにリコーデジタルサイネージの担当者を任命。担当者が中心となって、各製造部門がコンテンツの作成から配信まで行っています。
その他、品質管理部門や総務部門にもコンテンツ作成に協力してもらい、全従業員向けのコンテンツを含む幅広い情報を配信できるようにしています。

複数の部門に協力してもらうのは大変ではなかったですか?

従業員にもっと情報を届けたい、より効果的に情報配信がしたい、という気持ちは、部門を問わず共通していたので、リコーデジタルサイネージの運用について協力を呼び掛けた時には、みんな快く賛同してくれました。リコーデジタルサイネージなら、多言語のコンテンツも動画や音声付きのコンテンツも手軽に配信できることに魅力を感じてくれたのだと思います。
実際に活用していく中で、部門間で協力し合うことも多いです。例えば、他部門が配信しているコンテンツで良いものがあれば、自分の部門でもアレンジして活用してみるなど、部門を超えて協力し合うことがより良いコンテンツ作りにつながっています。

コンテンツ例を教えてください。

【製造部門】

  • 生産工程における注意点

  • 原材料変更のお知らせ

  • 食品衛生への意識向上

  • 無災害記録表

など

【全部門共通のコンテンツ】

  • 新入社員の紹介

  • 歩きスマホ禁止

  • 検便のお知らせ

  • 工場見学予定

  • 鳴尾工場の業績

など

【デイリーコンテンツ】

  • ニュース

  • 天気予報

  • 星占い

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動画で手順を説明(日本語・ベトナム語・英語を併記)

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検便のお知らせ(ベトナム語版)

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歩きスマホ禁止のコンテンツ。

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日本語・英語・ベトナム語の音声とともに配信

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工場見学予定

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無災害記録表

コンテンツ作りで工夫されていることはありますか?

外国籍の従業員も含めて全従業員に情報が浸透するように、分かりやすさとインパクトを持たせることですね。ひと目で分かるイラストを用いたり、動画や音声を用いることでインパクトを演出しています。多言語への翻訳や音声の読み上げは、インターネット上にある無料のサービスを使っているので、英語・ベトナム語のコンテンツも手軽に作成できています。

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外国籍の従業員にも、歩きスマホの危険性がひと目で伝わるイラスト

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音声は、日本語・英語・ベトナム語で展開

また、従業員の注目を集めるという点では、同じ情報でも定期的にコンテンツをブラッシュアップしていくことがポイントだと思っています。例えば歩きスマホ禁止のコンテンツは、イラストや音声のトーンを変えて第一弾、第二弾と配信していくことで、常に新鮮な印象で見てもらえるようにしています。

導入効果を教えてください。

国籍を問わず従業員一人ひとりに分かりやすく、インパクトのある形で情報を伝えられるようになった結果、「知らない」「聞いていない」という声が大幅に減少しました。これは、多言語で音声を流している効果が大きいですね。素通りしそうになっても、音声をきっかけに足を止めてコンテンツを見てくれるようです。
カウントダウンが可能なテンプレートも、効果的なコンテンツ作りにとても役立っています。提出物の締切日まで「あと〇日〇時間〇秒」とカウントされるので、自然と従業員の意識が高まり提出率が大きく改善されました。

従業員エンゲージメントの向上にもつながっているそうですね。

先日、従業員から工場内の改善につながる非常に良いアイデアが届き、アイデアを寄せてくれた感謝の気持ちとともにリコーデジタルサイネージで紹介しました。
私がこのコンテンツを配信したのは、単にアイデアを共有したいというだけではなく、会社が従業員の声を真摯に受け留めていること、そして、何か気付きやアイデアがあればぜひ教えてほしいという、会社の姿勢を従業員に伝えたかったからです。今回のように、従業員に対する会社の思いや姿勢を、リコーデジタルサイネージで繰り返し配信していくことが、従業員エンゲージメントのさらなる向上につながっていくと考えています。

今後の活用についてお聞かせください。

鳴尾工場でのリコーデジタルサイネージの活用やその効果について、他の拠点も高い関心を持っているようです。先日も、他拠点の工場長より、リコーデジタルサイネージについて教えてほしいと連絡がありました。
従業員への情報浸透は、鳴尾工場に限らず全社共通のテーマだと思っています。今後は、本社や他拠点ともコンテンツを共有し、会社全体で情報共有やコミュニケーションを盛り上げていけたらいいですね。

お客様写真
写真左:フジッコ株式会社 鳴尾工場 製造課 製造課長 作畠 賢志 様
写真右:株式会社桜商会 営業部 オフィスサービス担当部長 才ノ元 重徳 様

お客様プロフィールと導入ソリューション

企業情報

お客様名称

フジッコ株式会社 鳴尾工場

URL 企業・IR|フジッコ株式会社
所在地 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目22番5
事業内容 フジッコグループの主力工場。佃煮、包装惣菜、大豆由来の植物性ヨーグルトのほか、グループ会社 フジッコNEWデリカ株式会社の日配惣菜の生産も行う。
従業員数 鳴尾工場 約280名(2024年4月現在)
フジッコグループ 2,398名(2023年3月現在)

導入製品

■製品構成:
リコーデジタルサイネージクラウドサービス
及びRICOH Digital Signage Type2
8台

RICOH Digital Signage Type2
  • 本Webページ記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
  • 本ページに掲載されている情報は、2024年4月現在のものです。

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