ドライブレコーダーとは、車両に搭載し、運転中の映像や音声を記録する装置です。主にフロントガラスやダッシュボードに設置され、走行中の状況を常時録画します。事故やトラブル発生時に、客観的な証拠として活用でき、運転者の安全意識向上やリスク管理に寄与します。近年では、前後2カメラや360度撮影、駐車監視機能など、多彩な機能を備えた製品が登場し、企業の車両管理においても重要性が高まっています。
ドライブレコーダーは、事故発生時の客観的な証拠を記録し、責任の所在を明確にするために重要です。映像があることで、事故処理の迅速化や保険金請求の際のトラブル回避につながります。また、あおり運転や危険運転の抑止にも効果があり、企業の車両管理においては運転者の安全意識向上やコンプライアンス遵守を促進します。近年では、駐車中の監視機能を備えたモデルも増え、当て逃げや盗難対策としても有効性が高まっています。
ドライブレコーダーの導入により、トラブル回避や運転者の安全意識向上などのメリットを享受できます。以下に主要なメリットを4つ挙げ、それぞれ解説します。
最新のドライブレコーダーは、高解像度カメラを搭載し、昼夜を問わず鮮明な映像を記録できます。これにより、事故発生時のナンバープレートや信号の状況を正確に確認でき、証拠能力が向上します。
前後2カメラや360度カメラを搭載したモデルでは、車両周辺の広範囲を記録可能です。これにより、後方からの追突や側面からの接触事故、駐車中の当て逃げなど、さまざまなシーンの映像を確保できます。
衝撃検知や動体検知機能を備えたモデルでは、駐車中の車両に異常があった際、自動で録画が開始されます。バッテリー駆動や外部電源接続により、長時間監視が可能な機種もあり、駐車場でのトラブル防止に役立ちます。
ドライブレコーダーを導入することで、事故の際に明確な証拠を提示でき、企業の法的リスクを軽減できます。また、運転の可視化により従業員の安全運転意識が向上し、事故件数の減少や保険料の抑制につながります。さらに、あおり運転などの危険行為を未然に防ぐことで、ドライバーのストレスを軽減し、快適な運転環境を提供できます。駐車監視機能を活用すれば、当て逃げや車両盗難のリスクを最小限に抑え、企業の資産管理強化にも貢献します。
ドライブレコーダーの主な機能をご紹介します。
フルHDや4K対応のカメラを搭載したドライブレコーダーは、ナンバープレートや信号の色などを鮮明に記録できます。夜間撮影に特化したモデルでは、暗所でもクリアな映像を確保でき、事故発生時の証拠として有効です。
一般的なフロントカメラに加え、リアカメラや360度撮影対応のモデルもあります。これにより、前方だけでなく後方からの追突や側面からの接触事故も記録でき、より広範囲の状況を把握可能です。
Gセンサー(加速度センサー)が搭載されているモデルでは、衝撃を検知すると自動で録画を開始し、映像を保護します。事故や急ブレーキ時の映像が上書きされることなく保存され、確実に証拠を残せます。
駐車中に車両へ衝撃が加わると自動録画を開始する機能です。一部のモデルでは、動体検知機能を備え、不審者が車両に近づいた際にも録画が可能です。バッテリー駆動や外部電源接続に対応したモデルなら、長時間監視ができます。
GPSを搭載したドライブレコーダーは、走行ルートや速度を記録できます。事故時の位置情報を正確に把握できるほか、企業の車両管理においても運行状況の記録や安全運転指導に活用可能です。
危険な車間距離や急加速・急ブレーキなどを検知し、ドライバーに音声で警告する機能です。運転中の注意喚起を行うことで、安全運転を促進し、事故リスクの低減につながります。
ドライブレコーダーは用途に応じた効果を発揮します。以下に主な利用シーンをご紹介します。
企業が保有する社用車や営業車にドライブレコーダーを搭載することで、運転者の安全運転を促し、事故のリスクを低減できます。また、事故発生時には、客観的な証拠を提供することができ、保険請求や法的手続きをスムーズに進めることができます。
駐車監視機能を活用することで、駐車中の車両の安全も守れます。駐車場での当て逃げや車上荒らし、急な衝撃などがあった際には、自動的に録画が開始され、映像証拠として活用することが可能です。
企業の複数の車両(フリート)を管理する際、ドライブレコーダーを活用することで、運転状況の監視や運行データの収集が可能となり、事故防止だけでなく、運行効率の向上やドライバーの行動改善に繋がります。
配送業務に従事する車両には、ドライブレコーダーを導入することで、運転中の安全確認ができます。ドライバーの運転行動を記録することで、効率的な運行管理が可能となり、事故や遅延のリスクを減少させることができます。また、万が一の事故発生時には、証拠映像として迅速な対応が可能です。
リコージャパンでは、運行管理システムと合わせて使う通信型ドライブレコーダーや、耐久性にも優れた業務用ドライブレコーダーなど、法人向けのドライブレコーダーを数多く取り扱っています。また、多くのパートナー企業様との連携により、メーカーにとらわれず、様々な業種・業務のお客様へ最適なご提案が可能です。
※取り扱いメーカー 一覧
株式会社青木製作所 / 株式会社エフ・アール・シー / 株式会社エムモビリティ / 株式会社コムテック / セルスター工業株式会社 / 株式会社デンソー / 株式会社ドライブ・カメラ / 矢崎エナジーシステム株式会社
全国各地に、約8,000名のセールス、約4,600名のカスタマーエンジニア、約1,300名のシステムエンジニア、約1,000名のコンタクトセンタースタッフを配置し、大企業から地域の中小企業まで幅広くサポートしています。
これまでに多様な業種のお客様をご支援してきた経験を活かし、それぞれの現場に応じた最適な解決策をご提供します。
ドライブレコーダーの導入をご検討の際は、ぜひリコージャパンにお任せください。
遡ること1977年、リコーが提唱したOA(オフィスオートメーション)。そこには「機械にできることは機械に任せ、人はより創造的な仕事をするべきだ」という想いが込められていました。人間にしかできない創造的な仕事を通して、生み出される付加価値を増幅することに、はたらく歓びがあるのだという考え方です。
リコーの使命は、“はたらく”に寄り添い、変革を起こし続けること。 その先に見据える未来は、人ならではの創造力が発揮され、働きがいと経済成長が両立する持続可能な社会。
そんな想いが、2023年に新たに制定した使命と目指す姿「“はたらく”に歓びを」に込められています。
ドライブレコーダーに関するお問い合わせはこちらから受け付けています。