現場改善が包摂する意味は広く、製造現場、間接部門、営業部門それぞれで行われる業務改善も現場改善に含まれます。いずれにせよ、現場改善は会社の利益向上に直結している活動だといえるでしょう。あらゆる部門に有効な改善手法の一つに、有名な5Sがあります。5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」を指し、職場環境の整備の基本ともされています。製造現場においては動作の改善である5Sのほか、プロセスの改善も不可欠です。業務を遂行するにあたっての流れや手順であるプロセスを見直し、改善することで、生産性向上とコスト削減を実現することができます。
遡ること1977年、リコーが提唱したOA(オフィスオートメーション)。そこには「機械にできることは機械に任せ、人はより創造的な仕事をするべきだ」という想いが込められていました。人間にしかできない創造的な仕事を通して、生み出される付加価値を増幅することに、はたらく歓びがあるのだという考え方です。
リコーの使命は、“はたらく”に寄り添い、変革を起こし続けること。 その先に見据える未来は、人ならではの創造力が発揮され、働きがいと経済成長が両立する持続可能な社会。
そんな想いが、2023年に新たに制定した使命と目指す姿「“はたらく”に歓びを」に込められています。